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2018-10-29 00:46:49

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診療マル秘裏話   号外Vol.1055 平成29年12月25日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
 
目次

1)抗菌薬でも熱が下がりにくいPFAPA症候群
2)エイズの流行は収束なし。子供たちの命を脅かす

 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 抗菌薬でも熱が下がりにくいPFAPA症候群

 
 
 
 
 
子供は風邪を引くと、扁桃腺
が腫れて熱を出しやすい。しか
し、学校生活に影響が及ぶほど
周期的に高熱が出て病院で処方
される抗菌薬でも熱が下がりに
くい場合には「PFAPA症候
群」の恐れがあります。 国立
成育医療研究センター(東京都
世田谷区)感覚器・形態外科部
耳鼻咽喉科の守本倫子医長に聞
きました。PFAPA症候群は、
子供の扁桃腺炎に関連する病気
として近年注目されている周期
的発熱のことです。比較的新し
い病気の概念で、この病気が知
られる以前は、抗菌薬が効きに
くい扁桃腺炎と診断されていた
可能性があります。まだ分かっ
ていないことも多いのですが「
免疫の反応が未熟だったり破綻
したりすることで起こる自己炎
症疾患の一つとも考えられてい
ます」と守本医長は言っていま
す。症状は扁桃に、白い膿栓(
のうせん)が付着したり、口内
炎ができたりし、1~2カ月の
間隔で周期的に40度近い発熱
が4~5日間続くのが特徴です。
体の節々の痛みもあり、起き上
がることが困難なケースもある
ということです。「扁桃腺炎で
は、抗菌薬が効くのに対して、
PFAPA症候群では効果があ
まり期待できません。ところが、
ステロイドを服用すると、わず
か2時間で熱が下がります」。
ステロイドには強い抗炎症作用
と免疫抑制作用があることから、
PFAPA症候群は、自己炎症
疾患だと考えられています。し
かし、発熱の度にステロイドを
服用していると、だんだん発熱
周期が短くなってしまう恐れが
あります。「最も効果的なのは、
1週間程度入院して扁桃を摘出
してしまうことですが、どうし
て治るのかはまだ分かっていま
せん」と守本医長は言っていま
す。PFAPA症候群は、熱が
下がれば日常生活に支障はなく、
10歳頃までに自然に治ることが
多いそうです。しかし、周期的
に発熱を繰り返すことで幼稚園
や学校を頻繁に休み、そのたび
に親が仕事を休む等、家庭生活
に与える影響は大きいとされて
います。「薬で発熱を抑える事
はできますが、何度も繰り返す
中で、お子さんにこれ以上つら
い思いをさせたくないと、扁桃
の摘出を考える親御さんも少な
くありません」PFAPA症候
群は、子供の扁桃病巣疾患で最
も多いと言われていますが、大
人にはない病気なので、「受診
する際は、耳鼻咽喉科よりも小
児専門病院の耳鼻咽喉科か、小
児科で相談するのがよいでしょ
う」と、守本医長は、アドバイ
スしています。

扁桃腺炎について解説している

動画です。

 
 


 
 
師匠にお願いするのに支障は、
ない。笑

 
 
 
 
 
 
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2】 エイズの流行は収束なし。子供たちの命を脅かす

 
 
 
 
 
 
国連児童基金(ユニセフ)は
12月1日、2016年にエイズ関連
で死亡した14歳未満の子どもは
世界中で約12万人に上り、1時
間に18人のペースで新たにエイ
ズウイルス(HIV )に感染して
いたと発表しました。

12月1日は「世界エイズデー」
です。ユニセフは、「エイズの
流行は終わっていない。今も子
どもたちの命を脅かしている」
と警鐘を鳴らしています。

ユニセフによると、母子感染
予防で進展がみられ、00年以降、
約200 万人の新規感染防止がで
きました。その一方、HIV 感染
の可能性がある新生児のうち生
後2カ月以内に検査を受けたの
は約43%にとどまるなど、子ど
もへの検査や、治療が遅れてい
ます。

エイズの最新情報について解説し

ている動画です。

 
 


 
 
軽傷で済んだのは組織の警告
だと警鐘を鳴らす。笑

 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
確かに小児で40℃の発熱が続
くのに、抗生物質が奏功しない
症例を診察したことがあります。
扁桃腺が腫れていれば、PFA
PA症候群を考えますが、扁桃
腺の腫れがない、あるいは少な
い場合で、咳嗽がひどい場合は、
マクロライド耐性のマイコプラ
ズマ肺炎やクラミジア肺炎など
の細胞内寄生体の肺炎を考慮す
べきであると考えます。マクロ
ライド有効の場合は、百日咳も
鑑別診断に入れたいと思います。
百日咳の場合は、ニューキノロ
ン系の抗生物質が効かず、ある
いは、効きが悪くマクロライド
系の抗生物質に反応します。
国連児童基金(ユニセフ)は
12月1日、2016年にエイズ関連
で死亡した14歳未満の子どもは
世界中で約12万人に上り、1時
間に18人のペースで新たにエイ
ズウイルス(HIV )に感染して
いたと発表したのは本当に残念
なことです。エイズが、性行為
感染症の一種であることは間違
いありませんから、性行為を通
しての予防措置は、比較的とり
やすいと思いますが、母子感染
予防は、難しいと思われます。
HIV 感染の可能性がある新生児
のうち生後2カ月以内に検査を
受けたのは約43%にとどまる等、
子どもへの検査や、治療が遅れ
ている現状から早急に改善する
必要があります。

艦船内での感染症は、盲点で
した。笑

 
 
 
 
 
 
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