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2018-07-17 03:08:57

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診療マル秘裏話   号外Vol.966  平成29年9月12日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
 
目次

1)サルナシ茶に大腸ガンの前ガン病変を予防する効果
2)クローン病の患者に羊膜由来細胞を投与の再生医療

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 サルナシ茶に大腸ガンの前ガン病変を予防する効果

 
 
 
 
 
 
岡山大大学院 医歯薬学総合
研究科の有元佐賀恵准教授(60)
=遺伝毒性学=は、サルナシ茶
に大腸ガンの前段階である「前
ガン病変」を予防する効果があ
る事をマウスによる実験で確認
しました。有元准教授は「大腸
ガンの発症を抑える効果も大い
に期待できる」としており岡山
県内唯一の産地・新庄村は健康
面での特性をアピールして特産
品の魅力アップを目指します。

実験は大腸ガンを誘発させる
物質を注射したマウス各5匹に
サルナシ茶と水道水を飲ませ、
7週間後に1匹当たりの前ガン
病変の平均発生数を比較しまし
た。その結果、サルナシ茶を飲
ませたマウスは、水を飲ませた
場合の半数以下に抑えられたと
いうことです。

「前ガン病変で効果が見られ
たことで、大腸ガンそのものに
も抑制効果が期待できる。」と
有元准教授は述べています。今
後、マウスの数を約3倍に増や
して前ガン病変の実験データの
精度を高めるとともに、大腸が
んに対する効果も調べます。

大腸ガンは、果物などを摂取
することで発ガンリスクを抑え
られるとされています。有元准
教授は2013年にサルナシの
果汁に大腸ガンの前ガン病変の
抑制効果があると確認したこと
から、枝葉を使用する茶にも同
様の効果があるとみて昨年6月
に研究を始めました。

新庄村にはサルナシの自生地
があり、村が02年から栽培を
奨励しています。現在は農家等
19戸1団体でつくる、村サル
ナシ栽培研究会が約1・36ヘ
クタールで植栽し、生食用など
に販売しています。

小倉博俊村長は「実だけでな
く枝葉にも健康効果があること
が判明し、サルナシ全体の価値
を高める成果を得ました。生産
拡大や、加工品のラインアップ
拡充を支援し、特産品化に弾み
をつけたい」と話しています。

サルナシ マタタビ科でキウ
イの原種とされています。山岳
地帯に自生し、果実は直径2~
3センチの緑色です。ビタミン
Cが豊富で、滋養強壮効果があ
るということです。新庄村では
例年8月下旬から、9月上旬に
収穫されます。 有元佐賀恵准
教授は2010年に村の依頼で研究
に着手しました。果汁について
は12年に皮膚ガン、13年に大腸
ガンの前ガン病変、14年に肺が
ん、16年に、放射線障害の抑制
効果を公表しています。

サルナシ酢も発ガン抑制効果に

ついて解説し、サルナシビール

に挑戦すると言う動画です。

 
 


 
 
村の依頼があって以来、閑散
としている。笑

 
 
 
 
 
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2】 クローン病の患者に羊膜由来細胞を投与の再生医療

 
 
 
 
 
 
腸などの消化管に慢性の炎症
が起きる、難病のクローン病の
患者さんに、胎児を包む羊膜か
ら採取した細胞を投与する再生
医療の臨床試験(治験)を、北
海道大学と兵庫医科大学が11月
にも始めます。 薬が効かない
患者さんの症状改善を期待して
います。再生医療製品として5
年後の承認を目指しています。

対象は、大腸に炎症があり、
既存の薬が効かない患者さんで
す。北大病院で第三者が出産し
た際に提供された羊膜から炎症
を抑える作用がある「間葉系幹
細胞」を抽出して培養し、北大、
兵庫医大病院で患者さんに点滴
します。2年間で最大12人に
実施、投与1年後まで経過をみ
ます。来月、治験計画を北大の
倫理委員会に申請します。

北大の大西俊介准教授(消化
器内科)のグループは腸に炎症
を起こしたラットに人の羊膜の
間葉系幹細胞を注射したところ、
炎症抑制などの効果を確認しま
した。大西准教授は「羊膜には
間葉系幹細胞が豊富にあり効果
が望める」と話しています。

国立ガン研究センター研究所
の落谷孝広・分子細胞治療研究
分野長の話 「間葉系幹細胞が
炎症を抑える仕組みには不明な
点もあり、治験で明らかになる
のを期待したい」

【クローン病】 主に、小腸や
大腸に炎症や潰瘍が起きます。
10歳代後半から30歳代前半に、
発症することが多いとされてい
ます。 原因は不明で根本的な
治療法はありません。 医療費
助成の対象となる指定難病で、
国内患者数は約4万人です。

クローン病について解説してい

る動画です。

 
 


 
 
医療費助成の恩恵を、受ける
女性。笑

 
 
 
 
 
 
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編集後記

サルナシ茶に大腸ガンの前段
階である「前ガン病変」を予防
する効果がある事をマウスによ
る実験で、確認したというのは、
偉大な業績です。サルナシとい
う植物があることすら、私も知
りませんでした。マタタビ科で
キウイの原種とされていて山岳
地帯に自生し、果実は直径2~
3センチの緑色です。ビタミン
Cが豊富で滋養強壮効果がある
と言われているので、まさに、
キウイのような果物がガン予防
に一役買っているなんて、本当
に驚き、桃の木、山椒の木です。
腸などの消化管に慢性の炎症
が起きる、難病のクローン病の
患者さんに、胎児を包む羊膜か
ら採取した細胞を投与する再生
医療の臨床試験(治験)を11月
から開始するのは喜ばしいこと
です。潰瘍性大腸炎には、対症
療法とは言え、いろいろな治療
があるのですが、クローン病に
は、有効な治療がありません。
耐えられないような腹痛や下痢
に悩んでいる患者さんにとって
は、正に福音と言えましょう。
臨床試験が、成功して臨床の場
で当たり前に使われる事になる
ことを期待したいと思います。

祭主が川で採取した川魚。笑

 
 
 
 
 
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