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2018-03-28 00:11:03

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診療マル秘裏話    号外Vol.871 平成29年5月25日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
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目次

1)乳房再建手術で患者の笑顔を取り戻そうと尽力
2)ガン細胞の増殖や転移を抑える新化合物を開発

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 乳房再建手術で患者の笑顔を取り戻そうと尽力

 
 
 
 
 
日本人女性のかかるガンで最
も多い乳ガンは、早期に見つか
れば治る可能性が高いとされて
いますが、乳房を手術で失った
患者さんの精神的負担は大きい
ことが知られています。そんな
患者さんに寄り添い、乳房再建
手術で笑顔を取り戻そうと尽力
する形成外科医がいます。

岐阜県出身。 宮崎医科大を
卒業し、形成外科の道へ。「治
療後に患者さんの見た目と体の
機能を改善させる分野。患者さ
んのこれからの人生に役立ち、
生活の質を高めたいと思った」
と話しています。

10年ほど前、30代の女性
患者さんとの出会いが転機とな
りました。乳ガンと告知され、
手術により左乳房を切除されま
した。乳房を失ったことに大き
なショックを受け、入院中はず
っと泣き続けていました。

女性は、乳房再建を希望し、
数カ月に及ぶ通院とシリコーン
を入れた人工物で膨らみを作る
手術を受けました。治療が進む
につれて、少しずつ表情が明る
くなったということです。最後
の診察では、「きれいな胸を作
ってくれてありがとう」と涙な
がらに感謝された。「乳房再建
が患者さんを絶望から救うこと
もあると実感した」と振り返っ
ています。

2009年、木沢記念病院へ。
乳房再建に力を入れ、8年間で
約400件の手術を手掛けまし
た。患者さんは30〜60代が
中心で、最高齢は73歳でした。
幼いわが子を不安にさせたくな
い、人目を気にせずに温泉を楽
しみたいなど再建の理由はさま
ざまです。

実際の手術では、人工物を入
れたり、患者さんの腹部などの
組織を移植したりして胸の膨ら
みを取り戻します。患者さんが
手術後の胸を具体的にイメージ
できるように3D撮影による画像
シミュレーション装置も導入し
ています。

人工物は、入院期間が比較的
短い半面、異物を入れるので手
術後に変形したりまれに感染症
にかかったりする恐れがありま
す。一方、組織移植は胸の見た
目や感触に違和感が少ないもの
の、腹部などに新たな傷ができ
る上に入院期間も長くなります。
「どんな手術をするかは患者さ
んによって異なり内容も複雑。
それぞれの手術法の特徴を理解
し、自分にあった方法を選んで
もらえるよう努めている」と言
っています。

14年には、院内に「乳ガン(
にゅうガン)治療・乳房再建セ
ンター」を開設しました。ガン
治療にあたる乳腺外科と専任の
看護師、形成外科が一丸となっ
て治療にあたります。 「再建
手術の技術をさらに上げて患者
さんの理想に近づけるようにし
たい」と力を込めて言いました。

乳房再建センターのセンター長

の先生の解説動画です。

 
 


 
 
債権を手放して再建する。笑

 
 
 
 
 
 
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2】 ガン細胞の増殖や転移を抑える新化合物を開発

 
 
 
 
 
 
九州大などの研究グループは、
ガンの進行に深く関わる蛋白質
の働きを妨げてガン細胞の増殖
や転移を抑える新たな化合物を
開発し、5月2日付の、米科学誌
電子版に発表しました。マウス
実験で、免疫細胞である白血球
の減少といった副作用がない事
を確認しました。体に優しい抗
ガン剤の開発につながる可能性
がありそうです。

研究グループによると、ガン
全体の3割程度で、確認される
突然変異した遺伝子がガン細胞
内の特定の蛋白質に作用し、蛋
白質が細胞内への栄養分取り込
みなどを促すことでガンが進行
するという仕組みを突き止めま
した。

開発した化合物は、この蛋白
質の働きを抑えるものという事
です。

ガン細胞の増殖のメカニズムに

ついて解説している動画です。

 
 


 
 
 
ガンの進行を新興の化合物で
抑制する。笑

 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
日本人女性のかかるガンで最
も多い乳ガンは、早期に見つか
れば治る可能性が高いとされて
いますが、乳房を手術で失った
患者さんの精神的負担は大きい
ことが知られているにも関わら
ず、乳房再建の手術をする形成
外科医は数少なく乳ガンの手術
を執刀した外科医も乳房再建に
ついて積極的に関わることが少
なかったと記憶しています。や
はり、患者さんの立場に立った
医療をしなければ患者満足度を
上げることができないという事
が広まった結果だと私は考えて
います。いつまでも「命が助か
っただけでありがたいと思え」
という傲慢な姿勢ではいけない
ということでしょう。さらに付
け加えれば、手術をせずに、乳
ガンを治すことができれば再建
手術の必要がなくなるという事
です。
ガンの進行に深く関わる蛋白
質の働きを妨げて、ガン細胞の
増殖や転移を抑える新たな化合
物を開発したのは偉大な業績で
す。今までの抗ガン剤は、細胞
分裂が盛んな細胞をターゲット
とする薬剤が多く副作用が沢山
出現して、なおかつガン細胞の
縮小は、ほとんど望めないとい
うものが多かったと思います。
しかし、このような作用機序の
薬剤ができれば、分裂スピード
の速い正常細胞のダメージも少
ないと考えられます。 早期の
臨床試験を、希望したいと願う
次第です。

祝勝会の規模は縮小された。


 
 
 
 
 
 
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