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2018-07-05 03:12:34

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診療マル秘裏話   号外Vol.956  平成29年9月1日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
目次

1)認知機能に関わる各領域の繋がりを訓練で調整
2)軟骨の幹細胞を移植して損傷半月板を再生する

 
 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 認知機能に関わる各領域の繋がりを訓練で調整

 
 
 
 
 
 
認知機能に関わる脳の各領域
のつながりを訓練で調整して、
注意力を向上させる事に、関西
文化学術研究都市の国際電気通
信基礎技術研究所(ATR、京
都府精華町)等が8月7日までに
人の実験で成功しました。精神
疾患や認知症の治療法の開発に
つながる成果ということです。

グループは山下歩研修研究員、
ATR認知機構研究所の、今水
寛所長など。

脳の活動を細かな部位ごとに
見る事ができる機能的磁気共鳴
装置(fMRI)で、注意力の
持続や抑制に関わる二つの領域
「左一次運動野」「左頭頂外側
部」を調べました。

実験は、20代男女30人に行い
ました。安静な状態で頭の中で
右手の指を動かす想像を繰り返
し、二つの領域の活動が連動し
ないときに得点が増えます。4
日間の実験後、連動性は低下し、
別の実験で、注意力の持続性が
向上したことを確かめました。

連動したとき得点が増える逆
の実験では、注意力の持続性が
低下しました。脳のつながりを
調整することで、注意力を向上
させたり、低下させることがで
きました。

これまでの研究で同様の実験
の学習効果は2カ月以上維持さ
れるということです。

脳の各領域のつながり状態は、
自閉スペクトラム症(ASD)
や統合失調症などの精神疾患や
認知症に関係していると考えら
れています。ATRは、「脳の
どのつながりが重要か分かれば、
治療法が開発できる可能性があ
る」とし、臨床応用に向けては
「倫理の専門家や医師とともに
慎重に進め社会の理解を得たい」
としています。

大脳基底核からの神経ネットワ

ークについて解説している動画

です。脳は、色々な所とネット

ワークを形成していることが分

かれば、細かい事は覚える必要

がありません。

 
 


 
 
伸長著しい若手の評価を慎重
に進める。笑

 
 
 
 
 
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2】 軟骨の幹細胞を移植して損傷半月板を再生する

 
 
 
 
 
東京医科歯科大学は、軟骨の
もとになる細胞を移植して損傷
した半月板を再生する臨床試験
(治験)を今月から開始しまし
た。5年後の承認を目指してい
ます。

半月板は、膝関節の間に挟ま
る三日月形をした軟骨で、クッ
ションの役割を果たしています。
強い衝撃や加齢で傷めることが
あり、年間約3万5000人の
半月板損傷の患者さんのうち、
8割が損傷部分を切除していま
す。 広範囲に切除した場合、
関節の軟骨がすり減り、曲げ伸
ばしに障害を生じる、変形性膝
関節症を起こしてしまいます。

治験では、損傷した半月板を
切除せずに縫い合わせます。関
節を包む滑膜を採取し、滑膜内
に含まれ、軟骨のもとになる滑
膜幹細胞を抽出、培養して膝に
注射で注入します。 2年間で
成人患者さん10人に実施し、
1年後まで改善状況を観察しま
す。

2013~15年に行われた
臨床研究で、5人に同様の治療
を実施し、半月板の再生が確認
されたということです。

同大教授で再生医療研究セン
ター長の関矢 一郎さん(整形
外科)は「再生医療製品として
承認され、変形性膝関節症を予
防する治療につなげたい」と話
しています。

滑膜幹細胞ではなく脂肪幹細胞

を利用する再生医療の動画です。

 
 


 
 
 
尊称を損傷する噂話。笑

 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
認知機能に関わる脳の各領域
のつながりを訓練で調整して、
注意力を向上させる事に成功し
たのは、偉大な業績です。精神
疾患や認知症の治療法の開発に
つながる成果と目されるために、
この研究成果から、実際に精神
疾患や認知症の新治療法が生ま
れる事を期待したいと思います。
特に、脳のどのつながりが重要
かを調査して、脳のつながりを
調整することで新治療法が開発
されることを切に祈念したいと
考えています。
軟骨のもとになる細胞を移植
して損傷した半月板を再生する
臨床試験(治験)を、今月から
開始したのは素晴らしいことだ
と私は考えています。損傷した
半月板を切除せずに縫い合わせ
て、関節を包む滑膜を採取し、
滑膜内に含まれ、軟骨のもとに
なる滑膜幹細胞を抽出、培養し
て、膝に注射で注入するという
方法をとる臨床試験ですが、今
までのシート状の細胞移植と異
なり、2回目の処置が手術では
なく、注射という点が斬新であ
る気がします。

異色の移植で再生医療が最盛
となる。笑

 
 
 
 
 
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