最近の号外Vol.1017メルマガ

  1. Home
  2. 最近の号外Vol.1017メルマガ

2018-09-15 00:32:16

カテゴリー:ブログ



藤田のブログランキングアップにご協力お願いします。
以下のバナーをぽちっとクリックお願いします。


病院・診療所ランキング

 
 
診療マル秘裏話   号外Vol.1017  平成29年11月11日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
 
目次

1)鳥インフルエンザウイルスが変異し哺乳類への毒性が増強
2)口腔内細菌が腸で増えると炎症性腸疾患を発症

 
 
 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 鳥インフルエンザウイルスが変異し哺乳類への毒性が増強

 
 
 
 
 
 
中国で人への感染が続いてい
る鳥インフルエンザウイルス(
H7N9)の一部が変異し、哺
乳類への毒性が、強まったとの
研究結果を東京大学医科学研究
所などのチームが10月20日、米
科学誌に発表しました。

H7N9は2013年に中国
で人への感染が確認されました。
16年に鳥への毒性が強い変異
株が見つかり、今年2月、この
株の人への感染も報告されまし
た。

新たな変異株の哺乳類への影
響を確認するため、同研究所の
河岡義裕教授らは、中国の患者
から取ったウイルスを、マウス
やフェレットに感染させました。

フェレットの実験では、従来
型のH7N9ウイルスを感染さ
せても死ななかったのですが、
変異株では感染させた4匹中2
匹が死にました。周囲にいた3
匹のフェレットにも 飛沫感染
し、うち2匹が死にました。

マウスで薬の効果を調べると、
タミフルなど医療現場で使われ
ている抗インフルエンザ薬は効
きにくかったのですが、作用す
る仕組みが異なり、新型インフ
ルエンザの流行に備え国が備蓄
している、アビガンという薬は
効果がありました。

ウイルスに詳しい京都大学の
野田岳志教授は「H7N9ウイ
ルスが、人に対しても高い病原
性を示す可能性があることが明
らかになった」と指摘していま
す。

厚生労働省によると、H7N
9は今年9月27日までに15
64人(うち中国で1556人)
の感染が判明しています。日本
国内で人間への感染例はありま
せん。

このニュースのニュース動画で

す。2013年のニュースです。

 
 


 
 
高価な薬の効果を確認する。


 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
 
 
 
2】 口腔内細菌が腸で増えると炎症性腸疾患を発症

 
 
 
 
 
 
 
普段、口の中にいる細菌が腸
の中で増えると腸に慢性の炎症
が起きる潰瘍性大腸炎やクロー
ン病といった難病の原因となる
可能性があると、慶応大などの
チームが10月20日付の米科学誌
サイエンスに発表しました。

チームの本田賢也・慶応大教
授は「口の中を清潔にすれば、
腸の難病の治療や予防につなが
るかもしれない」と話していま
す。

腸の粘膜に慢性の炎症や潰瘍
が起き、腹痛や下痢の症状が出
る潰瘍性大腸炎やクローン病は、
原因不明で完全に治療する薬は
今のところありません。

チームは、クローン病患者の
唾液を、無菌状態で育てたマウ
スの口に入れると、腸内で免疫
の細胞が増える例があることを
発見しました。

20代女性の約7割が歯周病にな

っている動画です。はしゅう
びょうと言っていますが、し
しゅうびょうです。

 
 


 
 
最近の口の中の細菌は、炎症
性腸疾患を起こす。笑

 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
 
 
編集後記

 
 
中国で人への感染が続いてい
る鳥インフルエンザウイルス(
H7N9)の一部が変異し、哺
乳類への毒性が、強まったとの
研究結果を発表したのは由々し
き事態と思われます。とにかく
パンデミックのような大流行が
起こらないことを祈りたいと思
います。もしパンデミックの様
な感染が広まればスペイン風邪
のような事態になり、たくさん
の感染した方が亡くなるように
なるでしょう。ウイルスの変異
については、敏感に反応した方
が良さそうです。国家備蓄して
いるアビガンが効いたというの
は、不幸中の幸いと言えましょ
う。
普段、口の中にいる細菌が腸
の中で増えると腸に慢性の炎症
が起きる潰瘍性大腸炎やクロー
ン病といった難病の原因となる
可能性があると発表したのは、
偉大な業績です。口の中にいる
細菌の病気との関係は深いと考
えられてきました。例えば歯周
病と糖尿病などです。炎症性の
腸疾患と口腔内の細菌の関係が
明らかになれば、口腔内の細菌
叢を改善することで。これらの
炎症性腸疾患も改善する可能性
が出てきました。炎症性腸疾患
では、マクロファージが重要な
役割を果たすようです。 この
マクロファージと口腔内の細菌
の関係もじっくりと調べてみる
必要がありそうです。

航空機の中で、口腔ケアーを
行う。笑

 
 
 
 
 
 
************************

このメールマガジンは以下の配信システムを利用して
発行しています。
解除の手続きは下記ページよりお願い致します。
「まぐまぐ」www.mag2.com/m/0000121810.html
(イジニイワト)

発行者名  医療法人永徳会 皿沼クリニック院長
藤田 亨
職業    医師の箸くれ(はしくれ)
運営サイト www.eitokukaisalanuma.or.jp/ ご意見・ご感想・励ましのお便りお待ちしております。
sara2162@atlas.plala.or.jp このマガジンの掲載記事を無断で転載・使用すること
を禁じます。
ただしお友達への転送はご自由はご自由です。
このエントリーをはてなブックマークに追加 
 

コメント

コメント

コメントがありません。お気軽にどうぞ。