最近の号外Vol.1023メルマガ

  1. Home
  2. 最近の号外Vol.1023メルマガ

2018-09-22 03:44:59

カテゴリー:ブログ



藤田のブログランキングアップにご協力お願いします。
以下のバナーをぽちっとクリックお願いします。


病院・診療所ランキング

 

診療マル秘裏話   号外Vol.1023  平成29年11月18日作成

作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
 
 
目次

1)薬剤耐性菌感染症治療薬の創製に向け共同研究
2)処方麻薬のオピオイドの過剰摂取で死者が急増

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
1】 薬剤耐性菌感染症治療薬の創製に向け共同研究

 
 
 
 
 
 
大日本住友製薬と北里研究所
(小林弘祐理事長)は薬剤耐性
(AMR)菌感染症治療薬の創
製に向けて、10年間の大型共同
研究契約を締結したと発表しま
した。ノーベル生理学・医学賞
受賞者の大村智北里大学特別栄
誉教授の指導の下、両者の感染
症領域の知識、経験を融合し、
従来にはない、革新的な抗感染
治療薬の創出を目指します。ま
ず5年間のうちに1候補化合物
の臨床段階入りを計画していま
す。10月24日に都内で開かれた
会見で、大日本住友製薬の多田
正世社長は、「感染症・病原菌
研究で100年以上の歴史を持
ち、現在も同分野をリードして
いる北里研究所との連携により、
大きな成果を生み出していきた
い」と述べました。

共同研究は日本医療研究開発
機構(AMED)の、医療研究
開発革新基盤創成事業(CiC
LE)に、採択されています。
研究期間は今月から10年間で、
共同研究費の額は非開示です。
共同研究のスペシャルコーディ
ネーターとして大村教授が就任
しました。大日本住友の創薬に
特化した専門研究員を大村教授
の創薬グループに派遣し、約30
人の混成チームで研究を推進し
ます。

大日本住友は世界初の単剤型
カルバペネム系抗生物質「メロ
ペン」を自社創製する等、感染
症領域の薬剤開発で実績があり
ます。大村創薬グループは、抗
寄生虫薬エバーメクチンを代表
とする6つの医薬品を創製する
等、世界トップクラスの抗感染
症薬創出システムを有していま
す。共同研究では両者の知識、
経験を融合させ「抗菌薬と耐性
菌とのいたちごっこの繰り返し」
を打破する革新的な抗感染治療
薬の創出を目指します。具体的
には(1)耐性を阻害する(2)
病原物質を阻害する(3)免疫
抵抗性を解除する(4)物理的
に病原菌を排除する-薬剤など
を視野に入れています。

AMR菌の出現とまん延は、
世界的な問題となっており、こ
のまま対策がとられなければ20
50年には感染症による死者数が
年間1000万人にのぼり世界経済
に100兆ドルの損失を与える
と予測されています。そのため、
AMR菌感染症治療薬の創出が
喫緊の課題となっています。

会見で大村教授は、「両者の
特色が十分生かされるように気
配りすることで開発がスムーズ
に行われるようコーディネート
していきたい」と抱負を述べま
した。大日本住友の木村徹取締
役は「当社は革新的な抗菌薬の
創出に向け外部連携を模索して
きた。今回の共同研究を機に感
染症領域を当社のフロンティア
領域として発展させる」と強調
しました。

このニュースのニュース動画で

す。

 
 


 
 
性格の協調性を強調する。笑

 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
 
 
2】 処方麻薬のオピオイドの過剰摂取で死者が急増

 
 
 
 
 
 
米国で鎮痛剤として処方され
る、麻薬「オピオイド」の過剰
摂取で死者が急増している問題
で、トランプ大統領は10月26日、
非常事態を宣言し、連邦政府の
全省庁に対策を取るよう指示し
ました。

米政府によると米国では昨年、
オピオイドの過剰摂取で少なく
とも6万4千人が死亡しました。
1日平均175人が命を落とし深刻
な社会問題となっています。慢
性的な痛みや疲れを解消するた
め摂取し依存症に陥る人が続出
したのが要因です。

ホワイトハウスで演説したト
ランプ氏はこうした事態を「国
家の恥であり悲劇だ。 全力で
対処する」と強調しました。特
に問題のあるオピオイドを市場
から締め出す考えを示しました。

このニュースのニュース動画で

す。

 
 


 
 
省庁の長である省長の小腸を
カプセル内視鏡で調査する。笑

 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
 
 
編集後記

 
 
共同研究は日本医療研究開発
機構(AMED)の、医療研究
開発革新基盤創成事業(CiC
LE)に、採択されていて研究
期間は今月から10年間で、共同
研究費の額は非開示ということ
は、非常に多額なのではと推察
します。確かに、薬剤耐性菌は、
脅威であることは、否めません
が、基本的に日和見菌で免疫が
普通に作用する人には、病原性
がありません。 ノーベル医学
生理学賞受賞の大村教授を起用
したのは、素晴らしいと言う他
ありませんが、免疫力が下がら
ないように工夫することが大事
だと私は考えています。外科的
治療や抗ガン剤治療の侵襲の多
い治療を止めて患者さんの身体
の負担を軽減できる治療を開拓
する方が多額の予算をかけるよ
り、良い結果が得られる気がし
ます。
米国で鎮痛剤として処方され
る、麻薬「オピオイド」の過剰
摂取で死者が急増している問題
には、今頃、気づいたのかとい
う気がしてなりません。日本で
も慢性疼痛に対してオピオイド
が処方されている事例がありま
した。とくに神経障害性疼痛に
対して、リリカとともに処方さ
れる例が多いようです。便秘等
沢山の副作用と相互作用を患者
さんに経験させるのは良くない
気がします。神経障害性疼痛に
は、もっと安くて利きが良い薬
がありますが、なぜか上記の薬
の組み合わせが多いような気が
しました。製薬会社は、ドル箱
でしょうが、患者さんの立場か
らすると決しておすすめできな
い処方です。日本もトランプ大
統領のように非常事態宣言を出
さずに済むようにして頂きたい
ものです。

非常事態宣言自体、非常に気
がかり。笑

 
 
 
 
 
 
************************

このメールマガジンは以下の配信システムを利用して
発行しています。
解除の手続きは下記ページよりお願い致します。
「まぐまぐ」www.mag2.com/m/0000121810.html
(イジニイワト)

発行者名  医療法人永徳会 皿沼クリニック院長
藤田 亨
職業    医師の箸くれ(はしくれ)
運営サイト www.eitokukaisalanuma.or.jp/ ご意見・ご感想・励ましのお便りお待ちしております。
sara2162@atlas.plala.or.jp このマガジンの掲載記事を無断で転載・使用すること
を禁じます。
ただしお友達への転送はご自由はご自由です。

このエントリーをはてなブックマークに追加 
 

コメント

コメント

コメントがありません。お気軽にどうぞ。