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2017-09-21 00:16:17

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診療マル秘裏話   号外Vol.710 平成28年11月18日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
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目次

1)慢性腎臓病の病態で寿命短縮するマウスを開発
2)血中の尿酸値が腸の炎症で上昇することを発見

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 慢性腎臓病の病態で寿命短縮するマウスを開発

 
 
 
 
 
 
 
横浜市立大学医学部循環器・
腎臓内科学の田村功一教授らの
研究グループは、慢性腎臓病の
進行した病態がみられるものの、
その他外観の異常が、ないまま
寿命が短縮化するマウスを開発
しました。腎臓内での異常以外
は老化にともなう変化がみられ
ないため、重症腎疾患の治療薬
開発をはじめ、長寿化作用のあ
る医薬品などのスクリーニング
に利用することが想定されます。

現在、利用可能な慢性腎臓病
の実験モデルでは、腎毒性のあ
る薬剤による薬理学的介入や、
腎の部分切除などの外科的介入
が必要となります。また、老化
促進モデルでも、実際の老化の
病態に近い老化促進モデルは、
存在せず、広く利用されるまで
にはいたっていません。

田村教授らは、「アンジオテ
ンシン2,受容体(AT1受容
体)」への結合蛋白質「アンジ
オテンシン2,受容体結合蛋白
(ATRAP)」に着目しまし
た。ATRAPは、AT1受容
体を細胞の中に引き込むことに
より病的情報伝達系の過剰活性
化による臓器障害や、心血管腎
臓病を阻害する機能を持ってい
ます。

そこで、相同的遺伝子組み換
え法により、ATRAPの機能
が阻害されていることを特徴と
する、寿命短縮化モデル非ヒト
哺乳動物(ATRAP欠損マウ
ス)を作製しました。ATRA
Pを欠損させた非ヒト動物では、
慢性腎臓病の進行した病態(腎
線維化の増悪)が認められ、そ
の他外観の異常がないまま寿命
が短縮する。公知の老化モデル
マウスとは異なり、成育や外観、
血圧や代謝系など生理的機能に
も異常がなく、新たな寿命短縮
化モデルマウスとしても有用で
あると考えられます。

現在、ATRAP欠損マウス
として使用可能な段階まで開発
ずみである一方で、ATRAP
欠損が特異的に腎臓の線維化を
もたらす分子機序については、
解明中だそうです。今後、詳細
な分子機序も実験データを取得
する予定です。

国内での、末期腎不全による
透析患者は増加の一途をたどっ
ています。 一方、慢性腎炎や
慢性腎臓病の新薬開発は滞りを
みせており、治療満足度は低い
のが実情です。

慢性腎臓病の最新治療について

の動画です。



 
 
 
商才の詳細を探る。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
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2】 血中の尿酸値が腸の炎症で上昇することを発見

 
 
 
 
 
 
痛風との関わりで、知られる
血中の尿酸値が、腸の炎症でも
上昇することを防衛医大(埼玉
県)などのチームが25日までに
見つけ、英科学誌に発表しまし
た。腸で炎症が起きると、体内
の尿酸を排出する働きが妨げら
れるためということです。

防衛医大の松尾洋孝講師は、「
血液検査で尿酸値を調べれば、
腸炎診断にも役立つ可能性があ
る」と話しています。

血中の尿酸は腎臓や腸から体外
に排出されることが分かってい
ます。これが衰えると尿酸値が
上がり、激しく痛む痛風の原因
となります。

チームは、急性腸炎で小児科
受診の0 ~13歳の67人について
尿酸値を調べました。 すると
腸炎が治った後と比べ尿酸値が
約1.9 倍高いと言う結果がでま
した。

たらこスパゲッティーを食べす

ぎて、痛風発作を起こした浪人

生のお話です。



 
 
孔子について講師が講義した。


 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
ATRAPを欠損させた非ヒト
動物では、慢性腎臓病の進行し
た病態(腎線維化の増悪)が認
められ、その他外観の異常がな
いまま寿命が短縮して、公知の
老化モデルマウスとは異なり、
成育や外観、血圧や代謝系など
生理的機能にも異常がなく、新
たな寿命短縮化モデルマウスと
しても有用ということが分かっ
たのは、素晴らしい業績と言え
ましょう。   重症腎疾患の
治療薬の開発をはじめ、長寿化
作用のある医薬品などのスクリ
ーニングに利用することが可能
であると考えられます。
痛風との関わりで、知られる
血中の尿酸値が、腸の炎症でも
上昇することを発見したのは、
画期的な発見と言えましょう。
血中の尿酸は腎臓や腸から体外
に排出されることが分かってい
て、これが衰えると尿酸値が上
がり、激しく痛む痛風や脳卒中
心筋梗塞等の重篤な病気を引き
起こす可能性があります。痛風
は、痛みが収まれば、元通りに
なりますが、脳卒中や心筋梗塞
については、不可逆の病態変化
を起こすので、腸の炎症と言え
ども、侮っては、なりません。

高速で心筋梗塞を起こす。笑

 
 
 
 
 
 
 
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