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2018-05-26 00:38:35

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診療マル秘裏話    号外Vol.922  平成29年7月23日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
目次

1)発達期のセロトニン が自閉症発症メカニズムに関与する
2)麻疹今年の患者数が昨年一年間患者数を上回る

 
 
 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
1】 発達期のセロトニン が自閉症発症メカニズムに関与する

 
 
 
 
 
 
 
 
理化学研究所(理研)と日本医
科大学は6月22日、モデルマウ
スを使った実験で、発達期のセ
ロトニンが自閉症発症メカニズ
ムに関与する可能性を明らかに
したと発表しました。

同成果は、理化学研究所脳科学
総合研究センター内匠透シニア
チームリーダー、日本医科大学
大学院医学研究科鈴木秀典教授
らの研究グループによるもので、
6月21日付けの米国科学誌「Sc
ience Advances」に、掲載され
ます。

自閉症(自閉スペクトラム症)は、
社会的コミュニケーション能力
の欠如や繰り返し行動が特徴的
な発達障害のひとつです。また、
音や光、触られることに対して
過敏に反応するなどの感覚異常
の症状を持っています。症状は
対処療法によって和らぐ場合も
ありますが、生涯にわたり表出
します。原因解明が社会的に強
く求められているものの、自閉
症の発症メカニズムはほとんど
明らかになっていません。

近年の研究から、自閉症患者で
は単一遺伝子変異やゲノム変異
であるコピー数多型が見つかっ
ており、なかでも15番染色体に
おいて重複異常が頻出すること
が知られています。また過去の
研究で、自閉症患者の脳内にお
いて神経伝達物質のセロトニン
が減少していることが示されて
いました。

今回、同研究グループはヒトの
15番染色体重複と、同じゲノム
異常を持つモデルマウス(15番
染色体重複モデルマウス)を,解
析した所、脳内セロトニンの減
少に関連して、セロトニンの供
給元である中脳の縫線核の働き
が低下していることや、セロト
ニン神経の投射先である、大脳
皮質での感覚刺激の応答異常を
発見しました。

また、SSRI (選択的セロトニン
再取り込み阻害剤 )を生後3日
齢から離乳まで投与し、発達期
のセロトニン量を増やすことに
より、縫線核と大脳皮質の電気
生理学的異常を改善させること
に成功しました。さらに、15番
染色体重複モデルマウスの成長
後にセロトニン量を回復させる
ことで、社会性行動異常も改善
することが分かりました。

今回の成果について、同研究グ
ループは、発達期におけるセロ
トニンの重要性を示しているだ
けでなく、バイオマーカーとし
ての脳内セロトニンの役割や自
閉症治療に関わる新たな知見を
もたらすものと説明しています。

自閉症の原因は、特定の遺伝子

の変異にあったというニュース

動画です。

 
 


 
 
桜桃を送ると応答があった。


 
 
 
 
 
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2】 麻疹今年の患者数が昨年一年間患者数を上回る

 
 
 
 
 
 
はしかの今年の患者数が163
人となり、関西空港で集団発生
があった昨年1年間の159人を既
に上回ったことが7月1日、国立
感染症研究所の調査で分かりま
した。海外で感染した人を起点
とした集団発生が各地で起きて
います。ワクチン接種の徹底に
よって過去最低の35人だった20
15年から一転し2年連続の増加
でした。対応を怠ると再び流行
国になる恐れがあるとの指摘も
専門家から出ています。

東南アジアや欧州で患者数が
増えており、海外に行く人が増
える夏休みを控え、感染研の多
屋馨子室長は「ワクチンを2回
受けていない人は、今のうちに
ぜひ接種をしてほしい」と話し
ています。

全国猛威の麻疹について解説し

ている動画です。

 
 


 
 
機転を利かせて起点を移動す
る。笑

 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
モデルマウスを使った実験で、
発達期のセロトニンが、自閉症
発症メカニズムに関与する可能
性を明らかにしたと言うのは、
素晴らしい業績です。自閉症の
原因については、よく分かって
おらず、治療はお手上げの状態
でした。 発達期におけるセロ
トニンの重要性を示しているだ
けでなく、バイオマーカーとし
ての脳内セロトニンの役割や自
閉症治療に関わる新たな知見を
もたらすものと考えられている
ので、今後の研究成果を期待し
たいと考えています。
はしかの今年の患者数が163
人となり、関西空港で集団発生
があった昨年1年間の159人を既
に上回ったというのは由々しき
問題です。海外で感染した人を
起点とした集団発生が各地で起
ているそうですから、みなさん
うつされないように十分注意し
て下さい。大人の麻疹は子供の
麻疹に比べて、重症化すること
が多いようです。子供の病気と
なめてかかることは、危険極ま
りない行為であることを認識し
ましょう。

向こう三年間は法律は無効と
なる。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
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