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2018-07-25 01:57:44

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診療マル秘裏話   号外Vol.973  平成29年9月21日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
 
目次

1)脳回と呼ばれるしわ形成の際に働く遺伝子発見
2)加齢による筋肉量や質の低下をサルコペニア と言う

 
 
 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
1】 脳回と呼ばれるしわ形成の際に働く遺伝子発見

 
 
 
 
 
思考や運動等を担う大脳皮質
の表面積が増え、「脳回」と呼
ばれるしわが形成される際に働
く遺伝子を発見したと、金沢大
の河崎洋志教授や、新明洋平准
教授らが8月30日、米科学誌セ
ル・リポーツ電子版に発表しま
した。
大脳皮質の形成過程の異常で、
さまざまな障害が生じる難病の
仕組みを解明する手掛かりにな
るということです。
脳回は哺乳類でも脳機能が比
較的高い種にしかできません。
動物実験によく使われるマウス
の脳には脳回がないため、河崎
教授らはイタチ科のフェレット
に注目し、最新技術で、遺伝子
操作実験を行いました。
その結果、大脳皮質の表面側
の神経細胞で「Cdk5」とい
う遺伝子が働かないと、脳回が
正常にできないことを突き止め
ました。

ドーパミン受容体の遺伝子につ

いて解説している動画です。

 
 


 
 
最新技術に、細心の注意を払
う。笑

 
 
 
 
 
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2】 加齢による筋肉量や質の低下をサルコペニア と言う

 
 
 
 
 
加齢とともに筋肉の量や質が
低下した状態を「サルコペニア」
といい、活動量が減り、寝たき
りや転倒骨折のリスクも高まり
ます。筋肉量の維持に不可欠な
インスリンが効果的に働かない
糖尿病の患者さんは、サルコペ
ニアになりやすいといわれてい
ます。
筋肉は血糖値の調節に重要な
役割を果たしており、筋肉量の
低下は糖尿病を悪化させます。
運動は急性の効果として血糖値
を下げるだけでなく、長期的に
は筋肉の量や質の改善、さらに
インスリンの働きを改善して血
糖値を低下させる効果がありま
す。有酸素運動や筋トレが有効
ですが、運動機能の低下した高
齢者には片足立ちや壁での腕立
て伏せ、ストレッチもおすすめ
です。

栄養も大事。過度な糖質制限
をすると体は筋肉を分解しアミ
ノ酸からブドウ糖を作ってエネ
ルギーを補います。すると体重
は減っても、筋肉が減る一方、
内臓脂肪は減らず、血糖値は下
がらない、といったことも起き
ます。

健康な高齢者は1日に体重1
キロあたり1〜1.2グラムの
蛋白質が必要ですが、三大合併
症の一つである腎症を合併して
いる人は腎臓の負担になる場合
もあります。 主治医に相談が
必要です。

サルコペニア型肥満について、

解説している動画です。

 
 


 
 
 
意地になって筋肉量の維持を
図る。笑

 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
思考や運動等を担う大脳皮質
の表面積が増え、「脳回」と呼
ばれるしわが形成される際に働
く遺伝子を発見したのは偉大な
業績です。脳回は哺乳類でも脳
機能が比較的高い種にしかでき
ず、マウスには脳回がないとい
うことですから、マウスを使っ
た実験ができないため、やむを
得ず、脳回のあるイタチ科のフ
ェレットに注目し、最新技術で、
遺伝子操作実験を行ったと考え
られます。大脳皮質の形成過程
の異常で、さまざまな障害が生
じる難病の仕組みを解明する手
掛かりにして頂きたいものです。
加齢とともに筋肉の量や質が
低下した状態を「サルコペニア」
といい、活動量が減り、寝たき
りや転倒骨折のリスクも高まる
ことが分かっています。サルコ
ペニア型肥満は、サルコペニア
状態で、筋肉が脂肪に置き換わ
ったものです。サルコペニア型
肥満の場合、見た目が変わらず
体重も変わらない場合が多いの
で、発見が遅れることがありま
す。その場合、転倒骨折となっ
てから、発覚する場合が多いよ
うです。見た目が変わらなくて
も、今までと様子が明らかに変
な高齢者が身近にいた時は病院
受診を勧めましょう。

店頭で転倒し骨折する。笑

 
 
 
 
 
 
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