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診療マル秘裏話  Vol.631 平成28年1月14日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
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目次

1)牛乳から検出された殺虫剤が,パーキンソン病の徴候
2)ガン経験者が喫煙する事で,再発のリスク2.5倍

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
1】 牛乳から検出された殺虫剤が,パーキンソン病の徴候

 
 
 
 
 
 
 
米国神経学会(AAN)は12月9
日、1980年代初頭以前に使用さ
れ、当時は牛乳からも検出され
た殺虫剤が、脳内におけるパー
キンソン病の徴候と関連してい
る可能性がある事を示した研究
を紹介しました。本試験は、12
月9日号のNeurology誌にオンラ
イン掲載されました。

研究チームは,Honolulu-Asia
Aging Studyに参加した日系ア
メリカ人男性449 人(平均年齢
54歳)を30年以上に渡り追跡し、
死亡者の剖検を実施しました。
脳内の黒質領域の細胞が消失
しているかを検査しました。ま
た、同時に116 体の脳で、1980
年代初めにハワイで流通してい
た、牛乳やパイナップル工場で
使用されていた殺虫剤のヘプタ
クロルエポキシド残留量を測定
しました。

その結果、1日あたりコップ2
杯以上の牛乳を飲む非喫煙者で
は、コップ2杯未満/1日群より
も脳の黒質領域における細胞が
40%少ないことが分かりました。
一方、喫煙者ではパーキンソ
ン病を発症するリスクが比較的
低いことが過去の研究で示され
ていますが、いずれかの時点で
喫煙歴のある被験者では、牛乳
摂取量と脳細胞消失との間に、
相関性は認められませんでした。
また、残留ヘプタクロルエポ
キシドは、牛乳を最も多く飲む
被験者の90%から検出されまし
たが、牛乳を全く飲まない被験
者からは検出率は63%と低かっ
たそうです。

著者のR. D. Abbott氏は、「
被験者が飲んでいた牛乳にヘプ
タクロルエポキシドが含まれて
いたことを示す証拠はない」と
説明した上で、「本試験によっ
て、農薬あるいは牛乳の摂取が
パーキンソン病の原因であった
と実証された訳ではなく、関連
性が示されたに過ぎない」と述
べています。

パーキンソン病の原因について

解説している動画です。

 
 


 
 
次点の時点で、事態を理解し
辞退した。笑

 
 
 
 
 
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2】 ガン経験者が喫煙する事で,再発のリスク2.5倍

 
 
 
 
 
 
 
山形大医学部は22日、ガン
経験者が喫煙することで、再び
ガンを発症するリスクが非喫煙
者の約2.5倍になると発表し
ました。記者会見した同大医学
部の嘉山孝正参与は「ガン経験
者でたばこをやめなかった人は、
ガンにも心臓病にもなりやすい
という事が分かりました。一度
ガンになった人は完全にたばこ
をやめなさいということ」と述
べました。11月発行の日本ガン
(ガン)学会の専門誌「キャン
サーサイエンス」に掲載されま
した。

嘉山参与や吉岡孝志教授らに
よると、同大医学部が、進める
一定規模の集団(コホート)を
対象にした追跡調査で判明しま
した。2004~06年に基礎
調査をした高畠町の約2100
人について、11年に追跡調査
をしました。

研究によると、ガン経験者で
非喫煙者104人のうち、新た
にガンにかかった人は7人で6.7
%だったのに対し、喫煙者は12
人中2人で16.7%と約2.5倍に上
りました。

死亡者は、非喫煙者104人
のうち8人で7.7%だったのに対
し、喫煙者は12人のうち3人
の25%でした。

また、心不全や狭心症などの
心臓病がなかったものの、ガン
未経験者993人中、追跡調査
で新たに心臓病を発症した人は
44人の4.4%だったのに対
し、ガン経験者60人のうち追跡
調査で心臓病を発症した人は6
人の10%と2倍超でした。
吉岡教授は「ガン経験のある
人は心臓病のリスクが高いため、
健康診断などでこまめにチェッ
クする必要がある」と警告しま
した。

同大医学部は今後、山形市や
酒田市などの約2万人を対象に
研究の検証を進めるそうです。

このニュースのニュース動画

です。

 
 


 
 
 
懸賞金で、憲章の検証を行い
顕彰した。笑

 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
当時は、牛乳からも検出され
た殺虫剤が、脳内におけるパー
キンソン病の徴候と関連してい
る可能性がある事を示した研究
が紹介されたのは、恐ろしい事
だと思います。パーキンソン病
は、老化と関連があることが分
かっているので、殺虫剤が人間
の老化を進める可能性があると
いう事ではないでしょうか?
ガン経験者が喫煙することで、
再びガンを発症するリスクが、
非喫煙者の約2.5倍になると
発表されたことで、いかに喫煙
が、発ガンに関係しているか、
再認識されたということである
と推察致します。ガンの再発を
食い止めるためには、少なくと
も禁煙が必要となるような気が
します。

近縁の人から禁煙治療を受け
よう。笑

 
 
 
 
 
 
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