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2017-11-02 00:28:38

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診療マル秘裏話   号外Vol.746 平成28年12月30日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
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目次

1)培養細胞で高増殖能力を示すB型インフルエンザウイルス
2)膵臓ガンの免疫療法の治験を医師主導で始める

 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
1】 培養細胞で高増殖能力を示すB型インフルエンザウイルス

 
 
 
 
 
 
 
東京大学医科学研究所の河岡
義裕教授と米ウィスコンシン大
学の研究グループは、培養細胞
で高い増殖能力を持つB型イン
フルエンザウイルスを開発しま
した。B型はA型に次ぎ流行し
やすいウイルスです。今回開発
した高増殖株をワクチン製造に
利用することで、迅速、効率よ
く季節性インフルエンザワクチ
ンを生産することが可能になり
ます。

研究グループは、独自開発の
「リバースジェネティクス法」
と呼ばれる、感染性ウイルスを
産生させる技術を用いて8つの
インフルエンザウイルス遺伝子
を発現するプラスミドと4つの
同ウイルス蛋白質を発現するプ
ラスミドを細胞に導入しました。
多様なB型ウイルス株から変異
を持つウイルス株を自由に人工
的に作れるため、これから変異
ウイルスライブラリーを構築し
ます。 ワクチン製造用の培養
細胞「MDCK細胞」や「Ve
ro細胞」に感染を繰り返し、
高い増殖能力を持つ株を選別し
ました。

MDCK細胞など培養細胞に
よるワクチン製造は海外メーカ
ーが製造販売しており、国内メ
ーカーも実用化に向け準備を進
めています。しかし、季節性同
ウイルスは、培養細胞での増殖
能力が、低いことが知られてい
ます。また、国内では鶏卵で、
増やしたウイルスからの製造が
主流となっていますがその増殖
プロセスで主要抗原が変異する
とワクチンの効き目が、大きく
低下してしまいます。

成果は米科学雑誌「米国科学
アカデミー紀要」電子版で6日
公表されました。

培養細胞ではなく、蚕を使った

インフルエンザワクチンの製造

についてのニュース動画です。



 
 
 
腫瘍抗原が、主要抗原と成り
得る。笑

 
 
 
 
 
 
 
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2】 膵臓ガンの免疫療法の治験を医師主導で始める

 
 
 
 
 
 
和歌山県立医大のチームは12
月7日、膵臓ガンの免疫療法の
治験を、来年3月にも医師主導
で始めると発表しました。ガン
を攻撃する免疫細胞を強化する
役割を持つ「樹状細胞」をいっ
たん体外に取り出し働きを活発
にしてから体に戻します。

治験は安全性や効果を確かめ
るのが目的で、保険適用が認め
られれば、患者の経済的負担を
軽減できるということです。

チームリーダーの山上 裕機
教授(肝胆膵外科学)は「抗が
ん剤や放射線治療が効かないケ
ースでも、ガンの抑制を期待で
きる」と話しています。

ガンの遺伝子治療について解説

している動画です。ガンという

病気の勢いが強い場合は、どん

な治療でも、反応しないことが

あります。しかし、最後まで

諦めない治療を私は、目指した

いと考えています。



 
 
十畳の広さに樹状細胞を培養
する。笑

 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
培養細胞で高い増殖能力を持
つB型インフルエンザウイルス
を開発したのは偉大な業績です。
今回開発した高増殖株を、ワク
チン製造に利用することで迅速、
効率よく季節性インフルエンザ
ワクチンを生産することが可能
になったのは喜ばしいことです。
今年もインフルエンザワクチン
は、品薄ですのでこうした方法
を用いてでも増産の方向に持っ
ていって欲しいと考えています。
膵臓ガンの免疫療法の治験を、
来年3月にも医師主導で始める
と発表したのは、患者さんにと
っては喜ばしいことです。しか
し、免疫療法は簡単に保険適応
にならない気がします。現在、
非常に高額な自費診療で行われ
ているからです。ガンを攻撃す
る免疫細胞を強化する役割を持
つ「樹状細胞」をいったん体外
に取り出し働きを活発にしてか
ら体に戻す工程が必要なことか
ら、この工程の内に、ガンが進行
して亡くなってしまうという事
があり得る気がします。

皇帝が校庭で工程を肯定した。


 
 
 
 
 
 
 
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