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2018-09-25 00:48:58

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診療マル秘裏話   号外Vol.1026  平成29年11月21日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
 
 
目次

1)急性白血病に2種類化合物投与で治療効果上昇
2)禁煙を支援するスマートフォン用アプリの治験

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
1】 急性白血病に2種類化合物投与で治療効果上昇

 
 
 
 
 
 
 
理化学研究所等の研究チーム
は、再発率が高く完治が難しい
急性骨髄性白血病で、2種類の
化合物を投与すると治療効果が
高まる事をマウスを使った実験
で確認したと発表しました。

研究チームは2年以内の臨床
研究を目指すということです。
論文が、米医学誌に掲載されま
した。

急性骨髄性白血病は、慢性骨
髄性白血病と比べ、発病の原因
となる遺伝子などの異常が多岐
にわたるため、現状では、根治
治療が難しいことが知られてい
ます。

理研の石川文彦グループディ
レクター(血液学)らは、患者
さんの白血病細胞を分析し、白
血病細胞を発生させたり、薬の
働きを邪魔したりする2種類の
遺伝子を特定しました。人間の
白血病を再現させたマウスに、
これらの遺伝子の働きを抑える
2種類の化合物を組み合わせて
与えると、約8割のマウスで白
血病細胞が死滅しました。1種
類だけの投与だと、白血病細胞
がなくなったマウスは25%に
とどまりました。マウスの免疫
細胞などに副作用はなかったと
いうことです。

最新の白血病治療のCAR-T療法

について解説している動画です。

 
 


 
 
滝廉太郎が作曲した曲は多岐
にわたる。笑

 
 
 
 
 
 
 
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2】 禁煙を支援するスマートフォン用アプリの治験

 
 
 
 
 
 
 
禁煙を支援するスマートフォ
ン用アプリを使った、ニコチン
依存症治療の治験(臨床試験)
を、ベンチャー企業「キュア・
アップ」(東京)が、慶応大学
病院(同)やさいたま市立病院
などと始めました。

患者さんが自宅などで禁煙に
取り組む間、継続のための助言
を医師に代わってアプリで行い
ます。2年後の製品化と、保険
適用を目指しています。

禁煙治療は、たばこをやめた
い人が外来で診察を受け、吸え
ないでイライラする症状を和ら
げる薬などを使います。しかし、
通院は2~4週間隔のため、た
ばこを見たり飲酒したりした際
に吸いたくなり、禁煙に失敗す
る人も少なくありません。

アプリでは、利用者が体調や
薬の使用状況を入力します。コ
ンピューターに送信された内容
から、学会の指針や論文に基づ
き、禁煙のための助言がアプリ
に自動で表示されます。例えば
「ガムをかみましょう」などと、
たばこを吸いたい気持ちを抑え
る言葉で禁煙の継続を後押しし
ます。

計画では、約30医療機関の
禁煙外来を訪れた計580人を
対象に治験を実施します。通常
の禁煙治療を行うグループと、
禁煙支援のアプリを合わせて使
うグループに分け、治療開始か
ら半年後まで禁煙を続けられた
人の割合を比べ、効果を確かめ
るとしています。

禁煙アプリについて解説してい

る動画です。吸った気になると

いうアプリです。

 
 


 
 
 
児童に自動で危険を知らせる。


 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
再発率が高く、完治が難しい
急性骨髄性白血病で、2種類の
化合物を投与すると治療効果が
高まる事をマウスを使った実験
で確認したと発表したのは偉大
な業績です。完治が難しいのは、
私が大学病院に勤めていた時に
感じたことでした。抗ガン剤の
組み合わせ療法で、寛解に入る
のは、比較的容易ですが抗ガン
剤の組み合わせ療法を繰り返す
内に、薬剤耐性の白血病細胞が
出現し、骨髄をこの薬剤耐性の
白血病細胞によって占領されて
しまい死に至る患者さんがおら
れました。骨髄移植をしても、
再発して亡くなる患者さんもお
られました。ご冥福を祈念させ
て頂きます。2種類の化合物を
投与すると8割のマウスで白血
病細胞が死滅したというのは、
素晴らしい結果であると、思い
ます。
禁煙を支援するスマートフォ
ン用アプリを使った、ニコチン
依存症治療の治験(臨床試験)
を、ベンチャー企業が慶応大学
病院(同)やさいたま市立病院
などの有名病院とタイアップし
てはじめたのは喜ばしい事です。
禁煙治療薬や、禁煙ガムや禁煙
パッチ剤(貼付薬)を用いる、
従来型の禁煙治療とどれだけの
差が、生まれるか楽しみです。
禁煙を難しくしているのは依存
症と言えるのですが通常の禁煙
治療では、医師や看護師などの
医療関係者が四六時中付き添う
訳にはいかず、家族や回りの人
の眼が行き届かないのをよい事
に、喫煙生活に戻ってしまう事
が多いようです。その点アプリ
を利用すると具体的に、起こす
べき行動を指示されるので何と
か、吸いたい気持ちを紛らわす
ことができる利点があります。

調布で貼付薬を用いる。笑

 
 
 
 
 
 
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