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2017-11-16 00:44:04

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診療マル秘裏話    号外Vol.758 平成29年1月13日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
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目次

1)加工肉の摂取が喘息を悪化させる可能性がある
2)リステリン で毎日、口を漱ぎ嗽で淋病を予防、抑制

 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
 
1】 加工肉の摂取が喘息を悪化させる可能性がある

 
 
 
 
 
 
 
ソーセージやハムなどの加工
肉の摂取が、喘息を悪化させる
可能性があるとの研究結果を、
フランスの研究者らがこのほど
発表しました。

フランスで1000人を対象に実施
された調査の結果、週4皿以上
の加工肉を食べた場合に、喘息
が悪化するリスクが高まるとい
うことです。

研究者らは、加工肉が黒ずむの
を防ぐ食品添加物で、発色剤と
呼ばれる亜硝酸ナトリウムが、
気道の症状を悪化させるのでは
ないかと考えています。

しかし、加工肉と喘息の関連性
は証明されておらず、更に研究
が必要だと、専門家たちは指摘
しています。加工肉の悪影響を
心配するよりも健康的で、様々
な種類の食品を取り入れた食習
慣が重要だということです。

加工肉をめぐっては、世界保健
機関(WHO )が、昨年、ガンの
関連を指摘しました。

専門家らは、赤肉や加工肉の1
日あたりの摂取量を70グラム以
下に抑えるべきだとしています。
その場合、ソーセージ1本と薄
切りのベーコン一切れが1日の
上限になります。

今回フランスで実施された調査
は、2003~13年の10年間行われ
ました。対象者の約半数は喘息
患者さんで、残りの半数は喘息
の病歴がありませんでした。

研究者らは、息切れや、ぜーぜ
ーと音が出る呼吸、胸の圧迫感
といった喘息の症状と、塩漬け
肉の摂取との関係に焦点を置き
ました。1皿はハムかサラミ2切
れか、もしはソーセージ1本と
しました。

喘息持ちの対象者では肉の摂取
量が多いと肺の症状も悪化しま
した。

週4皿(ハム8枚もしくはソーセ
ージ4本)以上食べると回答し
た人は調査の終了時に最も喘息
が悪化していました。

研究者らは、今回の調査で加工
肉が症状悪化の原因だと証明さ
れたわけではないと強調してい
ます。喘息患者さんの生活のさ
まざまな側面が、影響を及ぼす
可能性があるためです。

肥満など最も明白な要素は取り
除いた形で調査は進められまし
たが、それでも喘息の悪化がみ
られたということです。

英国のNPO (非営利団体)「ア
ズマUK」で研究部門を率いるエ
リカ・ケニングトン博士は、「
特定の食品が一部の人にアレル
ギー反応を引き起こすことはあ
るが、一般的に喘息の症状を抑
えるための、食事に関する具体
的な助言はない。健康的な食生
活に関する喘息患者に提供でき
る助言は、ほかの誰に対するも
のとも同じだ。たくさんの新鮮
で加工されていない食品、砂糖
や、塩分、飽和脂肪酸の少ない
食品をバランスよく取ることだ」
と語りました。

英国栄養士協会のキャサリン・
コリンズ氏は、「喘息症状のあ
るとないに関わらず」、新鮮な
食品が含まれる「多様な食品の
摂取と地中海式食事」を推薦す
ると語りました。

研究結果は、12月20日付で英
医学誌「ソラックス」に、掲載
されました。

このニュースのニュース動画

です。



 
 
 
佐藤さんが砂糖を食べた。笑

 
 
 
 
 
 
 
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2】 リステリン で毎日、口を漱ぎ嗽で淋病を予防、抑制

 
 
 
 
 
 
 
抗生物質が登場する以前の19
世紀、口内洗浄液(マウスウォ
ッシュ)の「リステリン(List
erine)」は、淋菌(りんきん)
感染症(淋病)治療薬として、
販売されていました。それから
100 年以上を経てその宣伝文句
が本当である可能性があるとの
研究結果が12月20日、発表され
ました。

オーストラリアの研究チーム
が英医学誌「性感染症(Sexual
ly Transmitted Infections)」
に発表した研究論文によると、
リステリンは、実験室のペトリ
皿内の淋菌(学名:Neisseria
gonorrhoeae )と、感染者の喉
に存在する淋菌をどちらも殺し
たということです。

この結果が意味するのはこの
人気のマウスウォッシュで毎日、
口をすすぎ、うがいをすること
が性感染症の淋病を予防、抑制
するための「安価で簡単な方法
である可能性がある」ことだと、
研究チームは述べています。

1879年当時、リステリンは、
淋病を治すとメーカーがうたっ
ていたにも関わらず、その主張
を検証した科学的研究は、これ
まで発表されていなかったと、
研究チームは、論文に記してい
ます。

そこで研究チームは、多くの
国々、特に同性愛者や両性愛者
の男性の間で淋病の感染水準が
上昇傾向にあることへの懸念に
も後押しされ、今回この検証を
行うことにしました。

英語の俗語で「ザ・クラップ
(the clap)」 とも呼ばれる
淋病は、無防備な口腔性交、膣
性交、肛門性交などで伝染する
性感染症です。

研究チームは、淋菌を実験室
内で培養し、アルコール含有の
リステリン2種の様々な濃度の
希釈液を塗布しました。

実験の結果、リステリンは、
培養皿上の菌量を「著しく減少
させた」一方、食塩水を塗布し
た場合は変化がみられませんで
した。

研究チームは、次に、淋病に
感染した男性を対象とする試験
を実施し、リステリンでうがい
をする前後で、喉の細菌濃度を
調べました。

その結果、リステリンを使用
した被験者は、食塩水でうがい
をした被験者に比べて、うがい
から5分後の時点でのどに存在
する淋菌の量が少なかったとい
うことです。

「マウスウォッシュのリステリ
ンは淋菌の増殖を抑制する安価
で簡単に使える有効な薬剤であ
り、今後更に慎重な検討と研究
が必要だ」と、研究チームは記
しています。

2005年に出版された「ヤバい
経済学」(原題「フリークエコ
ノミクス(Freakonomics)」)
によると、外科手術の消毒薬と
して開発されたリステリンは、
その後、床の洗浄液や、淋病の
治療薬として販売されたという
ことです。1920年代には、口臭
対策商品として商業的な成功を
収めました。

リステリンのマウスウオシュ以外の

意外な使い方についての動画

です。



 
 
床の洗浄液を淋菌との戦場で
使う。笑

 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
ソーセージやハムなどの加工
肉の摂取が、喘息を悪化させる
可能性があるとの研究結果を、
発表したのは、加工肉販売業者
さんにとっては痛い知らせと言
えましょう。加工肉をめぐって
は、世界保健機関(WHO )が、
昨年、ガンの関連を指摘しまし
たがこの時も、加工肉販売業者
さんは、強い抗議をしていたと
記憶しています。しかし悪い物
は、悪いと言ってもらわないと
消費者の立場としては、危険な
食品を食べたくないという思い
が強くなるのは明白です。今回
の調査で、加工肉が症状悪化の
原因だと証明されたわけではな
いと強調していたというのは、
販売業者の攻撃を恐れたからと
思われます。
抗生物質が登場する以前の19
世紀、口内洗浄液(マウスウォ
ッシュ)の「リステリン(List
erine)」は、淋菌(りんきん)
感染症(淋病)治療薬として、
販売されていたというのは初耳
でした。リステリンが多くの病
に効果があるというのは聞いた
ことがありますが、これ程まで
に淋菌を抑制する力があるのな
ら、性病科の先生方も使って見
る必要があるようです。だから
と言って、リステリンに、頼り
これで予防は、完全だと不特定
多数の人と性交渉を持ったり、
無防備な、口腔性交、膣性交、
肛門性交を行うのは、絶対に止
めて下さい。性交渉での状況の
推移によっては、リステリンが
無効となることもあり得るから
です。現在、淋菌に有効な抗生
物質が非常に少なくなっていま
す。この現状も十分理解して頂
くことを期待したいと思います。

上京を考える状況になった。


 
 
 
 
 
 
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