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2018-07-14 00:03:46

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診療マル秘裏話   号外Vol.964  平成29年9月10日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
 
目次

1)ストレスが消化管疾患や突然死を起こす分子メカニズム
2)無精子症のマウスのiPS細胞由来精子で,子マウス誕生

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
1】 ストレスが消化管疾患や突然死を起こす分子メカニズム

 
 
 
 
 
 
 
北海道大学は8月16日、スト
レスが、どのようにして消化管
疾患や突然死をもたらすのか、
その分子メカニズムを解明した
と発表しました。 この研究は、
同大遺伝子病制御研究所の村上
正晃教授らの研究グループによ
るものです。研究成果は、生命
科学の専門オンライン誌「eLIF
E 」に公開されています。

慢性的なストレスは、胃腸疾患、
心疾患などのさまざまな病気を
悪化させることが経験的に知ら
れていますが、その分子メカニ
ズムはほとんど明らかになって
いません。村上教授らの研究グ
ループはこれまでに、自己免疫
疾患のマウスを用いて、地球の
重力がふくらはぎの筋肉を刺激
することで神経が活性化し、第
5腰髄(L5)の血管から血液脳
関門を超えて免疫細胞が集まり、
病気が発症する現象「ゲートウ
ェイ反射」を報告していました。

今回の研究ではストレスで神経
が活性化されることで、脳内の
特定の血管に免疫細胞が侵入し
微小炎症が引き起こされる、新
たなゲートウェイ反射を発見し
ました。この血管部の微小炎症
は、通常は存在しない神経回路
を形成して活性化し、消化管、
心臓の機能不全を引き起こして
突然死を誘導したということで
す。これは、ストレスが臓器の
機能不全を引き起こす理由を示
す世界で初めての発見であり、
同じ程度のストレスでも病気に
なる人、ならない人の違いが脳
内微小炎症の有無によって決ま
る可能性を示唆しており、脳内
の微小炎症を引き起こす病原性
CD4+T細胞の数を調べることで、
ストレス性疾患へのかかりやす
さを予測できる可能性があると
いうことです。

また、多発性硬化症では病気が
悪化すると、治療法がまだない
進行型になりますが今回の結果
は、その発症原因、今後の治療
法の解明に大きな示唆を与える
可能性があります。更に、認知
症患者さんなど他疾患で認めら
れる脳内微小炎症の働きが新規
の神経回路の活性化を介して脳
を含む臓器機能の不調を誘導す
る可能性も示された、と研究グ
ループは述べています。

ストレスが限界にきたら、出る

6つの症状についての動画です。

 
 


 
 
 
体の不調と仕事の不調が符牒
を合わせる如く同調する。笑

 
 
 
 
 
 
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2】 無精子症のマウスのiPS細胞由来精子で,子マウス誕生

 
 
 
 
 
 
 
性染色体の異常で起きる「無
精子症」のマウスの人工多能性
幹細胞(iPS 細胞)から精子を
作り、通常の卵子と体外受精さ
せて、異常のない子を誕生させ
ることに成功したと、京都大の
斎藤通紀教授(細胞生物学)ら
の国際チームが8月17日付の米
科学誌サイエンス電子版に発表
しました。

無精子症であってもiPS 細胞
にするとなぜ精子ができるよう
になるのかのメカニズムは不明
です。斎藤教授は「iPS 細胞の
作製過程で異常な染色体が欠落
するのではないか。染色体や遺
伝子異常が原因の不妊の治療法
開発につながる可能性がある」
と話しています。

男性不妊治療について解説して

いる動画です。

 
 


 
 
 
作製過程を家庭で行うと仮定
する。笑

 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
ストレスが、どのようにして
消化管疾患や突然死をもたらす
のかその分子メカニズムを解明
したと発表したのは偉大な業績
です。ストレスで神経が活性化
されることで脳内の特定の血管
に免疫細胞が侵入し微小炎症が
引き起こされる、新たなゲート
ウェイ反射が発見され、この血
管部の微小炎症は、通常は存在
しない神経回路を形成して活性
化し、消化管、心臓の機能不全
を引き起こして突然死を誘導す
るという仮説を立てること自体
難しかったのではないかと考え
ています。
性染色体の異常で起きる「無
精子症」のマウスの人工多能性
幹細胞(iPS 細胞)から精子を
作り、通常の卵子と体外受精さ
せて、異常のない子を誕生させ
ることに成功したのは、大変な
快挙と言えましょう。iPS 細胞
の作製過程で、異常な染色体が
欠落するということが本当であ
るとすると無精子症の男性から
iPS 細胞を作り、精子に分化さ
せて、正常な卵子と受精させる
と染色体や遺伝子異常が原因の
不妊の治療法開発に直結すると
私は考えています。

仮設住宅で、避難生活を送る
という仮説を立てる。笑

 
 
 
 
 
 
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