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診療マル秘裏話  Vol.629 平成27年12月31日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
 
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目次

1)炎症反応が生じた部分だけを可視化可のマウス
2)マイクロプラステイックの海水中密度が日本の近海で27倍

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 炎症反応が生じた部分だけを可視化可のマウス

 
 
 
 
 
 
トランスジェニック、群馬大
学、熊本大学、理化学研究所は、
炎症反応が生じた部分だけを、
生体レベルで可視化できる遺伝
子組み換えマウスを開発しまし
た。生化学実験に広く利用され
るホタル由来の酵素ルシフェラ
ーゼ遺伝子や、免疫反応時に働
く遺伝子を含む、人工遺伝子を
構築しマウスに導入しました。
試薬のルシフェリンを投与す
ると、炎症があれば発光します。
抗炎症剤をはじめ炎症をともな
う疾患の治療薬の開発に役立つ
研究ツールになります。
開発したマウスは「IDOL」
と名付けました。 炎症性生理
活性物質インターロイキン(I
L)-1β遺伝子と、ルシフェ
ラーゼ遺伝子、IL-1βの
調節遺伝子であるプロモーター、
市販の分解シグナル遺伝子を
融合させた人工遺伝子を受精卵
に導入しました。群馬大学大学
院医学系研究科の岩脇隆夫講師
を中心に開発を進めてきました。
ウイルス感染や細胞が傷害等
を受け、免疫反応により炎症を
ひき起こしたり、症状を強める
事に関与するIL-1βの機能
の間に、試薬ルシフェラーゼと
ルシフェリンによる化学発光の
オン/オフができるように組み
合わせました。
IL-1βが働くには、細胞
が感染などで異変を感知すると、
その内部でIL-1βプロモー
ターが活性化されます。IL-
1β前駆体を作らせる段階と、
酵素複合体の働きで、切断され
成熟型となって細胞外に分泌さ
れる段階を経て炎症を引き起こ
します。
人工遺伝子では、ルシフェラ
ーゼ遺伝子にIL-1βと分解
シグナルが連結しており、免疫
反応により同プロモーターが、
活性化されると、ルシフェラー
ゼ遺伝子が転写できるようにな
っています。同反応でIL-1
β部分が同複合酵素により切断
されると、ルシフェラーゼが、
分解シグナルから切り離され、
外部から投与したルシフェリン
との反応で光を発します。
一方、生体内で炎症がない時
はIL-1βのプロモーターが
活性化しないため、ルシフェラ
ーゼ遺伝子も転写が促進されま
せん。同マウスへの肝臓や膵臓
などに炎症を誘発させた実験で
その性能を確認できました。
成果は、英科学雑誌「Sci
entific Report
s(サイエンティフィック リ
ポーツ)」電子版に掲載されま
した。

炎症について分かりやすく解説

している動画です。

 
 


 
 
即身成仏になるという気持ち
が促進された。笑

 
 
 
 
 
 
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2】 マイクロプラステイックの海水中密度が日本の近海で27倍

 
 
 
 
 
 
 
海の生態系への影響が懸念さ
れている大きさが5ミリ以下の
微細なプラスチックのごみ「マ
イクロプラスチック」の海水中
の密度が、日本の近海では、こ
れまでに、調査が行われた世界
各地の平均と比べて27倍高く
なっていることが、九州大学の
研究で分かりました。
プラスチックごみのうち、細
かく砕けて大きさが5ミリ以下
になったものは「マイクロプラ
スチック」と呼ばれ表面に有害
物質が付着しやすい特徴がある
ため、魚などが体内に取り込む
と生態系に影響を及ぼすおそれ
があると指摘されています。
九州大学の東アジア海洋大気
環境研究センターのグループは、
去年7月から9月にかけて日本
の近海の合わせて、56か所で
海水を採取し、その中に含まれ
るマイクロプラスチックの密度
を調べました。その結果、日本
近海の平均は1平方キロメート
ル当たり172万粒となり、こ
れまでに欧米の研究チームが、
世界各地で調査した合わせて6
80か所の平均と比べて27倍
高いことが分かりました。
この結果について、グループ
では、世界各地で懸念されてい
るマイクロプラスチックの汚染
が、日本の近海でより早く進む
おそれが分かったとして、今後、
重点的に生態系に影響を与えて
いないか調査を進める必要があ
るとしています。 グループの
磯辺篤彦教授は「海の汚染には
国境がなく、東アジアの各国が
共同でこの問題に向き合い、プ
ラスチックの排出を防ぐ対策を
考えていく必要がある」と話し
ています。

マイクロプラスティック汚染に

ついて解説している動画です。

 


 
 
大作が優勝することに対する
対策。笑

 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
ほとんどの病気で炎症反応が
拡大することが、その契機とな
っている以上、炎症反応を可視
的に、することで、治療効果を
判定できることは、明らかです。
様々な治療法を試してみて、
治療効果が判定できれば、患者
さんにとっては、大きな福音と
なることでしょう。
号外Vol.427 で、マイクロビ
ーズについて述べましたが今回
のマイクロプラスチックも一寸
大きさが大きいだけで、本質は
同じことであると認識していま
す。いち早く廃棄に規制を出さ
ないと、後々やっかいな問題に
なることは、明白でしょう。

排気によるPM2.5 の大気中へ
の廃棄に、憤る。笑

 
 
 
 
 
 
 
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