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2018-03-25 00:24:50

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診療マル秘裏話  Vol.647 平成28年5月5日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
目次

1)「褐色脂肪細胞」の機能を制御できる糸口発見
2)渋谷警察署員19人が結核に感染し内6人が発症

 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
1】 「褐色脂肪細胞」の機能を制御できる糸口発見

 
 
 
 
 
 
 
体内の余分な脂肪を自然に、
消費する、「褐色脂肪細胞」の
機能を制御できる糸口が見つか
りました。これまで活性化のメ
カニズムが分からず制御は困難
とされてきましたが、東京大学
の研究チームが未分化な状態か
ら同細胞へと分化させるために
必要な蛋白質の発見に成功しま
した。また、熱産生・エネルギ
ー消費に働く別の蛋白質を活性
化させる経路も明らかにしまし
た。同細胞とともに働くとされ
る「ベージュ脂肪細胞」でも同
じ蛋白質の関与が示唆され、こ
れらの蛋白質や、産生遺伝子を
刺激する食品成分や薬剤を探索
することで、体に備わる能力を
利用した無理のない肥満予防や
美しいボディーラインの維持を
実現する可能性があります。

一般的に「脂肪」として、高
カロリー食の摂取等により蓄積
量を増やし肥満や生活習慣病に
かかわる白色脂肪細胞が知られ
ていますが、褐色脂肪細胞は、
体内に蓄積された脂肪を燃焼し
て体温を高めエネルギーを消費
し基礎代謝力向上に関与してい
る細胞です。肩胛骨や腎臓付近
にあり、加齢とともに減少する
ほか機能には個人差が大きい事
が知られています。日本人は、
欧米人より働きが弱いとみられ
ています。これまでの研究で、
機能発揮のために褐色脂肪細胞
組織内で体熱生産に関与する「
Ucp1」という蛋白質が発現
している事が分かり、その活性
化には、βアドレナリン受容体
経路の働きが重要であると認識
されていましたが、詳しい情報
伝達の流れは分かっていません
でした。

東大大学院 薬学系研究科の
一條秀憲教授と服部一輝助教の
研究チームはマウスの褐色脂肪
細胞内で発現している蛋白質を
解析しました。「ASK1」と
呼ばれる蛋白質の機能を調べた
ところ、褐色脂肪細胞の機能を
制御している事が分かりました。
ASK1はβアドレナリン受容
体経路上で働いており、同受容
体に刺激が加わると活性化され
ることを突き止めました。また、
ASK1は同経路上流にあるP
KAと下流のp38MAPKと
いう2つのリン酸化酵素ととも
に活性化されると、「PKA-
ASK1-p38経路」(βア
ドレナリン受容体経路)として
働き、未分化な細胞から、褐色
脂肪細胞へと分化を進め、Uc
p1の発現を導いていたことが
分かりました。

ダイエット機能が注目される
ベージュ脂肪細胞 (白色脂肪
細胞から分化した細胞)でもA
SK1の活性化が熱産生やエネ
ルギー消費に寄与していること
を明らかにしました。ベージュ
脂肪細胞の機能は褐色脂肪細胞
よりも効果的といわれています。

褐色脂肪細胞とベージュ脂肪
細胞を増やし、機能性を発揮す
る蛋白質が分かったことで、抗
肥満、糖尿病、高血圧等の疾患
予防や改善を図る素材・薬剤の
開発戦略が立てやすくなるそう
です。

褐色脂肪細胞と褐色脂肪細胞を

活性化する体操について解説し

ている動画です。

 
 


 
 
八騎の騎士が実力を発揮する。


 
 
 
 
 
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2】 渋谷警察署員19人が結核に感染し内6人が発症

 
 
 
 
 
 
警視庁の渋谷警察署で、去年
末からことしにかけて署員19
人が結核に感染し、このうち6
人が発症していたことが分かり
ました。署員の一部は投薬治療
を続けていますが、今のところ
一般の人への感染は確認されて
いないということで、渋谷警察
署が、感染経路などを調べてい
ます。
渋谷警察署によりますと去年
2月、署内で留置していた60
代の男性が体調を崩して死亡し、
警察署では去年8月になって肺
結核が原因と分かったという事
です。その後、去年12月にな
って男性の留置を担当をしてい
た20代の署員が体調を崩して
入院し、結核と診断されたこと
から感染が判明したということ
です。
保健所からの連絡を受けて、
検査を行ったところ、ほかにも
留置の担当者や亡くなった男性
の解剖に立ち会うなどしていた
20代から60代の警察官や、
職員合わせて19人の感染が分
かりました。 このうち6人が
発症し、この6人を含む12人
が投薬治療を続けていますが、
ほかの人に、感染するおそれは
ないとして通常の勤務に当たっ
ているということです。
今のところ一般の人への感染
は確認されておらず、渋谷警察
署は署員およそ80人に検査を
受けさせて、感染の有無や感染
経路などを詳しく調べています。
渋谷警察署の小林仁副署長は
「男性が肺結核で亡くなったと
分かった時点で、署員に検査を
受けさせるべきだった。結核に
対する認識が不足していた」と
話しています。

このニュースのニュース動画で

す。

 
 


 
 
軍隊では、結核は欠格事由。


 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
体内の余分な脂肪を、自然に、
消費する、「褐色脂肪細胞」の
機能を制御できる糸口が発見さ
れたのは偉大な業績です。もし
実際に、褐色脂肪細胞の機能を、
完全に制御することが、可能に
なったとすると減量が、いとも
たやすくなることは明らかです。
警察署のような所で、警察官
の結核が集団感染するなど本当
に信じられないことが起こりま
した。ぜひ警察官と濃密な接触
のある家族の方々も感染と発症
の有無を調査した方が良いと思
われます。 多剤耐性の結核が
最近になり、患者数が増えてい
ることについては、本当に不気
味と言わざるを得ません。結核
を侮って、内服薬の内服が徹底
しないことから起きると考えら
れているので、発症した6人の
方は、責任重大という事ができ
ましょう。

摂食がおろそかになり、接触
事故を起こす。笑

 
 
 
 
 
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