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2018-07-03 01:18:14

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診療マル秘裏話   号外Vol.954  平成29年8月29日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
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目次

1)iPS細胞から血小板製剤大量作成技術を開発
2)マダニにかまれてうつる感染症の患者数が増加

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 iPS細胞から血小板製剤大量作成技術を開発

 
 
 
 
 
 
 
京都大の研究者らが設立した
ベンチャー企業「メガカリオン」
(京都市)は8月7日、iPS
細胞(人工多能性幹細胞)から
止血作用のある、血小板製剤を
大量に作る技術を他の医療関連
企業などと共同開発したと発表
しました。

来年から臨床試験(治験)を
始め、再生医療製品として20
20年の承認を目指します。

同社は既に、京都大から提供
されたiPS細胞を血小板に変
え、輸血用バッグに詰めて製剤
にする技術を持っています。た
だ、治療として普及させるのに
必要な大量製造の技術がありま
せんでした。

そこで、同社はシスメックス
(神戸市)、京都製作所(京都
市)など15社と提携しました。
血小板のもとになる細胞を一度
に大量培養する容器や、培養し
た血小板から不純物を取り除く
フィルターを作るなどして、1
週間に2000~3000のバ
ッグを製造する技術を開発でき
たということです。 承認後は、
15社以外の別の企業に委託し、
血小板製剤の製造工場を建設し
ます。

国内の血小板の輸血は年間80
万人が受けているとされていま
す。一方で人口減などで献血者
は年々減っています。メガカリ
オンの三輪玄二郎社長は「献血
不足を補う、新たな技術として
普及させたい」と話しています。

このニュースの公演動画です。

 
 
 


 
 
 
不朽の名作を普及させたい。


 
 
 
 
 
 
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2】 マダニにかまれてうつる感染症の患者数が増加

 
 
 
 
 
 
 
野山にいるマダニにかまれて
うつる感染症の患者数が増えて
います。 今年に入り、発熱が
特徴の 「日本紅斑熱」は100人
を超え、過去最多だった昨年を
上回る勢いです。致死率の高い
「重症熱性血小板減少症候群(
SFTS)」も、7月下旬時点とし
てはこれまでで最も多くなって
います。夏休みで野外での活動
が多くなる中、森や草むらに入
る際には、肌の露出を減らすよ
う専門家は注意を呼び掛けてい
ます。

日本紅斑熱は、マダニにいる
細菌の一種が原因で起きます。
主な症状は発熱や発疹で、重症
化した場合、手足が壊死した例
もあるほか、年間数人が死亡し
ています。

マダニ感染症について解説して

いる動画です。

 
 


 
 
 
次点の時点から盛り返す。笑

 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
iPS細胞 (人工多能性幹
細胞)から止血作用のある血小
板製剤を大量に作る技術を他の
医療関連企業などと共同開発し
たと発表したのは、偉大な業績
です。20年前、大学病院の血液
内科医だった私は血小板の輸血
で苦労していました。特に特殊
な血液型の血小板輸血が足りず、
特殊な血液型を持つ患者さんの
血小板輸血を確保するのに大変
苦労しました。また特発性血小
板紫斑病の様な血小板の病気を
持っている白血病の患者さんで
は、既に自分の血小板に対する
抗体ができてしまっているので、
血小板輸血は、頭痛の種でした。
ところが大量のiPS細胞スト
ックがあれば血小板輸血に頼ら
ず、ドナーに頼らず血小板を作
ることが可能となり本当に便利
というほかありません。
野山にいるマダニにかまれて
うつる感染症の患者数が増えて
いることを踏まえて、半そでで
当クリニックを来院した患者さ
んに、森林や草叢で草取りなど
の作業をする際は、半そでなど
の危険な恰好はしないようお話
しています。特に治療法のほと
んどないSFTFの実例を挙げて、
患者さんに注意喚起をしていま
す。SFTFだけではなく日本紅斑
熱も細胞内寄生体であるリケッ
チアという細菌でおこることを
説明し、通常のペニシリンや、
セフェム系の抗生物質が無効で
ある事などを告げて正確な診断
を下して頂かないと命の危険に
晒されることを説明しています。

最近の細菌は細胞内に寄生し
て、性質が悪い。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
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