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2017-11-23 00:26:02

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診療マル秘裏話    号外Vol.764 平成29年1月20日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
 
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目次

1)微細粒子の吸入によるアレルギー性炎症の発症機構
2)「ガンゲノム医療」を、国として推進する方針

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
1】 微細粒子の吸入によるアレルギー性炎症の発症機構

 
 
 
 
 
 
 
大阪大学は12月21日、微細粒
子の吸入による、アレルギー性
炎症の発症機構を、解明したと
発表しました。この研究は、同
大学免疫学フロンティア研究セ
ンターの石井健特任教授および
黒田悦史特任准教授らの研究グ
ループによるものです。 研究
成果は、米科学誌「Immunity」
にオンライン掲載されました。

アレルギー性疾患は、先進国を
中心に増加の一途をたどってお
り、その要因の一つとして大気
中に浮遊する微細粒子(PM2.5、
黄砂、ディーゼル粒子など)の
関与が示唆されています。これ
まで多くの報告から、このよう
な微細粒子は免疫を刺激する「
アジュバント効果」を有してお
りアレルギー因子のIgE を誘導
してアレルギー性炎症を引き起
こすことが示されていましたが、
その詳細は明らかになっていま
せんでした。

PM2.5 などの微細粒子は、吸入
されると気道の奥にまで到達、
炎症反応を惹起します。 炎症
反応が起こると、肺に常在する
肺胞マクロファージが微細粒子
を貪食し、体外へ排出させると
考えられています。

そこで同研究グループは、マウ
スから回収した肺胞マクロファ
ージを使ってさまざまな種類の
微細粒子を貪食させたところ、
アレルギー性炎症を引き起こす
微細粒子を貪食した場合にのみ、
肺胞マクロファージが細胞死を
起こし、IL-1アルファというサ
イトカインを放出することを突
き止めました。また微細粒子を
マウスの肺に投与すると、IL-1
アルファが2週間にわたって肺
に放出され続け、その間にアレ
ルゲンを吸入するとIgE が誘導
されることが認められたという
ことです。 これは、微細粒子
吸入後は長期的にIL-1アルファ
が放出され、アレルゲンに感作
されやすい状態が続いている事
を示しています。 また肺には
異所性リンパ節といわれるリン
パ組織が形成され、それがIgE
誘導に関与する可能性が示唆さ
れたということです。

今回、微細粒子がアレルギー性
炎症を引き起こす仕組みが明ら
かになったことで、微細粒子に
よるアレルギー性炎症だけでな
く肺の炎症性疾患の予防や治療
法につながることが期待される
と研究グループは述べています。

ハウスダストの実態について、

解説している動画です。掃除機

の購入は、自己責任でお願いし

ます。

 
 


 
 
寵姫が長期的に寵愛を受ける。


 
 
 
 
 
 
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2】 「ガンゲノム医療」を、国として推進する方針

 
 
 
 
 
 
厚生労働省は27日、ガン患者
さんのゲノム(全遺伝情報)に
基づき、一人一人の体質や症状
に適した医療を施す「ガンゲノ
ム医療」を、国として推進する
方針を発表しました。来年夏ま
でに実行計画を策定します。

治療効果が、優れた最先端の
医療とされ、英国や米国は国家
プロジェクトとして実用化を目
指しています。日本も取り組み
を本格化させます。

従来の治療法は肺や胃、大腸
などの臓器別に施されています
が、ゲノム医療はガン細胞で生
じた遺伝子の変異を特定し、そ
の変異に合った薬を投与します。
膨大な遺伝情報の解析や、薬の
選択に人工知能(AI)も活用し
ます。臓器別の治療より効果的
で、副作用も少ないと期待され
ています。

ガンゲノム医療の最前線につい

て解説している動画です。

 
 


 
 
 
高価な治療は、必ずしも効果
的ではない。笑

 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
 
微細粒子の吸入による、アレ
ルギー性炎症の発症機構を解明
したのは偉大な業績です。アレ
ルギー性炎症を引き起こす微細
粒子をマウスの肺に投与すると、
IL-1アルファが2週間にわたっ
て肺に放出され続け、その間に
アレルゲンを吸入するとIgE が
誘導されることが認められたと
いうことですから、それ程長期
に、アレルギー反応が持続して
花粉症のように苦しい時間が続
くことが明らかになったという
ことです。この研究成果を肺の
炎症性疾患の予防や治療法に必
ず繋げて頂きたいと思います。
ガン患者さんのゲノム(全遺
伝情報)に基づき、一人一人の
体質や症状に適した医療を施す
「ガンゲノム医療」は、素晴ら
しい医療と言えましょう。特に
ガン細胞で生じた遺伝子の変異
を特定し、その変異に合った薬
を投与するという点は画期的で
あると思います。AIを利用する
点もヒューマンエラーを極限ま
で、少なくできるという利点が
ある訳です。しかし、AIにあら
かじめ読み込まれていない素晴
らしい診断・治療法があったと
したら、登録されたものの中で
最善の物を選び取ったとしても、
最高の医療の提供は難しいこと
になります。医療の進歩は著し
いので、AIは、常に情報を更新
し続けなければなりません。

理容店を利用する。笑

 
 
 
 
 
 
 
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