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2018-09-19 00:19:21

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診療マル秘裏話   号外Vol.1021  平成29年11月16日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
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目次

1)人間脳細胞の種類や働き等を網羅のカタログ 作り
2)臨床試験等実施後に開発中止の化合物の再発掘

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
1】 人間脳細胞の種類や働き等を網羅のカタログ 作り

 
 
 
 
 
 
米国立衛生研究所(NIH)
は10月23日、人間の脳細胞の種
類や働き等を網羅したカタログ
作りを、今後5年間で進めると
発表しました。総予算は2億5
000万ドル(約280億円)
で、アルツハイマー病など脳疾
患の治療に役立つデータになる
と期待されます。

人間の脳には約1000億個
の神経細胞があるとされていま
すが、何種類に分類され、それ
ぞれの働きがどう違うかは解明
されていません。計画では遺伝
子の働き方等をもとに神経細胞
を分類し、その役割を調べてま
とめます。神経細胞のほか、神
経細胞に栄養を補給したり有害
物質を除去したりしている細胞
(グリア細胞)なども調べます。

NIHのフランシス・コリン
ズ所長は「脳を理解するために
はそれぞれの部品の機能を解明
する必要がある」と狙いを話し
ています。

脳に良い食べ物について解説し

ている動画です。

 
 


 
 
昨日の部品の機能を解明する。


 
 
 
 
 
 
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2】 臨床試験等実施後に開発中止の化合物の再発掘

 
 
 
 
 
 
 
アステラス製薬、田辺三菱製
薬および第一三共は、ドラッグ
リポジショニング化合物ライブ
ラリを用いた疾患治療薬の探索
プログラム「JOINUS」(Joint O
pen INnovation of drUg repoS
itioning )を共同で実施する事
を発表しました。

同プログラムにおいて3社は、
臨床試験または、前臨床試験を
実施後に開発を中止した化合物
からなる化合物ライブラリを構
築し、ドラッグリポジショニン
グ化合物ライブラリとして、プ
ログラムに応募した、国内研究
機関に提供します。

一般に、ドラックリポジショニ
ングは、薬の再活用という概念
で当初とは異なる適応を見出す
ことを目的とし、扱われる化合
物は既承認薬や開発中止品など
多岐にわたるが、同プログラム
では発売まで至らなかった化合
物を対象に、新薬としての開発
を目指すそうです。

従来、アカデミアに提供してい
た化合物ライブラリは、化合物
の構造多様性を考慮し薬理活性
や安全性が確認される前の化合
物を含め幅広く集めたものでし
た。しかし、今回のライブラリ
は、既に非臨床試験で薬理活性
が認められており、基本的な安
全性も確認されているものであ
るため新しい薬効評価系で活性
が認められた場合には、従来の
創薬と比べ、短期間で臨床試験
まで進められることが期待され
ます。

3社は、今回の取り組みにより、
国内研究機関とのオープンイノ
ベーションを推進することで、
新たな疾患治療薬開発の可能性
を向上させていくとしています。

なお、同プログラムへの参加募
集期間は2017年10月16日~11月
17日、選考期間は2017年11月20
日~2018年2月16日で、研究期
間は、契約締結日から原則1年
以内としています。応募要項の
詳細ならびに応募書類は各社の
Web サイトにて確認することが
できます。

ドラッグリポジショニングにつ

いての動画です。

 
 


 
 
 
応募要項が陽光の元に晒され
る。笑

 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
人間の脳細胞の種類や働き等
を網羅したカタログ作りを今後
5年間で進めると発表したのは、
素晴らしい計画です。総予算は
2億5000万ドル(約280
億円)でアルツハイマー病など
脳疾患の治療に役立つデータに
なるそうですから、要は巨額の
予算をつぎ込んで、アルツハイ
マー病などの脳疾患の治療法を
探ろうということだと思います。
裏を返せば、アルツハイマー病
の患者さんの治療法で困ってい
るということでしょう。実際に
アルツハイマー病の根本的治療
は、現在の所ありません。進行
を遅らせる治療のみです。
臨床試験または、前臨床試験
を実施後に開発を中止した化合
物からなる化合物ライブラリを
構築し、ドラッグリポジショニ
ング化合物ライブラリとして、
プログラムに応募した国内研究
機関に提供するという手法は、
同じ用途での新薬開発ではなく
当初とは、異なる適応を見出す
ことを目的とすることで生きて
くるものだと思います。 製薬
会社としても、たくさんの研究
開発費をつぎ込んだものの発売
できず、不良債権となっている
薬を他の用途で新薬として発売
することができれば、万々歳で
あるということでしょう。ただ
国内の研究機関の応募した所に
提供するというアウトソーシン
グのやり方で行うのは本当に優
れたやり方といえるのかという
疑問は残ります。

王墓の管理人を応募する。笑

 
 
 
 
 
 
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