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2018-09-21 00:08:53

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診療マル秘裏話   号外Vol.1022  平成29年11月17日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
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目次

1)服用が1回で済むインフルエンザ治療薬の承認を申請
2)切迫早産の薬の連用で子供の喘息のリスク上昇

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 服用が1回で済むインフルエンザ治療薬の承認を申請

 
 
 
 
 
 
塩野義製薬は10月25日、服用
が、1回で済むインフルエンザ
治療薬の実用化に向けた承認を
国に申請しました。スムーズに
承認されれば世界に先駆け、20
18年夏までに日本で医療機関向
けに発売する見通しです。5日
程度続けて飲む必要のある既存
薬「タミフル」と比べ、手軽に
利用できます。

この新薬は、体内に入ったイ
ンフルエンザウイルスの増殖を
抑える仕組みです。これに対し
てタミフルは、細胞内に増殖し
たウイルスが、他の細胞に広が
るのを抑えるということです。
具体的にはインフルエンザウイ
ルス特有の酵素のキャップ依存
的エンドヌクレアーゼ(capdep
endent endonuclease )に作用
し、ウイルスの転写反応を阻害
します。塩野義製薬は新薬につ
いて、臨床試験ではタミフルよ
り高い抗ウイルス効果があった
としています。 他人への感染
を抑える効果も期待できるとい
う事です。

ゾフルーザの作用機序について

の動画です。

 
 


 
 
 
商人が手形を承認した。笑

 
 
 
 
 
 
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2】 切迫早産の薬の連用で子供の喘息のリスク上昇

 
 
 
 
 
 
切迫早産の治療で使う薬「塩
酸リトドリン」を20日以上点滴
で投与された妊婦が産んだ子供
は、使わなかった妊婦の子に比
べ、ぜんそくを発症するリスク
が高くなる、という研究結果を
国立成育医療研究センター(東
京都)が発表しました。

この薬は入院が必要な妊婦に
広く使われていますが、同セン
ターは「長期間の使用には注意
が必要と思われる」としていま
す。

同センターは2003~05
年に来院した妊婦を登録し、そ
の後の母子の健康状態等を継続
して調査しています。 今回は、
5歳時点の子どもの健康状態を
尋ねた質問紙に対する回答など
を参照し、この点滴薬を使った
94人と使わなかった1064人の二
つのグループで、ぜんそくの有
無を比較しました。

その結果、点滴薬を使わなか
ったグループでは、ぜんそくの
子の割合が9.2%だったのに対し、
点滴薬を使ったグループは13.8
%と高かったということです。

さらに点滴日数が20日以上に
なると、ぜんそくになる危険性
は不使用に比べて、2.95倍に高
まりました。点滴が19日以内で
は、不使用のグループと統計的
に明らかな差は認められません
でした。

5歳の子供のぜんそくは自然
に治ることも多いということで
す。研究チームの同センター副
院長、 左合さごう 治彦さんは
「この薬がぜんそくにどう関係
していくかについては、さらに
継続して調べる必要がある」と
話しています。

喘息の症状が起こる理由につい

て解説している動画です。

 
 


 
 
微生物にとっては天敵の抗生
物質を点滴する。笑

 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
服用が、1回で済むインフル
エンザ治療薬の実用化に向けた
承認を国に申請したのは画期的
な薬が世に出ようとしている様
に思われます。スムーズに承認
されれば世界に先駆け、2018年
夏までに日本で医療機関向けに
発売する見通しということなの
で、実際に発売されるまで楽し
みに待ちたいと思います。ただ
心配なのは、大正富山製薬から
発売したアビガン(一般名ファ
ビピラビル)のように国家備蓄
に回されるのではないか?とい
う懸念があります。 アビガン
は、国家備蓄に回されているの
で、私は使えません。製薬会社
のMRさんの話では、国家備蓄し
たアビガンの期限が来てしまい
そうになり、困っているそうで
す。廃棄処分にでもなれば税金
の無駄遣いと言われても仕方が
ありません。 エボラ出血熱の
初期とSFTSの初期に効果がある
ということですので、そちらで
期限が近くなった、アビガンを
使ってはいかがでしょうか?
切迫早産の治療で使う薬「塩
酸リトドリン」を20日以上点滴
で投与された妊婦が産んだ子供
は、使わなかった妊婦の子に比
べ、ぜんそくを発症するリスク
が高くなる、という研究結果が
発表されたのは、一面残念な事
ですが、連用しないことを心が
けながら、やむなく連用してし
まった場合は、お子さんの喘息
に気を付けるという観察を十分
にして、発症してしまった場合
コントロールに努めるという事
にすれば、一面喘息の予防及び
治療を予測して行うことができ
ると考えてよかったのではない
かと思われます。

監察使が書類の観察を十分に
行う。笑

 
 
 
 
 
 
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