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2017-09-22 01:08:25

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診療マル秘裏話   号外Vol.711 平成28年11月19日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
目次

1)酸化ストレスが慢性腎臓病の発症・進行につながる
2)AEDの蘇生処置で社会復帰できる割合が2倍以上

 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 酸化ストレスが慢性腎臓病の発症・進行につながる

 
 
 
 
 
 
東北大学は10月21日、腎臓が
障害をうけると発生する「酸化
ストレス」が腎臓病を悪化させ、
慢性腎臓病(CKD )発症・進行
につながることを明らかにする
研究結果を発表しました。この
研究は、同大学東北メディカル・
メガバンク機構 地域医療支援
部門の祢津昌広助教、同大学院
医学系研究科医化学分野で、現・
米国ノースウエスタン大学の相馬 友和
研究員、同大学大学院 医学系
研究科酸素医学分野の鈴木教郎
准教授、同医化学分野・東北メ
ディカル・メガバンク機構長山
本雅之教授らのグループによる
ものです。同研究結果は、国際
腎臓学会誌「Kidney Internati
onal」のオンライン版で公開さ
れています。

CKD は体内に老廃物や毒素が
溜まることで心臓病や脳卒中に
つながる難病で、日本では成人
の8人に1人の割合で発症します。
進行すると血液透析などの「腎
代替療法」が必要となり、医療
費高騰の一因となっています。

これまで、敗血症、大出血、
心臓病などの重い病気や、血管
の手術により、腎臓へ流入する
血流が不安定になると、急激に
大量の酸化ストレスが生み出さ
れ急性腎障害となること、高血
圧や糖尿病といった生活習慣病
が存在すると、腎障害が徐々に
進行し、最終的にはCKD に至る
例が少なくないことがわかって
いました。また、急性腎障害の
治療では、酸化ストレスを消滅
させることは難しいと考えられ
ていました。

マウスに、手術を施し急性腎
障害を起こすと、2週間でCKDの
ような病態を生じることから、
研究グループは、酸化ストレス
を消去する能力の高い、遺伝子
改変マウスを作出しました。こ
の遺伝子改変マウスでは、手術
後のCKD の病態が軽度である事
を発見したということです。次
に、急性腎障害を生じたマウス
に、発生後1~5日目の間に酸化
ストレスへの抵抗性を、高める
薬剤を飲ませた所、2週間後のC
KDへの進行が抑えられることが
分かりました。一方で、発生7
日目以降に薬を飲ませても、CK
D の病態は改善されなかったと
いうことです。

この研究により、酸化ストレ
スが腎臓病を進行させる原因と
なることが明らかとなりました。
また、急性腎障害となった後の
早い時期に、酸化ストレスへの
抵抗性を高めることによって、
CKD への進行を抑制できること
が示されたという。 同研究で
マウスに投与した薬剤と同様の
薬剤については、すでに腎臓病
に対する臨床試験が行われてい
ます。 今回の研究成果は、CKD
の発症・進行を防ぐための新薬
開発に大きく貢献すると、研究
グループは述べています。

慢性腎臓病についての動画です。



 
 
成人後見人が財産保護に貢献
する。笑

 
 
 
 
 
 
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2】 AEDの蘇生処置で社会復帰できる割合が2倍以上

 
 
 
 
 
心停止状態の人に電気ショッ
クを与える自動体外式除細動器
(AED )による蘇生処置を搬送
前に一般市民から受けた場合、
救命され社会復帰できる割合が
2倍以上になることが2005~13
年の、全国の患者さんのデータ
解析で分かったと、京都大など
のチームが、米医学誌に10月27
日、発表しました。

チームの石見 拓教授(蘇生
科学)は、「公共の場にAED を
設置する意義が裏付けられた。
さらに活用が進むようにしたい」
と話しています。

社会復帰できた割合は、AED
処置を受けなかった患者では18
.2%にとどまりましたが、受け
た場合は38.5%と2倍以上でした。

AEDの学校教育における重要性

についての動画です。



 
 
AED を設置する意義に異議を
唱える人はいない。笑

 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
腎臓が障害をうけると発生す
る「酸化ストレス」が腎臓病を
悪化させ、慢性腎臓病(CKD )
発症・進行につながることを明
らかにする研究結果が発表され
たのは、偉大な業績です。記事
の中に書いてある通り、CKD は
体内に老廃物や毒素が溜まる事
で、心臓病や脳卒中につながる
難病で、日本では成人の8人に1
人の割合で発症して、進行する
と血液透析などの「腎代替療法」
が必要となり医療費高騰の一因
となっていることは誰の目にも
明らかです。しかしだからと言
って某アナウンサーのように、
慢性腎臓病は、不摂生のせいで
起こったものだから、透析のお
金を患者さんにもたせろと言う
のは、暴論であると考えていま
す。それは、腎臓病になった事
のない人の意見です。腎臓病に
かかると老廃物が血液に溜まる
ため、非常にだるく何をする力
もなくなってしまいます。また
知らず知らずの間にした不摂生
は、不可抗力であり本人に責任
がないものも多いと考えていま
す。しかしこのような研究が進
むとやがて、透析を受けなくて
も良くなる時代が来るものと信
じています。そうすると医療費
も浮いて、ハッピーとなる可能
性が高くなるでしょう。
心停止状態の人に電気ショッ
クを与える自動体外式除細動器
(AED )による蘇生処置を搬送
前に一般市民から受けた場合、
救命され社会復帰できる割合が
2倍以上になることが明らかに
なったのは、素晴らしい業績で
あると私は、考えています。ま
すますAED を普及させると同時
に講習会もたくさん開いてたく
さんの一般市民が扱えるように
なることを期待したいと思いま
す。 致死的不整脈を起こした
場合、電気ショックで、異所性
の電気刺激を断つことで洞調律
が回復すると後々の処置(心臓
カテーテル等)がやりやすくな
るからだと考えています。

市民が嗜眠となる。笑

 
 
 
 
 
 
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