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2018-02-25 00:59:44

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診療マル秘裏話  Vol.643 平成28年4月7日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
 
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目次

1)生体組織深部まで鮮明に観察できる透明化試薬
2)甘草の成分が内臓脂肪の炎症、線維化を抑える

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
1】 生体組織深部まで鮮明に観察できる透明化試薬

 
 
 
 
 
 
理化学研究所と、金沢大学新
学術創成研究機構の研究グルー
プは、生体組織の深部まで鮮明
に観察できる透明化試薬「Se
eDB2」の開発に成功しまし
た。この試薬で処理したサンプ
ルは超解像顕微鏡を使うことで、
これまで困難だったマウスの脳
の神経細胞(シナプス)の微細
な構造を3次元で解析できる様
になります。シナプスの微細な
部分の立体構造を容易・大規模
に解析できるため、脳機能の仕
組みや発達過程を明らかにする
うえで、威力を発揮することが
期待されます。
同研究グループは、果糖(フ
ルクトース)を用いて生体組織
の微細構造を保ったまま透明化
する試薬技術を既に構築してい
ます。今回の透明化試薬はこれ
をべースに、X線造影剤の成分
として知られている「イオヘキ
ソール」を加えて改良を重ね、
進化させました。同試薬で処理
すると屈折率が高く顕微鏡観察
に使うカバーガラスや対物レン
ズ浸液用オイルの屈折率と一致
しました。このため画像がぼや
けることなく、鮮明に観察でき
ます。
ライフサイエンス分野の研究
に多用されるマウスやショウジ
ョウバエといった実験動物の脳、
卵母細胞、培養細胞など、さま
ざまなサンプルを処理し超解像
顕微鏡、共焦点顕微鏡で観察し
ました。この結果、100マイ
クロメートルを超える深部まで
高解像画像でとらえることがで
きました。
ヒトの脳機能を担う神経回路
は膨大な数の神経細胞が互いに
連絡し合うことで成り立ってい
ます。そのため神経回路の機能
や精神疾患の病態を理解するに
は、シナプスレベルで神経回路
の構造を解析することが重要と
なります。さらに神経細胞は3
次元的に張り巡らされているた
め、3次元的にシナプスの分布
を調べる必要があるそうです。

植物を丸ごと透明化する試薬に

ついて解説している動画です。

 
 


 
 
海路で旅行し、神経回路構造
を究明して、懐炉を入れてあた
たまる。笑

 
 
 
 
 
 
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2】 甘草の成分が内臓脂肪の炎症、線維化を抑える

 
 
 
 
 
漢方薬に使われる生薬甘草の
成分が、メタボリック症候群や
糖尿病の原因となる内臓脂肪の
炎症、線維化を抑えることを、
富山大などの研究グループがマ
ウスによる実験で、突き止めま
した。英科学誌電子版に、15日
発表しました。治療薬の開発に
つながる可能性があるという事
です。

研究グループは20週にわたり、
高脂肪食のみ、高脂肪食と甘草
に含まれるイソリクイリチゲニ
ン(ILG )を与えるマウスに分
けて実験しました。高脂肪食だ
けでは内臓脂肪の線維化がみら
れましたが、ILG を与えたマウ
スは線維化が抑えられました。
試験管での培養実験でマウスの
脂肪細胞の炎症がILG により、
抑制されることも確認しました。

甘草の栽培を行っている様子を

記した動画です。

 
 


 
 
戦意を失って、繊維化となる
事を希望する。笑

 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
生体組織の深部まで、鮮明に、
観察できる透明化試薬が開発さ
れたのは偉大な業績です。この
試薬で処理したサンプルは超解
像顕微鏡を使うことで、これま
で困難だったマウスの脳の神経
細胞(シナプス)の微細な構造
を3次元で解析できる様になり、
シナプスの微細な、部分の立体
構造を容易・大規模に解析でき
るため、脳機能の仕組みや発達
過程を明らかにするうえで威力
を発揮することが期待されます。
生薬甘草の成分が、メタボリ
ック症候群や糖尿病の原因とな
る内臓脂肪の炎症、線維化を抑
えることが分かったのは、患者
さんにとって大きな福音となる
ことでしょう。甘草を用いる事
で、メタボリック症候群や糖尿
病が予防できれば画期的な予防
法と言えるでしょう。

生薬甘草は、肝臓に優しい。


 
 
 
 
 
 
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