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2018-06-21 00:07:52

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診療マル秘裏話   号外Vol.944  平成29年8月18日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
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目次

1)青森県で全国との健康格差を縮めるための挑戦
2)経カテーテル 的大動脈弁置換術で、新人工弁を設置

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 青森県で全国との健康格差を縮めるための挑戦

 
 
 
 
 
 
平均寿命が全国最下位の青森
県で、全国との健康格差を縮め
るための挑戦が続いています。
ワースト状態ではあるものの、
ここ数年間で、肥満傾向の子供
の割合や、妊娠中の喫煙率など
健康状態を示す評価項目の一部
に改善傾向があり、明るい兆し
が見えつつあります。県は関係
機関と連携しながら短命県返上
を目指します。
今年6月に、公表された年齢
調整死亡率(2015年)で、
青森県は男女とも高く、全国で
ワーストでした。ただ男性につ
いては3年前に比べ76.8人
減少し、減少幅は全国1位です。
40代の死亡率減少が寄与した
ということです。
2013年に第2次健康増進計画
「健康あおもり21」を策定し
た県です。全国との差を縮めよ
うと、食生活や運動に関する38
項目の目標を、設定しました。
策定後、数年で肥満傾向の子供
の割合や大腸ガン受診率など20
項目が改善し、逆に改善しない
項目が課題として見えてきまし
た。
県が、本年度、新たに始めた
認定制度に「健康経営事業所」
があります。
(1)勤務時間内にガン検診を
受けられる
(2)受動喫煙防止対策を講じ
ている
(3)県医師会に本部を置く「
健やか力推進センター」で研修
を受けた担当者を配置している
-などの条件を満たした事業所
が対象です。6月に初めて3事
業所を認定、今月さらに1事業
所を認定しました。
認定事業所には金融機関借入
金優遇制度を利用できる等特典
があります。認定は2年更新で
す。県は18年度末までに10
0事業所の認定を目指していま
す。
ガン検診の有効性を高めるた
め、県は「ガン検診精度管理モ
デル事業」も昨年度始めました。
市町村の検診台帳と県の持つ、
ガン登録データを弘前大に送り、
検診で罹患(りかん)者を正し
く判断できているか調査しまし
た。その結果、ガン検診を受け
たのに検診以外でその部位のが
んが見つかるケースが複数あっ
たことから、精密検査の受診の
有無が市町村で不正確に記入さ
れている可能性などが浮上しま
した。 本年度は対象自治体や
期間を拡大して実施しています。
連携や模索を続ける県内関係
者。同大 大学院医学研究科の
中路重之特任教授(公衆衛生学)
は「30代で既に健康の差が出て
いるため、すぐに全国ワースト
を脱却できるものではない」と
指摘しながらも、「複数の指標
で改善があるなど明るいニュー
スもある。健康は、一人一人の
意識の問題。県民が本気で取り
組む必要がある」と話していま
す。

青森県の健康課題について解説

している動画です。

 
 


 
 
医療機関が、受診期間を設定
するが、聞かん人が多い。笑

 
 
 
 
 
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2】 経カテーテル 的大動脈弁置換術で、新人工弁を設置

 
 
 
 
 
 
心臓に取り付けた人工弁が、
経年劣化で機能しなくなった東
日本在住の、重症心不全の60代
男性に、カテーテル(細い管)
を使って新たな人工弁を設置す
る手術を実施、成功したと大阪
大の澤芳樹教授(心臓血管外科)
のチームが7月25日、記者会見
し発表しました。

チームによると、人工弁は8
〜12年で劣化し、新たに弁を
付ける必要がありますが、重症
患者さんの場合、開胸手術をす
ると体への負担が大きく、術後
に補助人工心臓を使用しなけれ
ばならなくなる可能性が高いよ
うです。

今回、カテーテルは、胸から
挿入しており、大きな開胸手術
は不要で、治療が難しかった重
症患者への、新しい手法として
期待されています。

チームは2009年、心臓の大動
脈弁が開かなくなる重症患者さ
んに、太ももなどからカテーテ
ルを挿入して、人工弁に置き換
える「経カテーテル的大動脈弁
置換術(TAVI)」に国内で
初成功しました。以後500例
以上行ってきました。

今回の手術は、臨床研究とし
て今年6月20日、拡張型心筋
症と人工弁機能不全を併発した
男性に実施しました。過去にカ
テーテルを使わない開胸手術で
設置した人工の僧帽弁の部分に、
TAVIの技術を用いて新たな
弁を付けました。

会見に同席した男性は「術後
の復帰が早く、感謝の言葉しか
ありません」と笑顔で話しまし
た。

経カテーテル 的大動脈弁置換術につ

いて解説している動画です。

 
 


 
 
 
拡張型心筋症に格調高い手術。


 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
平均寿命が全国最下位の青森
県で、全国との健康格差を縮め
るための挑戦が続いていること
は素晴らしいことだと思います。
ワーストが続いていても、何ら
反省しない県民性があるならば、
救いようがありません。痛い思
いをして、反省することで新た
な挑戦が生まれ、何とか最下位
を逃れようともがいているさま
は、尊いと言えるのではないで
しょうか? 努力を続ければ、
必ず、結果はついてきます。ま
さに継続は力なりと言えるでし
ょう。反動で日本一の健康県と
言えるようになるかもしれませ
ん。
心臓に取り付けた人工弁が、
経年劣化で機能しなくなった東
日本在住の、重症心不全の60代
男性に、カテーテル(細い管)
を使って新たな人工弁を設置す
る手術を実施、成功したのは、
驚くべき着眼点から患者さんを
第一に考える手法によるもので
あることを明示していると私は
考えています。外科の先生であ
るからには、カテーテルなどの
内科的手法に頼らず、患者さん
の負担はあっても、手術に持ち
込みたいと考えるのが普通であ
ると思います。しかしプライド
を捨てて、患者さん第一の手法
に徹した結果、患者さんが、「
術後の復帰が早く、感謝の言葉
しかありません」と笑顔で話す
ことにつながったと思います。

明治政府が憲法を明示する。


 
 
 
 
 
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