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2018-05-28 00:02:24

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診療マル秘裏話    号外Vol.923  平成29年7月24日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
 
目次

1)脳死判定女性提供の肺を肺気腫50代女性に移植
2)夜間に寝ている間に完了のオーバーナイト透析が好評

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 脳死判定女性提供の肺を肺気腫50代女性に移植

 
 
 
 
 
 
脳死判定された女性から提供
された両肺の上部を組み合わせ
て左の肺を形成し、肺気腫の50
代女性に移植する世界初の手術
に成功したと岡山大病院が7月2
日発表しました。

提供されたドナーの両肺は下
部の状態が悪く、片肺をそのま
ま使う通常の移植はできません
でした。

執刀した臓器移植医療センタ
ーの大藤剛宏教授は記者会見し
「日本では臓器が足りず一つも
無駄にできない。少しでも状態
のいい部分を使い、患者を助け
たい」と話しており治療の選択
肢を広げると期待されます。

レシピエント女性は、岡山県
在住の方です。肺胞が壊れて息
切れやせきなどの呼吸器障害を
引き起こす肺気腫を、2007年に
発症し、11年に右肺の移植を受
けました。

大藤剛宏教授の覚悟を示す動画

です。

 
 


 
 
異色の移植を実行した。笑

 
 
 
 
 
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2】 夜間に寝ている間に完了のオーバーナイト透析が好評

 
 
 
 
 
 
糖尿病などによる慢性腎不全
の患者が行う人工透析で、夜間
に寝ている間に完了させる「オ
ーバーナイト透析」が好評を得
ています。佐賀県内で唯一対応
する伊万里市の前田病院は、県
内外から患者さんを受け入れ、
利用ベッド数を8床から13床
に増床しました。夜間に実施す
ることで仕事を休む必要がない
上、体への負担が少なくて高い
効果が得られる、長時間透析が
可能で、患者さんの就労支援や
生活の質向上に繋がっています。

透析は、血液中に蓄積された
毒素を体外に排出する治療で、
通常は2日に1度4~6時間行
います。病院の開院時間に合わ
せると、仕事を休むか早退する
必要があります。オーバーナイ
ト透析は、午後10時半までに
来院して睡眠中の8~9時間で
行うため、仕事を終えた後もゆ
とりをもって過ごすことができ、
翌朝もそのまま通勤が可能とい
うことです。患者さんの特別な
費用負担もありません。

オーバーナイトは長時間透析
を、長い期間継続できるという
利点もあります。近年は苦痛を
訴える患者さんの要望もあって
透析時間を4時間程度に短くす
るのが主流ですが、前田病院で
は以前から6時間以上の長時間
透析を提唱してきました。時間
をかけることで老廃物を確実に
除去し、心臓にかかる負担も少
なくなります。厳しい食事制限
が不要で透析後の疲労感も低減
できるということです。

透析患者は10年で半数が亡
くなるとされますが、前田病院
がまとめた27年間の臨床デー
タによると、長時間透析患者の
生存率は10年後、20年後と
もに国内平均の2倍となってい
ます。

「前は具合が悪くなって仕事
を抜けることもよくあったけれ
ど今は全くなくなった」。治療
のために伊万里市内に移り住み、
映像制作の仕事をする下田真作
さん(42)は、オーバーナイ
トを始めて丸1年です。短時間
透析時は、体力を奪われて気持
ちも沈んでいましたが、今では
県外を飛び回ることもできるよ
うになりました。「思い通りに
仕事ができて、精神面でも収入
の面でも全然違う」と充実ぶり
を語っています。

前田病院は昨年6月に開院1
00周年事業として、福岡市・
天神に、「天神オーバーナイト
透析&内科」を開設しました。
都市圏は特に需要が多く、フル
稼働の状況が、続いています。
病院を運営する医療法人「幸善
会」の前田利朗理事長は「医師
やスタッフの確保もあるので、
急速に広げることは困難だが、
透析で悩む人の希望になれるよ
う努力したい」と話しています。

夜間透析や在宅血液透析にとり

くんでいるクリニックの紹介で

す。

 
 


 
 
華道の師匠の稼働時間。笑

 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
脳死判定された女性から提供
された両肺の上部を組み合わせ
て左の肺を形成し、肺気腫の50
代女性に移植する世界初の手術
に成功というのは、素晴らしい
業績です。特にドナーの両肺の
下部の状態が悪く、片肺をその
まま使う通常の移植はできず、
工夫が必要であるという困難な
点を乗り越えて、手術を成功さ
せたのは、並大抵の苦労ではな
かったと推測しています。
夜間に寝ている間に完了させ
る「オーバーナイト透析」が、
好評を得ているというのはその
通りであると思いますが、患者
さんには宜しくても透析のスタ
ッフを確保するのは大変ではな
いかと思います。臨床工学技師
や看護師などの専門職で夜間の
勤務に応じてくれる人は少ない
のではないかと思います。人間
であれば、夜間の勤務を避けて
睡眠をとりたいと思うのは自然
なことです。そのため急速に広
げることはできないとおっしゃ
っていると理解しました。

勤務時間の公表は好評だった。


 
 
 
 
 
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