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2017-11-30 00:10:10

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診療マル秘裏話    号外Vol.770 平成29年1月27日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
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目次

1)脳梗塞組織中に神経細胞作製細胞の存在を発見
2)名大病院が心臓の脳死移植可の医療施設の認定

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
1】 脳梗塞組織中に神経細胞作製細胞の存在を発見

 
 
 
 
 
 
 
兵庫医科大(兵庫県西宮市)
のグループが、脳梗塞の組織の
中に神経細胞を作る細胞がある
ことを発見しそれを採取、培養
して移植することで、脳梗塞で
死んでしまった脳細胞を再生さ
せる研究を始めました。死んだ
神経細胞は、再生しないという
定説を覆す発見で、グループは
「今後2年余りで、臨床試験の
前段階まで持っていきたい」と
話しています。

脳梗塞は脳の血管が詰まり、
脳の神経細胞が、死んでしまう
病気で、後遺症が出ることも多
いのです。その組織の中に神経
細胞を作る細胞があることを、
同大先端医学研究所の松山知弘
教授、中込隆之准教授らが20
09年、マウスの実験で発見し
ました。15年には、血管の周囲
の細胞が、脳の一大事を受け、
神経細胞などに変化できる「多
能性」を獲得していることが分
かりました。

体のさまざまな細胞を作れる
多能性幹細胞といえば、iPS
細胞が有名で、それに比べると
発見された細胞は多能性が低い
と考えられますが、体内で自然
に生まれます。グループは重症
の脳梗塞を起こしたヒトの脳で
も存在を確認し、「iSC細胞
(虚血誘導性多能性幹細胞)」
と名付けました。

この細胞の移植によって脳の
再生も期待できることから、既
に培養したマウスのiSC細胞
を、マウスの脳に移植し、ある
程度、正常に機能している状態
を確認しました。さらに昨年11
月、日本医療研究開発機構(A
MED)の支援を受けて始めた
研究では、ヒトのiSC細胞を
マウスに移植した場合の効果を
確かめます。

マウスで効果があれば、ヒト
への応用の可能性も開けるとい
い「iSC細胞はもともと体内
で作られるもので、移植しても、
ガン等の危険性は低い」と中込
准教授は言っています。 研究
責任者で、脳神経外科の高木
俊範助教は、「脳梗塞の脳には
再生させようとする働きがある。
そのメカニズムを生かした治療
につなげたい」と話しています。

このニュースのニュース動画

です。

 
 


 
 
 
昨日の機能を確認する。笑

 
 
 
 
 
 
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2】 名大病院が心臓の脳死移植可の医療施設の認定

 
 
 
 
 
 
名古屋大病院(名古屋市昭和
区)が、心臓の脳死移植をでき
る医療施設として認定され今年
4月から11歳以上の患者さん
の受け入れを開始することが分
かりました。 国内10施設目
ですが、中部地方では初めてだ
そうです。遠方への通院など重
い負担を強いられていた地元の
患者さんたちの念願に応えます。

脳死移植を行うには臓器ごと
に、関係学会でつくる委員会に
認定されなければなりませんが、
心臓移植は拒絶反応が出やすい
等高い技術が必要とされ、臓器
別の認定施設数が最も少なくな
っています。中部は空白地帯で、
国立循環器病研究センター(大
阪府吹田市)など大阪府が最寄
りでした。

名大病院は、こうした状況を
解消するため、昨年7月に関連
診療科を集めた、「重症心不全
治療センター」を開設するなど
準備を進めてきました。移植を
待つ患者さんのための補助人工
心臓の植え込み手術を17人に
行い、全て成功させるなど関連
技術の実績も積み、先月中旬に
認定を受けました。

今後、臓器提供者(ドナー)
と移植希望者を仲介する「日本
臓器移植 ネットワーク」への
登録を経て、患者さんの受け入
れを始めます。名大大学院医学
系研究科の碓氷(うすい)章彦
教授(60)=心臓外科=らが
手術を担当します。

同ネットワークによるとドナ
ーの登録制度が始まった199
7年10月から昨年11月末ま
でに実施された心臓移植は31
5件です。当初は年10件程度
でしたが、2010年の改正法
施行でドナー登録していない脳
死者でも、家族の同意があれば
移植可能となり、年40〜50
件へと増えています。

碓氷教授は「地元に施設がで
きることで移植を現実的な選択
肢として考える人も増えるので
はないか。中部地方の拠点とし
て、病院を挙げて対応していき
たい」と意気込んでいます。

臓器移植を待つ患者らでつく
るNPO法人「日本移植者協議
会」前理事長の山本登さん(71)
=愛知県弥富市=は「重症患者
にとって遠方へ電車や車で移動
するのは負担が大きい。移植後
も免疫管理などで病院へ通い続
ることを考えると、近くに移植
施設ができることは画期的。命
をつなげられる移植の素晴らし
さを多くの人に伝えていくきっ
かけにもしたい」と話していま
す。

スイスでの臓器提供について

解説している動画です。

 
 


 
 
私設の施設で、異色の移植を
行う。笑

 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
脳梗塞の組織の中に神経細胞
を作る細胞があることを発見し
それを採取、培養して移植する
ことで、脳梗塞で死んでしまっ
た脳細胞を再生させる研究を始
めたのは、素晴らしい業績です。
死んだ神経細胞は再生しないと
いう定説を、覆したのは、神経
成長因子の発見の時と記憶して
いますが、血管の周囲の細胞が、
脳の一大事を受け、神経細胞等
に変化できる「多能性」を獲得
しているというのは、何となく
STAP細胞をイメージします。
STAP細胞は、理研の再実験でも
再生できませんでしたが、米国
の研究者がほとんど似たような
細胞を作っていることを思えば、
論文を撤回しなければ良かった
のではないかと、思ってしまい
ます。 ただ今回発見の細胞は、
多能性が少ないという意味では、
STAP細胞と異なるものと言える
でしょう。研究の良しあしは、
さておき、患者さんがこの細胞
の恩恵を受けられる日がくる事
を期待したいと思います。STAP
細胞の時のようにぬか喜びにな
らないことを祈念したいと思い
ます。
名古屋大病院(名古屋市昭和
区)が、心臓の脳死移植をでき
る医療施設として認定され今年
4月から11歳以上の患者さん
の受け入れを開始するのは喜ば
しいことです。心臓の移植につ
いては、過去いろんなできごと
がありましたが、移植の技術そ
のものは、長足の進歩を遂げて
います。それゆえ、今まで大阪
の国立循環器病研究センター(
大阪府吹田市)などに行かなけ
れば、ならなかった患者さんが
名古屋で移植を受けることがで
きます。 重症の心臓病の患者
さんは、移動するのが大変です。
それゆえ、お家のある地方での
治療が望まれます。移動中に死
を迎える人もいれば、移動中に
移植ができなくなってしまう人
もいるからです。

医道に則り、移動して移植を
受ける。笑

 
 
 
 
 
 
 
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