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2018-09-06 03:42:10

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診療マル秘裏話   Vol.671 平成28年10月19日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
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目次

1)新膵臓ガンバイオマーカーIGFBP2およびIGFBP3
2)パンテノールがムチン産生量およびATP生産量を増加

 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
1】 新膵臓ガンバイオマーカーIGFBP2およびIGFBP3

 
 
 
 
 
 
熊本大学は9月21日、全国の
多施設共同研究で集積した血液
検体を用いて早期膵臓ガン患者
さんの血中蛋白質のうちinsuli
n-like growth factor-binding
protein(IGFBP)2およびIGFB
P3の量が変化しており、従来の
膵臓ガンバイオマーカーである
Carbohydrate antigen 19-9(C
A19-9 )と組み合わせることで、
これまで難しかった、早期膵臓
ガン患者さんの診断が可能であ
ることを明らかにしたと発表し
ました。

この研究は同大学大学院生命
科学研究部 微生物薬学分野の
大槻純男教授、東北大学大学院
薬学研究科 薬物送達学分野の
寺崎哲也教授、国立ガン研究セ
ンター創薬臨床研究分野の本田
一文ユニット長らの研究グルー
プによるものです。 同研究の
成果は、「PLoS ONE」に8月31
日付けで掲載されています。

膵臓ガンは早期では自覚症状
が少なく、進行してから発見さ
れることが多いこともあり、他
のガンに比べて極めて予後不良
なガンのひとつ。 膵臓ガンの
予後を改善するためには、血液
検査によって、早期膵臓ガンや
膵臓ガンのリスク疾患(膵管内
乳頭粘液性腫瘍など)を診断す
る方法の開発が重要となります。
そこで、同研究では、膵臓ガン
組織中で正常膵管に比べて活性
が高いと報告がある、遺伝子に
対応する蛋白質を膵臓ガン診断
マーカー候補とし2種類の最新
プロテオミクス技術(蛋白質の
大規模な解析技術)を用いて、
膵臓ガン患者さんの血中におけ
るそれら候補蛋白質の量の変化
を健常者と比較し、多数の臨床
検体を用いて解析を行いました。

膵臓ガン組織での活性化が、
報告されている260 個の遺伝子
のうち、生物学的機能が明らか
で抗体が手に入る130 個の蛋白
質について、抗体プロテオミク
スの一種である「逆相蛋白質ア
レイ」によって、健常者および
膵臓ガン患者さんの血液を用い
て比較しました。その結果、23
個の蛋白質が膵臓ガン患者さん
の血中で、顕著に変化している
ことを見出しました。

これらの膵臓ガンバイオマー
カー候補を精度よく評価するた
めに、質量分析装置を用いたプ
ロテオミクスによる解析を実施
しました。 この際、数多くの
臨床検体を効率的に解析するた
め、自動前処理ロボット、高耐
圧液体クロマトグラフィーおよ
び自動解析ソフトを用いた技術
を独自に開発しました。従来の
システムでは1週間に80サンプ
ル程度の解析しかできなかった
のですが、開発したシステムで
は1週間におよそ1,000サンプル
を精度よく解析することができ
るということです。

同技術を用いて健常者および
早期膵臓ガン患者さんの血中の
蛋白質を比較した結果、IGFBP2
およびそのファミリーであるIG
FBP3の量が、膵臓ガン患者さん
で変化していることを明らかに
しました。また、既存のマーカ
ーであるCA19-9に、陰性を示す
早期膵臓ガン患者さん15例中、
IGFBP2、IGFBP3では12例(80%)
を診断でき、CA19-9では検出で
きなかった、早期患者のガンの
検出実現も期待されます。

同研究の成果は、膵臓ガンの
早期発見を実現し、予後の改善
に貢献することが期待できるだ
けでなく、IGFBP2、IGFBP3のみ
の検査であれば1滴の血液から
診断することが可能なことから、
検査による被験者の負担を軽減
できる可能性も示唆された、と
研究グループは述べています。

膵臓ガンの前兆について解説し

ている動画です。

 
 


 
 
 
健常者がその能力を謙譲する。


 
 
 
 
 
 
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2】 パンテノールがムチン産生量およびATP生産量を増加

 
 
 
 
 
ロート製薬は、疲れ目症状の
改善を目的として点眼薬に配合
される成分「パンテノール」が、
涙液の安定化に関与する、粘性
物質「ムチン」の生産を促進す
ることを発見しました。同社は、
この知見を活用し、ユーザーの
目の症状に合わせた最適な成分
を配合した製品提供を目指しま
す。

パンテノールは水溶性のビタ
ミンB群の一種で「プロビタミ
ンB5」とも呼ばれます。皮膚
の細胞を活性化する働きがあり、
新陳代謝を高めるので、化粧品
や医薬品などに広く活用されて
います。 眼科分野においては、
疲れ目症状の改善を目的として
点眼薬に古くから配合されてき
ました。一方で作用メカニズム
研究や基礎研究を行った例は、
ほぼありませんでした。

試験では、角膜上皮細胞に各
濃度のパンテノール溶液を添加
し、7時間処理後に定量リアル
タイムPCR法を用いてムチン
(MUC16)の遺伝子発現量
を評価しました。 その結果、
パンテノールによりムチン遺伝
子発現が増加することを確認し
ました。 パンテノールがより
涙液を安定化する作用を有する
ことが示されました。

また、同細胞の「アデノシン
三リン酸(ATP)」の生産量
を測定したところ、パンテノー
ルの添加によりATP生産量が
増加することを確認しました。
ピント調整筋を動かすエネルギ
ー源となるATP生産が高まる
ことで、疲れ目を改善する作用
を示す可能性が示唆されました。

涙の質をよくするムコスタ点眼

について解説している動画です。

 
 


 
 
造花の割合が増加する。笑

 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
昨日のメルマガで、膵臓ガン
患者さんの約4割はガンが見つ
かった時、既に他の臓器に転移
するなど進行した状態である事
が示されていました。診断がつ
くのが遅すぎるという事をどの
ようにしてブレイクスルーする
のか、難しい問題だと考えてい
た所に、このような膵臓ガンに
特異的な新マーカーが研究され
ているとは、夢にも考えていま
せんでした。しかし、この方法
は、膵臓ガンだけに通用すると
言えますね。 どうせだったら、
膵臓ガンだけではなく、すべて
のガンで、早期発見する方法を
知りたいと思います。  その
方法実は、もう開発済みである
そうです。CTC 検査という方法
で、血液中を循環している微細
ガンを見つけることができる様
です。 この方法を取り入れた
早期発見および早期治療が行え
ないかと思案中です。
疲れ目症状の改善を目的とし
て点眼薬に配合される成分「パ
ンテノール」が、涙液の安定化
に関与する、粘性物質「ムチン」
の生産を促進し更にATP も産生
を促進することが分かったなん
て、本当にすばらしい発見であ
ると感心しました。疲れ目を癒
すと共に、涙液の安定化に関与
するなんて、一石二鳥ですね。
眼科領域に限らず、昔からこの
成分を入れて置けば、この結果
が得られるということが分かっ
ていても、誰もその機序を説明
できないことは、よくあること
ではないでしょうか?そうした
機序の研究をするニッチな方法
を、これからもぜひやって頂き
たいものです。

大人物の関心を引いて、感心
する。笑

 
 
 
 
 
 
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藤田 亨
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