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2018-08-03 03:12:47

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診療マル秘裏話   号外Vol.980  平成29年9月29日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
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目次

1)局所的神経活動パターン から将来の活動状態予測
2)帯状疱疹治療の新薬アメナメビル を開発したと発表

 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 局所的神経活動パターン から将来の活動状態予測

 
 
 
 
 
 
 
科学技術振興機構(JST )は、
ジュネーブ大学・理化学研究所
の田嶋達裕博士、理化学研究所
脳科学総合研究センターの豊泉
太郎チームリーダー、東京大学
先端科学技術研究センターの高
橋宏知講師、東京大学大学院情
報理工学系研究科三田毅氏、ス
イス連邦工科大学チューリッヒ
校ダグラス・J・バッカム 博士
が共同で、神経活動の局所的な
活動パターンから将来の大規模
な活動状態の発生を、予測する
技術を開発したことを発表しま
した。この成果は8月21日、米
国科学誌「Proceedings of the
National Academy of Sciences
of the United States of Ame
rica(米国科学アカデミー紀要)」
のオンライン速報版で公開され
ました。脳内では、多数の神経
細胞が自発的に同時に強く活動
する現象(自発同期バースト)が、
しばしば観察されます。その仕
組みの解明や発生の予測は、脳
の機能や病態を理解するうえで
重要であると考えられてきまし
たが、自発同期バーストが起こ
るタイミングは一見すると不規
則で、そのきっかけについては
分かっていませんでした。

研究グループは、自発同期バー
ストは不規則に発生しているよ
うに見えますが、実は予測でき
るのではないかと考え神経細胞
のネットワークが自発同期バー
ストを起こす直前に注目し神経
活動の時空間パターンに隠され
た将来の自発同期バーストの発
生を予測する「予兆」を探しま
した。

「時間遅れ再構成」を用いて神
経活動の時間変化を追跡しそれ
ぞれの神経細胞がネットワーク
全体の将来の自発同期バースト
をどの程度予測できるか定量化
する数理的手法を開発しました。
また、CMOSセンサーアレイ上で
人工培養した細胞集団を用いて、
時間的にも空間的にも高精度な
計測データを取得し、解析した
結果、特定の細胞群が常に高い
精度で将来の自発同期バースト
の「予兆」を示すことを発見し
ました。

この「予兆」には、神経細胞の
ネットワークで、周囲の細胞と
強く結合した、興奮性の細胞の
活動であること、瞬間的な活動
の強さだけではなく各神経細胞
の活動の時間的なパターンを見
て初めて高精度な予兆が検出で
きること、ネットワーク全体の
平均的な揺らぎをみるより特定
のひとつの細胞の活動に注目し
たほうが早く正確に予兆を検出
できることという特徴がある事
が分かりました。

これらの結果から、「時間遅れ
再構成」の手法を用いて神経ネ
ットワークの局所的な状態変化
を検出することで、これまで不
規則と思われていた自発同期バ
ーストのタイミングが事前にあ
る程度予測できることが明らか
になりました。今回開発された
数理的手法は、将来的にはてん
かん発作の高精度な予測や、脳
以外のさまざまなネットワーク
の動態(SNS、感染症流行、金融
など )の予測に役立つ事が期待
されると説明しています。

神経のしくみついて分かりやす

く解説している動画です。

 
 


 
 
自発同期バーストのタイミン
グが予測できたことが動機です。


 
 
 
 
 
 
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2】 帯状疱疹治療の新薬アメナメビル を開発したと発表

 
 
 
 
 
 
 
富山大と、アステラス製薬(
東京)の研究グループは、帯状
疱疹治療の新薬「アメナメビル」
を開発したと、9月7日発表しま
した。従来薬に比べ1日の服用
回数が少なく、錠剤も小さいた
め、発症しやすい高齢者が飲み
やすいのが特長です。製薬会社
マルホ(大阪市)が、同日から
販売を始めました。

開発に携わった富山大医学部
の白木公康教授(臨床ウイルス
学)は「患者の服用の負担が減
るのは画期的。帯状疱疹治療の
標準薬になることが期待される」
と話しています。口唇ヘルペス
等の単純ヘルペス治療にも応用
できる可能性があるということ
です。

帯状疱疹について解説している

動画です。帯状疱疹をおびじょ

うほうしんと言っていますが、

たいじょうほうしんが正しい読

み方です。

 
 


 
 
アメナメビルは、飴舐めビル
や雨嘗めビルではありません。


 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
神経活動の局所的な活動パタ
ーンから将来の大規模な活動状
態の発生を予測する技術を開発
した事は偉大な業績です。将来
的にはてんかん発作の高精度な
予測や、脳以外のさまざまなネ
ットワークの動態(SNS、感染症
流行、金融など )の予測に役立
つ事を大いに期待したいと思い
ます。
帯状疱疹治療の新薬「アメナ
メビル」を開発したのは素晴ら
しい業績です。マルホが2008年
にファムビルを販売しだしてか
ら9年経ってからの新薬という
ことですから、ファムビル特許
切れを目前にして、やっと新薬
が出たというところでしょう。
ファムビルは薬価が高かった様
で、処方しにくかったことを覚
えています。

制度を高精度なものにする。


 
 
 
 
 
 
 
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