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診療マル秘裏話   Vol.664 平成28年9月1日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
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目次

1)MRIで不整脈のカテーテル治療の成果を視覚的に評価
2)肺腺ガンにかかる危険性を高める遺伝子の配列

 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 MRIで不整脈のカテーテル治療の成果を視覚的に評価

 
 
 
 
 
 
国立循環器病研究センターは
8月5日、MRI を用いることによ
り、不整脈に対するカテーテル
治療の成果を視覚的に評価する
ことに成功し、その技術を用い
て多施設での臨床研究を開始し
たと発表しました。この研究は、
国循不整脈科の宮本康二医師、
草野研吾部長、放射線科の森田
佳明医師らの研究チームによる
ものです。研究成果は、科学誌
「Journal of arrhythmia 」に
掲載されました。

不整脈に対する、カテーテル
治療件数は年々増加しているも
のの、目で見ることのできない
電気信号に対する治療であるた
めその治療効果を視覚的に判定
することは困難でした。

不整脈の一種である心房細動
については日本国内の推定患者
数は約170 万人といわれていま
すが、高齢化に伴い、患者数は
増加すると考えられており治療
成績と安全性の向上は不可欠と
なります。そのため、心房細動
に対するカテーテル治療の効果
を非侵襲的に視覚的に認識する
方法が求められています。

研究チームは、造影剤を用い
て、病変部分を映し出す「遅延
造影効果」を応用し国循で心房
細動に対するクライオバルーン
によるカテーテルアブレーショ
ン治療(バルーン型のカテーテ
ルに冷気を送り込み、電気信号
の異常が、起こっている部位を
一括で冷却することによる治療
方法)を、実施した患者さんの
心臓をMRI で撮影。その結果、
アブレーションを行った肺静脈
周囲に、遅延造影効果を認め、
治療効果を可視化する事に成功
しました。また、同技術を用い、
2015年12月に、多施設での臨床
研究を開始したとしています。

今回のMRI の遅延造影効果を
利用した、心房細動治療効果の
可視化については、治療が完全
に行えたかが一目でわかるため
治療成績の向上につながり、ま
た、医師の教育ツールとしても
使用できるため、安全性の向上
にも寄与すると期待されます。
今後は、心房細動に限らず他の
不整脈に対しても同様に治療の
結果を可視化させ、不整脈全体
について治療の有効性・安全性
を向上させることが課題になる
と研究グループは述べています。

不整脈のカテーテル治療の第一

人者のドクターの密着動画です。

 
 


 
 
 
瑕疵の有無を可視化する。笑

 
 
 
 
 
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2】 肺腺ガンにかかる危険性を高める遺伝子の配列

 
 
 
 
 
肺ガンの中でも発症頻度が高
い「肺腺ガン」のうち、日本人
に最も多い種類のガンにかかる
危険性を高める遺伝子の配列の
パターンを見つけたと国立ガン
研究センターなどのチームが9
日、英科学誌に発表しました。
この特徴を持つ人はリスクが約
1.2~1.4倍高くなると推計しま
した。

河野隆志・同センター研究所
分野長は「肺腺ガンになりやす
い人を予測し、早期発見につな
げられる可能性がある」と話し
ています。

チームは、「EGFR遺伝子」が
変異して発症するタイプの肺腺
ガンに注目しました。約3千人
の患者さんのDNA を約1万5千人
の健康な人と比較しました。

肺腺ガンについて解説している

動画です。

 
 


 
 
水系の貯水量を推計する。笑

 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
MRI を用いることにより不整
脈に、対するカテーテル治療の
成果を視覚的に評価することに
成功しその技術を用いて多施設
での臨床研究を開始したのは、
喜ばしいことです。  不整脈
の一種である心房細動について
は日本国内の推定患者数は約17
0 万人といわれていますが高齢
化に伴い、患者数は増加すると
考えられており治療成績と安全
性の向上が、不可欠というのは、
本当です。治療成果が視覚的に
評価可能となれば、治療成績の
上昇につながるのは、一目瞭然
と言えましょう。
肺ガンの中でも発症頻度が高
い「肺腺ガン」のうち、日本人
に最も多い種類のガンにかかる
危険性を高める遺伝子の配列の
パターンを見つけたのは、偉大
な業績です。 肺ガンの場合は、
特に進行が速く、見つけた時に
は、手遅れという場合が少なく
ありません。ヘビースモーカー
の若い人が、肺腺ガンになって
手術は、したけれども経過が良
くなく、亡くなってしまったと
いう症例を経験しました。家族
の人はどれ程、辛かったことで
しょう。もう少し早く見つけて
いれば、助かった可能性が高い
ことから、こうした早期発見に
つながる業績は、高く評価すべ
きであると考えています。

恵果阿闍梨が空海の修行経過
を観察する。笑

 
 
 
 
 
 
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藤田 亨
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