最新号より100号前のメルマガ

2018-07-01 04:37:16

カテゴリー:ブログ



藤田のブログランキングアップにご協力お願いします。
以下のバナーをぽちっとクリックお願いします。



美白·美肌ブログランキングへ

 
診療マル秘裏話   Vol.661 平成28年8月11日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
 
目次

1)山形大が重粒子線ガン治療装置の新技術を開発
2)人口10万人当たり10人以下に結核患者減少目標

 
 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 山形大が重粒子線ガン治療装置の新技術を開発

 
 
 
 
 
 
山形大医学部は東芝、放射線
医学総合研究所 (千葉市)と
共同で、重粒子線ガン治療装置
の新技術を開発したと発表しま
した。 省電力化などにより、
治療費の負担軽減が期待できる
ということです。

重粒子線ガン治療は、装置を
使って光速の7割程度まで加速
させた炭素イオンを病巣にピン
ポイントで照射し、ガン細胞を
破壊します。 研究グループは、
イオンを加速させる、「高周波
四重極線型加速器」と、イオン
を生成する装置「レーザーイオ
ン源」を改良しました。

高周波四重極線型加速器は、
世界で初めて主なパーツを三つ
に集約しました。接合部分を減
らし、従来は約2年だった製造
期間を8カ月まで短縮しました。
消費電力の約2割削減も実現し
ました。

新たなレーザーイオン源は、
従来に比べて、加速させやすい
炭素イオンを作り出すことがで
きます。 現在、一般的にイオ
ン生成に使われる「電子サイク
ロトロン共鳴イオン源」より、
消費電力が少なくて済むという
ことです。

研究グループメンバーで山形
大の岩井岳夫教授(放射線物理
学)は「将来的に省エネ化や低
コスト化、小型化が進めば治療
費をさらに安くすることができ
るのではないか」と見ています。

同大の重粒子線ガン治療施設
は2019年10月に診療開始の予定
だそうです。

重粒子線ガン治療について解説

している動画です。

 
 


 
 
 
私設の治療施設。笑

 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
 
2】 人口10万人当たり10人以下に結核患者減少目標

 
 
 
 
 
毎年約2万人が発症している
結核について厚生労働省の厚生
科学審議会の部会は、1年間に
診断される患者数を2020年
までに人口10万人当たり10
人以下に減らす目標を定める事
を決めました。

同省は、今秋にも予防指針を
改定し目標を盛り込みます。

結核患者は近年減る傾向に、
あります。15年の患者数は1
万8280人。10万人当たり
14.4人で、現行の目標の15人
以下を達成しました。同部会は
次の目標として、世界保健機関
が定める結核の発生が少ない国
の条件である10人以下を目指
すことにしました。

結核では長引く咳、体重減少、
発熱が起きます。 患者さんは、
都市部に多いことが分かってい
ます。同省は早期受診や診断後
の服薬継続を呼びかけて感染拡
大を抑えたいとしています。

世界結核デーにちなんで結核に

ついて解説している動画です。

 
 


 
 
私信から予防指針を導き出す。


 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
 
 
編集後記

 
 
重粒子線ガン治療装置の、新
技術を開発し、省電力化などに
より、治療費の負担軽減が期待
できるというのは、ガン患者さ
んにとって大きな福音となる事
でしょう。東日本大震災の影響
を受けた山形県でそれがなされ
るというのは、近接する東北の
県にとっても励みになるのでは、
ないでしょうか?最も青森県の
ようにガンの発症率が高い県で
は、生活習慣の見直しの方が、
急務であると認識しています。
毎年約2万人が発症している
結核について厚生労働省の厚生
科学審議会の部会は、1年間に
診断される患者数を2020年
までに人口10万人当たり10
人以下に減らす目標を定める事
を決めたのは、喜ばしい事です。
しかし、結核が発症する要因を
考えれば、症状が無くなった時
に自分勝手に薬を間引いて内服
という現象が、なくならないと
目標達成は、難しいと考えてい
ます。多剤耐性の結核菌が生ま
れる背景もこの油断に起因する
と考えられます。ぜひ最後まで
薬を飲み続ける気概を患者さん
に持って頂くことが近道である
と思います。

貴院に起因する病気。笑

 
 
 
 
 
 
************************

このメールマガジンは以下の配信システムを利用して
発行しています。
解除の手続きは下記ページよりお願い致します。
「まぐまぐ」www.mag2.com/m/0000121810.html
(イジニイワト)

発行者名  医療法人永徳会 皿沼クリニック院長
藤田 亨
職業    医師の箸くれ(はしくれ)
運営サイト www.eitokukaisalanuma.or.jp/ ご意見・ご感想・励ましのお便りお待ちしております。
sara2162@atlas.plala.or.jp このマガジンの掲載記事を無断で転載・使用すること
を禁じます。
ただしお友達への転送はご自由はご自由です。
このエントリーをはてなブックマークに追加 
 

コメント