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2017-11-08 00:04:23

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診療マル秘裏話    号外Vol.751 平成29年1月5日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
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目次

1)2型糖尿病の認知機能低下を中強度運動で改善
2)乳ガン検診の検査装置や、医療技術は年々進化

 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
1】 2型糖尿病の認知機能低下を中強度運動で改善

 
 
 
 
 
 
筑波大学は12月9日、2型糖尿
病ラットを用いて、2型糖尿病
に合併する認知機能低下を4週
間の中強度運動で改善できる事、
海馬で低下していた乳酸輸送能
が回復されることを見出したと
発表しました。
この研究は、同大学体育系の
征矢英昭教授、島孟留院生、米
Rockefeller大学のBruce S. Mc
Ewen教授、スペインCajal 研究
所Ignacio Torres-Aleman 所長
ら共同研究グループによるもの
です。研究成果は、「Diabetol
ogia」オンライン版に12月8日
付けで公開されています。
2型糖尿病に合併する認知機能
低下の要因として、海馬の脳由
来神経栄養因子(BDNF)濃度の
低下や、神経細胞の炎症などが
提唱されています。 しかし、
糖尿病の最も特徴的な症状とい
える糖代謝異常からの要因検討
については、血糖利用能の低下
の示唆に、留まっていました。
近年、海馬の神経におけるグリ
コゲン由来の乳酸利用が、認知
機能の維持に不可欠と報告され
た事から、この乳酸利用の低下
が、2型糖尿病に合併する認知
機能低下の一因であると考えら
れます。
研究グループは、健康なラット
を用いたこれまでの研究から、
海馬のグリコゲン代謝を高める
中強度運動が認知機能の向上に
も有効である可能性を得ていま
した。海馬内グリコゲン由来の
乳酸利用能の異常が2型糖尿病
に合併する認知機能低下の一要
因であることが確認されれば、
習慣的な運動介入によってその
問題を解消することで、合併症
の症状を改善できることが予想
されため、今回の研究では海馬
内グリコゲン由来の乳酸利用能
の異常が2型糖尿病に合併する
認知機能低下に関与しているの
かどうか、乳酸利用能の異常と
認知機能低下を改善する上で、
運動介入が、効果的かどうかを
検証したということです。
研究グループはヒトの2型糖尿
病モデルであるOLETF ラットを
用いた研究を実施しました。そ
の結果、OLETF ラットの海馬で
は、健康な(LETO)ラットに比
べてグリコゲン貯蔵量が増加し、
神経細胞への乳酸取り込みを担
うMCT2の発現量が減少している
ことを明らかにしました。さら
に、週5日30分間の中強度運動
(OLETF ラット:分速12.5m、L
ETOラット:分速 20.0m)を4週
間実施したところ、OLETF ラッ
トの海馬のグリコゲン貯蔵量が
増大し、減少していたMCT2発現
量が回復すると共に、認知機能
が改善することを見出したとい
うことです。
これらの結果から、MCT2を介し
たグリコゲン由来の乳酸輸送の
低下が、2型糖尿病に合併する
認知機能低下の一因であり、4
週間の中強度運動はこの治療に
有用であることが示唆されまし
た。今後、この研究成果を足が
かりとして、2型糖尿病患者さ
んの脳を標的とした運動療法が
発展することに期待がかかる、
と同研究グループは、述べてい
ます。

糖尿病は認知症になるリスクが

高くなることを解説している

動画です。



 
 
 
実子に予防接種を実施する。


 
 
 
 
 
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2】 乳ガン検診の検査装置や、医療技術は年々進化

 
 
 
 
 
日本人女性の12人に1人が
かかる乳ガンは、早期に発見し
治療を受ければ、高い生存率が
見込めます。手術による乳房の
切除を、最小限にとどめたり、
受診率向上を目指して、乳房の
検査時の痛みをなくしたりと、
検査装置や医療技術は年々進化
しています。

「これまで対応できなかった
小さな病変の位置を特定して、
悪性か良性か診断できるように
なった」。新型検査機器「リア
ルタイムバーチャルソノグラフ
ィ」(RVS)を導入した愛知
医科大病院(愛知県長久手市)
乳腺・内分泌外科の中野 正吾
部長は話しています。

RVSは、磁気共鳴画像装置
(MRI)と、コンピューター
断層撮影(CT)による、体の
断面の静止画像と、超音波検査
の画像を重ね合わせて表示でき
ます。日立メディコ(現日立製
作所)が開発しました。

中野部長によると乳ガン診断
では、MRIやCTで発見した
病変が悪性のガンなのかを判断
することが重要です。そのため
には、超音波検査でリアルタイ
ムで体内の様子を見ながら病変
に針を刺して、組織を採取する
必要があります。ところが超音
波検査の画像解像度が低いため、
病変の正確な位置が分かりづら
いという欠点がありました。

RVSの映像は鮮明で、画像
を見ながら、病変を探すことが
可能になりました。 「医師の
熟練度にかかわらず、診断に、
ばらつきが出にくくなった」と
いうことです。

他の病院で新たな病変が見つ
かり、乳房の全摘手術を勧めら
れた50代の女性は、愛知医科
大病院で先進的な検査を受けら
れると知り診断を受けた結果、
病変が良性と診断されました。
部分切除で済み心身ともに負担
を少なくできました。

この病院は10〜15年に、
約400件の検査で使用してい
ます。保険適用に向けて、他の
病院と連携して臨床試験を続け
ています。 中野部長は「この
機器を使用すれば、治療の選択
肢を広げる事ができる」と強調
しています。

乳ガン検診に使われるマンモ
グラフィー (乳房エックス線
検査)の苦痛をなくしたのは、
島津製作所(京都市)が開発し
た「エルマンモ」です。

マンモグラフィーは乳房を板
で挟んでエックス線撮影するた
め、痛みが出て敬遠する女性が
います。 エルマンモは、乳房
専用の陽電子放射断層撮影装置
(PET)で、うつぶせに寝て
ベッドの穴に乳房を片方ずつ入
れるだけで検査できます。

全身PETでは1センチ以下
の初期のガンは見つけにくいの
ですが、エルマンモは穴の周り
に精度の高い検出器を置くため、
数ミリのガンを見つけることも
可能だということです。マンモ
グラフィーが不得手とする乳腺
が高密度の人の乳ガンを見つけ
るのにも有効ということです。
保険適用には、▽乳ガンと診断
されたり再発が疑われたりする
場合▽同じ日に、全身PETの
検査を受けることの2点が条件
ですが自費診療(15万円前後)
で検診を受ける人もいます。

昨春、国内で初めてエルマン
モを導入した、木沢記念病院(
岐阜県美濃加茂市)では、利用
者の9割が全身PETとの同日
併用で保険適用を受けており、
費用は3割負担の場合で計約4
万円(全身PETを含む)とな
っています。抗ガン剤の効果や
術後の病変の残存などを調べる
のに役立ち、西堀弘記・放射線
科部長は「女性に優しい方法で、
精度良く小さなガンを検出した
いと導入した。検査が楽という
声が多い」と話しています。

ただ、胸壁近くのガンは見つ
けにくい他、一部の良性の病変
も検出してしまうのが欠点です。
「機器によって長所と短所があ
る。うまく組み合わせることが
大事です」と西堀部長は語って
います。

エルマンモについて解説してい

る動画です。



 
 
 
最新医療機器が、売れ残り、
危機的状況。笑

 
 
 
 
 
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編集後記

 
2型糖尿病ラットを用いて、
2型糖尿病に合併する認知機能
低下を、4週間の中強度運動で
改善できる事、海馬で低下して
いた乳酸輸送能が回復される事
を見出したのは偉大な業績です。
糖尿病に合併する認知機能低下
のメカニズムが明らかになると
同時にその対処法として中強度
の運動をすることで乳酸輸送能
が回復して、認知機能の低下の
改善が見込めるということです
ので、臨床試験が早く行われる
ことを期待したいと思います。
新型検査機器「リアルタイム
バーチャルソノグラフィ」(R
VS)を利用することで、これ
まで対応できなかった、小さな
病変の位置を特定して、悪性か
良性か診断できるようになった
ということですから、乳ガンの
患者さんにとっては朗報と言え
ましょう。 更にエルマンモは、
乳房専用の陽電子放射断層撮影
装置(PET)で、うつぶせに
寝てベッドの穴に乳房を片方ず
入れるだけで検査でき、マンモ
グラフィーにつきものの痛みが
少ないということも早期発見に
十分寄与すると予測されます。

悪声で、悪政をしていた為政
者達が、悪性のガンにかかる。


 
 
 
 
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