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診療マル秘裏話  Vol.645 平成28年4月21日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
 
目次

1)新規トレハロース化合物に高い抗老化作用あり
2)食物アレルギ-乳幼児事故が保育所の30%で起こる

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 新規トレハロース化合物に高い抗老化作用あり

 
 
 
 
 
 
 
ファンケルは、新規トレハロ
ース化合物「トレハンジェリン」
にコラーゲンやエラスチンなど
を増やし、シワを改善するなど
高い抗老化作用がある事を確認
しました。 北里大学との共同
研究による成果で、化粧品への
開発に応用していくそうです。

同社は2012年から北里大
と皮膚に対する有効性を有する
化合物の研究に着手しました。
トレハンジェリンは、ノーベ
ル医学生理学賞を受賞した大村
智博士が同年に発見し、キンギ
ンソウの根から分離された放線
菌が作り出した化合物の単離に
成功しました。トレハロースと
天使のハーブと呼ばれるセイヨ
ウトウキに含まれるアンジェリ
カ酸が結合しています。

トレハンジェリンの皮膚弾力
への関与を検討した結果、トレ
ハロースの機能にはないコラー
ゲンの合成促進効果がみられ、
線維芽細胞のコラーゲン量が3
倍に増加しました。また、コラ
ーゲン線維を支えるエラスチン
について、トレハンジェリンの
影響を確認したところ、エラス
チンの遺伝子発現を3・5倍に
増加させました。

コラーゲンの合成促進に加え、
コラーゲンを分解する酵素にか
かわる蛋白質「CYR61」に
着目しました。CYR61は、
紫外線の暴露や老化した皮膚で
増加し、コラーゲン分解酵素の
増加をもたらしますが、トレハ
ンジェリンの線維芽細胞におけ
るCYR61の遺伝子発現を確認
したところ、遺伝子発現を抑制
することが分かりました。これ
により紫外線や加齢にともない
減少するコラーゲンの恒常性を
整えることが期待できるという
ことです。

トレハロースのCM動画です。

 
 


 
 
 
工場で恒常性を保つ。笑

 
 
 
 
 
 
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2】 食物アレルギ-乳幼児事故が保育所の30%で起こる

 
 
 
 
 
 
食物アレルギーを持つ乳幼児
に原因食材の入った給食を間違
って配膳したり、目を離した隙
に食べてしまったりする事故が
今年度、全国の保育所の30%で
起きていたことが、厚生労働省
研究班による、初の全国大規模
調査で分かりました。こうした
誤食や誤配によって、子どもが
じんましんなどのアレルギーを
発症したケースも11%の保育所
でありましたが、保育士不足等
で、対策に十分手が回らないの
が実情だそうです。
調査は今年2月、全国の保育
所のほぼすべてにあたる3万22
10施設に実施しました。1万39
21施設(43%)が回答しました。
昨年4月~今年2月に、誤食や
誤配があったのは、回答の30%
に当たる4138施設でした。その
うち1589施設で、子どもがじん
ましんや唇の腫れ等のアレルギ
ー症状を起こしました。原因(
複数回答)の46%が単純な配り
間違い。続いて「ほかの乳幼児
の食べ物を食べた」が18%、「
原因食材を見落とした」が14%
でした。
回答施設に通う125 万人の乳
幼児のうち、食物アレルギーを
持つ子の割合は4・1%です。0
歳児と1歳児のクラスが各6・5
%、7・2%と高く、6歳児では0
・9 %でした。食物アレルギー
は成長とともに自然に治ること
が多いことが知られています。
一方、過去に食物アレルギー
がなく、保育所で初めてアレル
ギーを起こした子も1737人いま
した。その61%は0歳児と1歳児
クラスの乳幼児でした。13人は
重症で入院しました。
調査した慈恵医大の吉沢穣治
講師(小児外科)は「アレルギ
ーに詳しい医師との連携ができ
ず、十分な対策が難しい保育所
もある。各地域で、アレルギー
に関する研修の機会を作るとと
もに緊急時には、いつでも医師
に電話で相談できる仕組みを整
えることが重要だ」と話してい
ます。

このニュースのニュース動画で

す。

 
 


 
 
 
他の子供のものを食べる自己
中心的な子供にアレルギー事故が起
こる。笑

 
 
 
 
 
 
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編集後記

新規トレハロース化合物「ト
レハンジェリン」にコラーゲン
やエラスチンなどを増やしシワ
を改善するなど高い抗老化作用
がある事を確認したのは素晴ら
しい業績と言えましょう。トレ
ハンジェリンは、ノーベル医学
生理学賞を受賞した大村智博士
が2012年に発見し、キンギンソ
ウの根から分離された放線菌が
作り出した化合物の単離に成功
したというエピソードがあるな
んて、全く知りませんでした。
本当に、大村智博士は、色々な
業績を残していると、感心した
次第です。
食物アレルギーを持つ乳幼児
に原因食材の入った給食を間違
って配膳したり、目を離した隙
に食べてしまったりする事故の
内、目を離した隙に食べてしま
うという事故は、子供ならでは
の事故と言えるでしょう。大人
なら起こりえない事が起きてし
まうという認識が、保育所に足
りなかったと言わざるを得ない
程、人手不足なのでしょう。同
じような事故が再発しないよう
再発防止策を徹底して頂きたい
ものです。

鉄蹄の打ち付けを徹底する。


 
 
 
 
 
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