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2017-11-03 00:15:17

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診療マル秘裏話   号外Vol.747 平成28年12月31日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
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目次

1)心筋梗塞時の死細胞の貪食を特殊蛋白質が促進
2)ゆで卵を継続的に食べて、卵アレルギー発症を抑制

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
1】 心筋梗塞時の死細胞の貪食を特殊蛋白質が促進

 
 
 
 
 
 
 
九州大学は、12月6日、心筋
梗塞時の死細胞の貪食をMFG-E8
という蛋白質が促進している事、
さらに心筋梗塞をおこした通常
のマウスの心臓にMFG-E8を投与
すると、心筋梗塞後の病態が大
きく改善されることを世界で初
めて見出したと発表した。この
研究は、同大大学院薬学研究院
薬効安全性学分野の仲矢道雄准
教授と黒瀬等教授を中心とする
研究グループによるものです。
研究成果は「The Journal of C
linical Investigation 」オン
ライン版に12月5日付で掲載さ
れています。

心筋梗塞は心臓の細胞に酸素
や栄養を供給する冠動脈が動脈
硬化などによって閉塞すること
で起こり、発症すると、閉塞し
た冠動脈によって酸素や栄養が
供給されていた心臓の細胞は死
にます。通常、死細胞はマクロ
ファージなどの貪食細胞によっ
て認識されて食べられますが、
心筋梗塞時には、急速に多くの
細胞が死ぬため、貪食細胞によ
る死細胞の認識と貪食の処理が
追いつかない場合が多く、放置
された死細胞から内容物が流出
し、強い炎症が誘導され病態が
悪化します。 これまで、心筋
梗塞時に死細胞が貪食細胞によ
ってどのような蛋白質を使って
認識され、食べられているかに
ついては、ほとんどわかってい
ませんでした。

研究グループは、今回、心筋
梗塞時において、死細胞の貪食
細胞による取り込みにMFG-E8が
関与することを初めて突き止め
ました。 MFG-E8は、死細胞と
貪食細胞との橋渡しをして貪食
を促進する蛋白質で正常な心臓
においてはほとんど存在しませ
んが、心筋梗塞がおこると心臓
において発現量が増加するとい
うことです。 また、MFG-E8は
筋線維芽細胞で産生され、この
筋線維芽細胞がMFG-E8を介して
死細胞を効率よく貪食すること
も明らかとなりました。MFG-E8
を発現する筋線維芽細胞は、マ
ウスのみならずヒトの心筋梗塞
患者さんの梗塞部位においても
認められたということです。

さらに、MFG-E8を欠損したマ
ウスにおいては、通常のマウス
に比べ、死細胞が多く残存しま
した。 その結果、強い炎症が
誘導され、心筋梗塞後に心機能
が悪化していた一方で、通常の
マウスの心筋梗塞後の心臓にMF
G-E8を投与すると、心筋梗塞後
の貪食細胞による死細胞の取り
込みが促進され、心臓における
炎症の程度が減弱し、心機能の
有意な改善が認められたという
ことです。

これまでに、心筋梗塞後の死
細胞の除去に着目した心筋梗塞
の治療法はありませんが、MFG-
E8の主な機能は、貪食細胞によ
る死細胞の除去の促進である事
から、その投与による生体への
副作用は少ないと予想されると
いうことです。 今回の研究は
心筋梗塞に対する新たな治療法
や治療薬開発への応用が期待さ
れると研究グループは述べてい
ます。

心筋梗塞が起こる1か月前に出る

6つの前兆と症状についての動画

です。



 
 
MFG-E8投与で高速で心筋梗塞
治療を行う。笑

 
 
 
 
 
 
 
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2】 ゆで卵を継続的に食べて、卵アレルギー発症を抑制

 
 
 
 
 
 
 
乳児期にごく少量のゆで卵を
食べ続けることによって、1歳
時点での卵アレルギーの発症を
8割減らせたとの結果を、国立
成育医療研究センターアレルギ
ー科の大矢幸弘医長らのグルー
プが9日の英医学誌ランセット
に発表しました。

卵アレルギーは子どもの食物
アレルギーの中で最も多いこと
が知られています。

グループは、生後4カ月まで
にアトピー性皮膚炎を発症し、
食物アレルギーになる可能性が
高い乳児121人を対象に、卵
を食べる影響を調べました。60
人は生後6カ月から固ゆで卵の
粉末50ミリグラム(ゆで卵0.2
グラムに相当)を毎日食べ、9
カ月からは250ミリグラムに
増やして1歳まで食べました。
残りの61人は、生後6カ月か
ら、卵の入っていないカボチャ
粉末を食べました。

その結果、1歳の時点で、卵
の粉末を食べていない子どもの
うち23人(38%)が卵アレ
ルギーを発症しましたが、食べ
た子どもで発症したのは5人(
8%)にとどまり、発症率を8
割減らす事ができました。少量
を食べ続けることで体が慣れ、
多く食べられるようになったと
みられています。 アトピー性
皮膚炎のない乳児に同様の効果
があるかは分からないという事
です。

英国でも、昨年、同様の研究
結果が出ていますが、開始直後
からアレルギーが出て続けられ
ない子どももいました。今回の
結果で、より少量から始める事
で、安全に食べ続けられること
が分かったということです。

大矢医長は「すでに卵アレル
ギーを発症している場合はまね
をしないでほしい。 卵を十分
加熱していない場合もアレルギ
ーを起こしやすいため危険があ
り、必ず専門医に相談してほし
い」と話しています。

このニュースのニュース動画

です。



 
 
 
会誌を開始直後に投げつける。


 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
心筋梗塞時の死細胞の貪食を
MFG-E8という蛋白質が促進して
いる事、さらに心筋梗塞をおこ
した通常のマウスの心臓にMFG-
E8を投与すると、心筋梗塞後の
病態が大きく改善されることを
世界初で発見したことは、偉大
な業績です。これまでに、心筋
梗塞後の死細胞の除去に着目し
た心筋梗塞の治療法はありませ
んが、MFG-E8の主な機能は貪食
細胞による死細胞の除去の促進
である事から、その投与による
生体への副作用は少ないと予想
され、心筋梗塞に対する新たな
治療法や治療薬開発への応用に
使われることを期待したいと思
います。
乳児期にごく少量のゆで卵を
食べ続けることによって、1歳
時点での卵アレルギーの発症を
8割減らせたと発表したのは、
喜ばしいことです。例えば毒蛇
の毒についても、毎日少量ずつ
摂取して行けば、毒蛇に咬まれ
たとしても、焦らなくて済むの
と同じことだと思います。特に
蛇つかいのような仕事をしてい
る人には、そのようにして毒を
克服した人が沢山いるようです。
毒と卵は、違うとおっしゃる方
もおられると思いますが、卵の
アレルギーのある方にとっては、
毒といえないこともないと私は
考えています。

精霊流しで少量の灯篭を流す。


 
 
 
 
 
 
 
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