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2018-07-11 03:15:16

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診療マル秘裏話   号外Vol.961  平成29年9月7日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
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目次

1)角層中蛋白質が糖化による肌の老化兆候を抑制
2)かかとの荒れと体重の重さが相関する事を発見

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
1】 角層中蛋白質が糖化による肌の老化兆候を抑制

 
 
 
 
 
 
ファンケルは、角層中の蛋白
質「アルギナーゼ(AGR)-
1」が糖化による肌の老化兆候
を抑制することを見いだしまし
た。AGR-1は抗酸化機能も
有しますが、加齢とともに減少
するため老化兆候を加速させま
す。今後はAGR-1を増やす
成分を探索し、抗糖化機能を主
軸としたアンチエイジング化粧
品の開発を目指します。

糖化は、食事で摂取した糖が
体内の蛋白質と結びつくことで、
「AGEs」(糖化最終生成物)
が生成・蓄積される老化の一過
程です。シミやシワ、たるみと
いった兆候をもたらすため酸化
と並ぶ老化促進因子とされてい
ます。 加齢によって生じる他、
血糖値の高い状態でも起きやす
いとの報告があります。

研究は、糖化による老化兆候
が高いと予測される血糖値の高
い40~60代の女性26人を
被験者に行いました。独自開発
した角層の蛋白質を採取して肌
状態などを分析する技術「角層
バイオマーカー」を基に、糖化
抑制にかかわる蛋白質を探索し
ました。AGR-1の量が多い
程、皮膚の色が明るくシワ面積
が少ないことを確認しました。
続けてAGR-1が老化兆候を
抑制する要因を解析しました。
AGEの老化を促進する受容体
「RAGE」に着目し、培養表
皮角化細胞を用いてAGR-1
の発現抑制有無によるRAGE
の発現量を比較しました。AG
R-1を抑制すると、抑制して
いないものに対し発現量が10
倍に増加する事が分かりました。

AGR-1が糖化による老化
兆候を抑制するとの発見を通じ、
今後はそれを増加させることで
抗老化機能を付与した化粧品を
開発します。研究成果は、6月
に仙台市で開かれた日本皮膚科
学会総会で発表しました。

糖化について解説している動画

です。ヨーグルトに肉を漬け込む

という描写がありますが、これは

真似しない方が良いです。糖化に

は良いかもしれませんが、ホエイ

の中にあるカゼイン蛋白が腸に

炎症を起こします。乳酸菌が肉を

柔らかくするというのもガセネタ

です。キウイフルーツやパイナッ

プルの方が肉を柔らかくする酵素

を含みます。ただ缶詰めのパイナ

ップルでは、効果が薄いです。

 
 


 
 
燈火にいそしんで勉学に励み、
糖化についての論文を発表する。


 
 
 
 
 
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2】 かかとの荒れと体重の重さが相関する事を発見

 
 
 
 
 
 
ナリス化粧品(大阪市福島区、
村岡弘義社長)は、かかとが荒
れていると体重が重い傾向にあ
ることを見いだしました。荒れ
たかかとでは肌の硬化や乾燥と
いった症状がみられ、角層が分
厚くなっていました。体重が重
いほど加わる力(荷重)は大き
く刺激も増すため、角層が分厚
くなり荒れをもたらします。今
後は、かかとや腕など肌全般に
かかわる物理的刺激や負担に対
する応答メカニズムを解明し、
美肌を保つ方法の確立や化粧品
の開発を目指します。

同社は主力製品であり、皮膚
の角層を健やかな状態へと導く
「ふきとり化粧水」の研究開発
を通じ、角層のメカニズムを探
ってきました。そのなかで身体
では最も分厚いかかとの角化に
着目しました。かかとには荒れ
やひび割れといった季節や性別
を問わない悩みが生じます。し
かし保湿やピーリングなどの一
時的な対処が中心で、根本的な
原因については研究されてこな
かったことから、今回検証を進
めました。

研究では、かかとの荒れた群
と荒れていない群に被験者を二
分して比較しました。荒れた群
は硬化・乾燥に加えて、水分蒸
散量が少ない、角層が分厚い、
体重が重いとの傾向にありまし
た。体重による荷重刺激が角層
を分厚くするとの仮説を立て、
3次元培養細胞を用いて調べま
した。 荷重により、分化関連
遺伝子の発現量と角層厚の増加
が認められたということです。

今後はまず、荷重刺激による
遺伝子発現量の変化のメカニズ
ム解明を目指し、かかとだけで
なく顔や腕など身体の荒れの防
止策につなげたい考えです。肌
に対する荷重といった、物理的
刺激と負担への応答メカニズム
の解明からは、ふきとり化粧水
を含めた製品開発を検討してい
く予定です。

かかとのひび割れについて解説

している動画です。

 
 


 
 
 
桜桃を送って応答を観察する。


 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
角層中の蛋白質「アルギナー
ゼ(AGR)-1」が糖化によ
る肌の老化兆候を抑制すること
を見いだしたのは偉大な業績で
す。今後はAGR-1を増やす
成分を探索し、抗糖化機能を主
軸としたアンチエイジング化粧
品の開発を目指すという具体的
な目的まで定まっているという
のは、ゴールを一直線に目指す
という小気味よさを感じます。
糖化=老化というのは、本当に
あてはまる格言だと再認識しま
した。
かかとが荒れていると体重が
重い傾向にあることを発見した
のは、素晴らしい発見だと思い
ます。イメージをすることは、
誰でもできますが、具体的に、
その傾向を証明することは容易
ではありません。 今後はまず、
荷重刺激による遺伝子発現量の
変化のメカニズム解明を目指し、
かかとだけでなく、顔や腕など
身体の荒れの防止策につなげる
ことができるよう努力して頂き
たいものです。

遺伝子発現量について発言す
る。笑

 
 
 
 
 
 
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