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診療マル秘裏話   Vol.673 平成28年11月2日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
 
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目次

1)活動休止のスキンバンクネットワーク (JSBN)が活動再開
2)iPS 細胞由来心筋細胞を心筋梗塞サルに移植成功

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 活動休止のスキンバンクネットワーク (JSBN)が活動再開

 
 
 
 
 
 
 
日本熱傷学会はこのほど、20
15年8月よりバンク活動を停止
していたスキンバンクネットワ
ーク(JSBN)が活動を再開する
と発表しました。 今後の活動
拠点は東京大学医学部附属病院
組織バンクとなります。

東大組織バンクは、心臓弁・
血管バンクとして日本組織移植
学会の認定(カテゴリー1)を
有しています。今回、東大組織
バンク部長の田村純人氏並びに
スタッフの協力により、新たに
皮膚バンクとしての認定バンク
(カテゴリー1)を8月27日付け
で取得しました。スキンバンク
業務を行えるに至ったという事
です。

活動再開にあたり、まずは、
現在まで事務局で保管していた
90単位の皮膚のシッピングを10
月1日から開始しました。在庫
状況を鑑み、1回あたり10単位
の上限付きとします。その一方
で、皮膚提供に対する活動も10
月中旬を目途に開始すべく準備
中だそうです。 皮膚提供活動
範囲は、都内JSBN参加施設 15
施設内とし、その後、段階を踏
んで拡大していく予定としてい
ます。

皮膚移植の適応になる程の火傷

です。

 
 


 
 
産科の参加施設が私設だった。


 
 
 
 
 
 
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2】 iPS 細胞由来心筋細胞を心筋梗塞サルに移植成功

 
 
 
 
 
 
サルの人工多能性幹細胞(iPS
細胞)から作った心臓の細胞を、
心筋梗塞のサルに移植し、心臓
の働きを回復させることに成功
したと信州大などのチームが10
月10日付の英科学誌ネイチャー
に発表しました。人に近い霊長
類のサル同士で、iPS 細胞によ
り心臓の機能を再生させたのは
初めてだそうです。 人の再生
医療への応用に向け大きな一歩
になりそうです。

心臓病の人への応用は大阪大
や慶応大などで計画が進んでい
ます。信州大の柴祐司・准教授
は「拒絶反応やガン化、副作用
の問題を解決しなければならな
いが(信州大も)他のチームと
連携し、数年以内の臨床応用を
目指したい」と述べました。

iPS細胞から作った細胞シート

を使い重い心臓病を治療する、

ベンチャー企業の立ち上げの話

です。

 
 


 
 
 
怪傑ゾロが、一発解決する。


 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
日本熱傷学会はこのほど、20
15年8月よりバンク活動を停止
していたスキンバンクネットワ
ーク(JSBN)が活動を再開する
と発表しましたが、喜ぶべき事
であると思います。移植をする
にも、提供者の細胞がなければ、
移植は、できません。大規模な
火傷のように、たくさんの皮膚
を必要としているのにもかかわ
らず、自分自身の残存する皮膚
細胞が少ない場合、皮膚バンク
を利用するのは素晴らしい治療
の選択肢と成り得ると考えてい
ます。慶應大学病院の救急部で
アラブ人で全身熱傷の患者さん
を治療した所、評判になりたび
たびアラブの富豪の人達がその
治療を目当てに来日していたの
は、有名な話です。
サルの人工多能性幹細胞(iPS
細胞)から作った心臓の細胞を、
心筋梗塞のサルに移植し、心臓
の働きを回復させることに成功
したのは偉大な業績です。何を
おいても、霊長類で成功しない
と人での臨床試験に持ち込む事
ができません。拒絶反応の問題
やガン化の問題、副作用の問題
が解決できれば、すぐに人での
臨床試験を開始して欲しいと思
います。私達の子や孫の時代に
は、当たり前にiPS 細胞が再生
医療に使われるようになってい
ることを期待したいと思います。

懐紙を振って、開始の合図を
送る。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
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