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2017-11-13 02:30:33

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診療マル秘裏話    号外Vol.755 平成29年1月9日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
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目次

1)鬱病の症状の重さに関連する血中代謝物を発見
2)iPS細胞の作製技術を応用し、マウスの寿命を延長

 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
1】 鬱病の症状の重さに関連する血中代謝物を発見

 
 
 
 
 
 
 
九州大などの研究チームは16
日、うつ病の症状の重さに関連
する血中代謝物を、発見したと
発表しました。研究成果は同日
(現地時間)、米オンライン科
学誌に掲載されました。症状の
重さは、患者さんの申告に基づ
いて専門家の面接でその程度を
判断していますが、今回の発見
で症状の客観的評価法の確立や
新薬開発につながることが期待
されます。

発見したのは九州大や大阪大、
国立精神・神経医療研究センタ
ーの共同研究チームです。

発表によると、九州大病院や
大阪大病院、同センター病院を
受診した抑うつ症状がある計90
人の患者さんから採血し、うつ
病症状の重さと血中代謝物との
関係を調べました。 その結果、
症状の重さによって、血液の中
で量が変化する20種類の代謝
物を特定しました。特に「3-
ヒドロキシ酪酸」や「ベタイン」
など5種類は3病院のいずれで
も強く関連していることが確認
されました。

さらに「抑うつ気分」「罪悪
感」「自殺念慮」(自殺したい
気持ち)など症状別で量が変化
する代謝物が異なることも分か
りました。

九州大大学院 医学研究科
加藤 隆弘・特任准教授(精神
医学)は今後、大規模な研究で
の検証が必要とした上で「うつ
病の早期発見や病態メカニズム
の解明、新薬開発に繋がる可能
性もある」と話しています。

このニュースのニュース動画

です。



 
 
懸賞金の検証が必要。笑

 
 
 
 
 
 
 
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2】 iPS細胞の作製技術を応用し、マウスの寿命を延長

 
 
 
 
 
 
 
iPS 細胞(人工多能性幹細胞
)の作製技術を応用し、実験用
のマウスの寿命を延ばすことに
成功したと、米ソーク研究所等
のチームが16日、米科学誌「
セル」に発表しました。将来的
には、人間の老化抑制につなが
る可能性もあります。

 
チームは、京都大の山中伸弥
教授らがiPS細胞を作製する
時に使った、4種類の蛋白質に
注目しました。その遺伝子を働
かせる物質を老化の進行が通常
より速い実験用マウスに投与し
ました。

その結果、物質を投与しなか
ったマウス18匹は平均18週
間で死んだのに対し、投与した
マウス15匹は平均24週間生
きました。加齢によるDNAの
損傷が修復され、皮膚や内臓の
機能が改善したとみられるとい
うことです。

中尾光善・熊本大教授(細胞
医学)は、「今回の実験で寿命
が延びた仕組みは解明されてお
らず、結果は慎重に見るべきだ
ろう」と言っています。

実験用のラットやマウスの世話

を自動化するロボットについて

の動画です。



 
 
 
華麗に加齢臭を消す。笑

 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
うつ病の症状の重さに関連す
る血中代謝物を、発見したのは
画期的な発見と言えましょう。
できれば、うつ病だけではなく
双極性障害(躁うつ病)や統合
失調症などでも、特異的な血中
代謝物が発見されることを期待
したいと思います。これら精神
疾患の客観的な鑑別診断を行う
方法としては光トポグラフィー
などがありますが、光トポグラ
フィーではうつ病、即極性障害、
統合失調症に特有な波形が存在
し、90%以上の確率で鑑別診断
することが可能です。血液検査
でも光トポグラフィーのように
鑑別診断することができれば、
問診のみに頼る診断を飛躍的に
改善することが可能となるでし
ょう。
iPS 細胞(人工多能性幹細胞
)の作製技術を応用し、実験用
のマウスの寿命を延ばすことに
成功したというのは素晴らしい
業績です。ただ、中尾教授がお
っしゃっているように、メカニ
ズムが解明されていないので、
確実に加齢によるDNAの損傷
が修復され、皮膚や内臓の機能
が改善したことが延命に繋がっ
たと証明することが必要だと思
います。4種類の蛋白質の遺伝
子の中には、ガンを作るものも
あったと記憶しています。実際
にiPS 細胞から分化した細胞が
ガン化した例があるとされこれ
がiPS 細胞から分化した細胞を
再生医療に使う際のネックにな
っています。要するに、アンチ
エイジングが達成されたとして
もガン化が認められれば、使え
ない技術ということになります。

秘薬で飛躍的に改善。笑

 
 
 
 
 
 
 
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