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2018-01-05 00:22:59

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診療マル秘裏話    号外Vol.801 平成29年3月4日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
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目次

1)片手で運べる程、小型・軽量で時短のPCR 装置
2)大地震などの災害に対応可能な多用途透析装置

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
1】 片手で運べる程、小型・軽量で時短のPCR 装置

 
 
 
 
 
 
産業技術総合研究所は2月8日、
片手で、持ち運べるほど小型・
軽量で、従来は約1時間かかっ
ていた検査時間を約10分に短縮
した「モバイル遺伝子検査機」
(小型・軽量リアルタイムPCR
装置)の開発に成功したと発表
しました。これは、JST 先端計
測分析技術・機器開発プログラ
ムの一環として日本板硝子株式
会社、産総研、および株式会社
ゴーフォトンが共同開発したも
のです。

近年、細菌やウイルスによる
集団感染や食中毒が問題となっ
ています。 このような場合に
必要なのが、原因となる細菌や
ウイルスの特定作業ですが現在
これらを高精度に測定する手段
は遺伝子検査に限られています。
これまでのPCR 装置は、大型で
消費電力が大きく、価格も高い
ことから専門施設内での利用に
限られているため、現場からサ
ンプルを送付する必要があり、
さらに測定に約1時間かかる事
も普及の足かせとなっていまし
た。

産総研は、遺伝子検査方法の
中で最も普及しているPCR 法に
着目しました。薄くて小さなプ
ラスチック基板にマイクロ流路
を作製し、そこに試料を注入し
て高温・低温の領域間で試料を
高速に、移動させることにより
遺伝子を増幅させ、蛍光で検出
する原理を開発しました。

日本板硝子は、光通信などに
使用されるSELFOC(R) マイクロ
レンズの技術を利用した、小型
蛍光検出器を開発しました。こ
れは暗箱を必要とせず高感度で
蛍光を測定できる検出器で振動
に強い特長を持つためモバイル
遺伝子検査機のキーデバイスと
なります。更に、マイクロ流路
内の試料を、精度よく安定して
移動させる方法を開発し、小型・
軽量・高速のモバイル遺伝子検
査機の試作機を完成させました。
モバイル・高速という特長を持
ちながら精度は従来の大型・高
価格なPCR 装置とほぼ同等で、
価格は大幅に低減することがで
きました。更に、産総研で高速
に反応するPCR 試薬を作製し、
これを用いて試作機でPCR 増幅
テストを実施しました。モバイ
ル・高速でも従来のPCR 装置と
ほぼ等しいことが確認できたと
しています。

これまで専門施設に1日かけ
て送付し確定診断を待っていた
遺伝子検査が、今回開発したモ
バイル遺伝子検査機により適切
な前処理と高速試薬の組み合わ
せで、専門施設外で迅速に行え
ます。 そのため、食品衛生、
感染症予防、環境汚染調査や、
食品工場や学校などの公共施設
など幅広い分野での活用が期待
されます。初期段階でノロウイ
ルスやO157のなどの感染を特定
できれば、迅速な対応も期待で
きます。

更に、バッテリー駆動が可能
で、ある程度の振動にも耐えら
れるため、移動中の救急車や航
空機の中での使用に対応できれ
ば、遺伝子検査機としての利用
範囲の拡大も期待されます。今
後の課題として、この装置の特
長を最大限に生かすため、検査
対象ごとに最適化された高速PC
R 試薬や前処理技術が必要であ
り、準備を進めていくそうです。
試作機は、研究機関、大学向け
には試験的に供給し実地検証を
開始していますが、発売は、日
本板硝子より年内を目標に開発
を進めていくとしています。

リアルタイムPCRのCM動画

です。

 
 


 
 
懐紙と会誌を投げて、開始の
合図とする。笑

 
 
 
 
 
 
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2】 大地震などの災害に対応可能な多用途透析装置

 
 
 
 
 
 
ニプロは、大地震などの災害
に対応可能な多用途透析装置「
NCV-3SH」を今月発売し
ます。強靱なボルトとナットで
透析用カウンターと完全に固定
でき、震度6強の地震発生時に
も移動や転倒を防止します。バ
ッテリーを内蔵しているため、
停電等の緊急時でも安全に自動
で返血作業(治療離脱)が可能
になります。離れた場所からも
数値を確認可能な大型ディスプ
レイ(15インチ)に、視覚・
聴覚・触覚を刺激する振動パネ
ルを採用しました。カウンター
設置型でありながら補液ポンプ
を搭載した透析装置で、オンラ
インHDF治療にも対応します。

国内の血液透析治療患者数は、
約32万人に上り、血液透析治療
が可能な医療施設は約4300施設
あります。こうした医療施設で
は大地震が発生した場合の透析
装置の移動・転倒防止対策や、
停電発生時の患者への対応方法
を検討するなど、防災意識が高
まっています。とくに透析装置
の地震対策は大きな課題となっ
ていることから、カウンターに
完全固定が、可能な透析装置を
開発しました。

一般的な血液透析装置について

解説している動画です。

 
 


 
 
耐震の透析装置に投石しない
で下さい、笑

 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
片手で持ち運べるほど小型・
軽量で、従来は約1時間かかっ
ていた検査時間を約10分に短縮
した「モバイル遺伝子検査機」
(小型・軽量リアルタイムPCR
装置)の開発に成功したと発表
したのは偉大な業績です。今迄
のPCR 装置は、大型で消費電力
が大きく、価格も高いことから
専門施設内での利用に限られて
いるため、現場からサンプルを
送付する必要があり、更に測定
に約1時間かかる事も普及の足
かせとなっていた訳ですから、
その足かせがとれて急速に普及
するのではないかと考えていま
す。
大地震などの災害に対応可能
な多用途透析装置「NCV-3
SH」を今月発売するのは喜ば
しいことです。昨年の熊本地震
の時も、透析病院が被災して、
透析ができなくなり、そのため
亡くなった人もいるようです。
一時の透析中止を乗り越えて、
生き残った人達は、給水車の水
を使う透析で何とか生き延びた
と言われています。透析には、
大量の水がいります。逆に言う
と水さえ確保できれば、透析で
生き残ることができるという訳
です。将来は、腕時計程の大き
さの透析装置ができるそうです
から、今回発売の透析装置は、
まだまだ過渡期の産物と言える
のではないでしょうか?

透析装置を、証拠物件として、
送致する。笑

 
 
 
 
 
 
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