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2018-08-25 02:57:46

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診療マル秘裏話   号外Vol.999  平成29年10月21日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
 
 
目次

1)統合失調症治療薬長期投与で認知機能障害悪化
2)誘導灯一定間隔点滅でドライバー に速度回復促す

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
1】 統合失調症治療薬長期投与で認知機能障害悪化

 
 
 
 
 
 
統合失調症の治療の際、薬を
長期間投与すると問題解決能力
の低下など認知機能障害の悪化
につながるメカニズムを、名城
大薬学部の衣斐大祐助教らのグ
ループが突き止めました。患者
さんの日常生活に大きく関わる
認知機能障害の改善は統合失調
症治療の難題の一つで新薬開発
への期待が高まります。 近く、
研究成果を正式発表します。

統合失調症の症状としては、
ありもしないものを見たり妄想
が強まったりする陽性と、感情
が乏しく、無気力になるなどの
陰性が、よく知られています。
問題解決能力や集中力が低下す
る認知機能障害は目に見えにく
く軽視されがちですが、仕事や
人間関係に影響し、社会的に孤
立する原因ともなります。現在、
主流の治療薬は、陽性、陰性に
効果がありますが長期間、投与
しても、認知機能障害の症状は
改善されず、かえって悪化する
例が報告されていました。

グループは、認知機能に関係
する「HDAC2」という遺伝
子に着目しました。治療薬を1
カ月間、マウスに投与したとこ
ろ、普通のマウスは認知機能が
低下しましたが、人為的にこの
遺伝子を無くすと、正常な状態
を保つことができました。

さらに実験を繰り返し、現在
の治療薬は「セロトニン」とい
う脳内物質の代謝の働きを阻害
する事で効果を上げていますが、
同時に脳内の遺伝子のバランス
を崩し、HDAC2を活性化さ
せていることが判明しました。
脳内の情報伝達に必要な蛋白質
が作られず、認知機能に悪影響
を及ぼすとみられています。

衣斐助教によると、既にHD
AC2の活性化を防ぐ薬を米国
の大学で臨床試験中とのことで
「統合失調症に限らず精神疾患
の治療薬の隠れた副作用を解明
できれば」と話しています。

統合失調症の薬物療法について

解説している動画です。

 
 


 
 
 
警視が事件の原因を軽視する。


 
 
 
 
 
 
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2】 誘導灯一定間隔点滅でドライバー に速度回復促す

 
 
 
 
 
 
阪神高速道路会社(大阪市)
は、高速道上の下りから上りに
転じる「サグ」と呼ばれる区間
の減速で、発生する交通渋滞を
緩和するため、側壁に設置した
誘導灯を一定間隔で点滅させて
ドライバーに速度回復を促すシ
ステムを開発しました。神戸市
内の実験で渋滞が7割減ったと
のデータもあり、今後は慢性的
な渋滞区間への運用を進めます。
同社によると、生物が無意識で
光の刺激に反応する性質に着目
しました。坂に差し掛かって無
意識に減速するドライバーに、
設置間隔や点滅のタイミングで
一定の速度で前に進んでいくよ
うに見える光を提示します。ド
ライバーが光の流れを無意識で
追うことで加速するよう促す仕
組みということです。

同社は2016年7、9月の
約2カ月間、神戸市の阪神高速
神戸線の深江-魚崎間で実験を
実施しました。点灯する期間、
しない期間を隔週で切り替え、
渋滞の長さと継続した時間を掛
け合わせた「渋滞量」(事故等
による渋滞は除く)を比較した
ところ、点灯しなかった期間に
比べ、点灯した期間の1日当た
りの渋滞量は約7割も減ったと
いうことです。

同社は「サグ」区間以外でも
効果があるかを確かめるため、
2017年度末にも東大阪線等
で同システム運用を目指すとい
うことです。

速度低下防止誘導灯のある区間

を走行した動画です。

 
 


 
 
 
重体の患者さんが渋滞で難渋
した。笑

 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
統合失調症の治療の際、薬を
長期間投与すると問題解決能力
の低下など認知機能障害の悪化
につながるメカニズムを解明し
たのは、偉大な業績です。薬の
副作用で認知機能障害が悪化す
るのは、本当に残酷なことと言
わざるを得ません。長期投与で
失認、失行などの認知症の症状
が出現するならば、病気に加え
て、その副作用対策が必要にな
るからです。 認知機能障害の
原因が、HDAC2の活性化で
あることが分かっていて、既に
HDAC2の活性化を防ぐ薬を
米国の大学で臨床試験中という
ことは、せめてもの救いと言わ
ざるを得ません。
高速道上の下りから、上りに
転じる「サグ」と呼ばれる区間
の減速で、発生する交通渋滞を
緩和するため、側壁に設置した
誘導灯を一定間隔で点滅させて
ドライバーに速度回復を促すシ
ステムを開発したのは画期的な
渋滞対策と言えましょう。20
16年7、9月の約2カ月間、
神戸市の阪神高速神戸線の深江
-魚崎間で実験を実施し、点灯
する期間、しない期間を隔週で
切り替え、渋滞の長さと継続し
た時間を掛け合わせた「渋滞量」
(事故等による渋滞は除く)を
比較したところ、点灯しなかっ
た期間に比べ、点灯した期間の
1日当たりの渋滞量は約7割も
減ったという結果が出ているか
らです。

閑話を話して、場の雰囲気を
緩和する。笑

 
 
 
 
 
 
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