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2017-10-30 00:02:05

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診療マル秘裏話   号外Vol.743 平成28年12月26日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
 
目次

1)統合失調症治療薬が知的障害児の約1割に処方
2)メラニン色素が、皮膚の表皮の細胞に移動する様子

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
1】 統合失調症治療薬が知的障害児の約1割に処方

 
 
 
 
 
 
 
主に統合失調症の治療に使わ
れる抗精神病薬が知的障害児の
約1割に処方されていることが、
医療経済研究機構などのチーム
が健康保険組合加入者162万
人を対象に行った調査で分かり
ました。人口に対する統合失調
症患者の割合よりはるかに高く、
内ほぼ半数で年300日分以上
も薬が出ていました。チームは
「大半は精神疾患がないケース
とみられ知的障害児の自傷行為
や、物を破壊するなどの行動を
抑制するためだけに処方されて
いる可能性が高い」と警鐘を鳴
らしています。

チームは、健康保険組合の加
入者162万人の診療報酬明細
書(レセプト)のデータベース
を使い、2012年4月~13
年3月に知的障害と診断された
患者さん2035人(3~17
歳)を1年間追跡調査しました。
その結果、抗精神病薬を期間内
に1回でも使った人は12.5
%いました。年齢別では、3~
5歳が3.7%▽6~11歳が
11%▽12~14歳が19.
5%▽15~17歳が27%と、
年齢が上がるほど処方割合が高
くなっていました。

また、2種類以上の薬が31
日以上継続して処方される「多
剤処方」の割合も、年齢と共に
増加していました。

統合失調症患者は人口の0.
3~0.7%とされ、発症も10
代後半から30代半ばが多いこと
が分かっています。患者さんの
大半には抗精神病薬が処方され
るということです。

知的障害児の行動障害の背景
に精神疾患が認められない場合、
世界精神医学会の指針では、ま
ずは薬を使わず環境整備と行動
療法で、対処するよう勧めてい
ます。抗精神病薬は興奮や不安
を鎮めますが、長期服用により
体重増加や糖代謝異常などの副
作用があるほか、適切な療育が
受けられない恐れも出てきます。

チームの、奥村泰之・同機構
主任研究員(臨床疫学)は、「
国内でも指針を、整備し、知的
障害児に、安易に抗精神病薬が
処方されないようにすべきだ」
と指摘しています。

このニュースのニュース動画

です。



 
 
精微を極めた戦闘機整備。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
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2】 メラニン色素が、皮膚の表皮の細胞に移動する様子

 
 
 
 
 
 
 
紫外線などから体を守るメラ
ニン色素が皮膚の表皮の細胞に
移動する様子を、高性能の顕微
鏡を用いた動物実験で明らかに
したと、京都大の高橋淑子教授
(発生生物学)らのチームが、
英科学誌電子版に12月2日発表
しました。

これまで色素移動については、
よく分かっていませんでしたが、
関与する蛋白質も特定したとい
うことです。

成果を人に応用できれば、肌
がまだらに白くなる白斑症状や、
皮膚ガンなどメラニン色素が関
わるとされる病気の治療のほか、
染みなどに対する化粧品開発に
役立つ可能性が、あるとしてい
ます。

シミができる仕組みについての

動画です。



 
 
医道に基づき、移動する。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
主に統合失調症の治療に使わ
れる抗精神病薬が知的障害児の
約1割に処方されていることが
分かったのは、由々しきことだ
と思います。知的障害児の行動
障害の背景に精神疾患が認めら
れない場合、世界精神医学会の
指針では、まずは、薬を使わず
環境整備と行動療法で、対処す
るよう勧めている訳ですから、
この指針を全くないがしろにし
たあげく、抗精神病薬の副作用
が出現し、知的障害児の健康が
脅かされるという、最悪のシナ
リオが約一割の知的障害児に降
りかかる可能性が大きいと考え
ます。
紫外線などから体を守るメラ
ニン色素が皮膚の表皮の細胞に
移動する様子を、高性能の顕微
鏡を用いた動物実験で解明した
のは素晴らしい業績です。おま
けに、色素移動に関与する蛋白
質も特定したということですか
ら、これまで分かっていなかっ
た、色素移動解明の成果を人に
応用できれば、肌がまだらに白
くなる白斑症状や、皮膚ガン等
メラニン色素が関わるとされる
病気の治療のほか、染みなどに
対する化粧品開発に役立つ可能
性が高くなり、一気に応用へと
突き進むこととなる予感がして
います。

鷹揚とした気分で応用に突き
進む。笑

 
 
 
 
 
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