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2017-07-31 00:10:38

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診療マル秘裏話   号外Vol.665 平成28年9月26日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
目次

1)多様な抗菌ペプチドを効率良く生産する新技術
2)関西空港で、はしかに感染する従業員が急増中

 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 多様な抗菌ペプチドを効率良く生産する新技術

 
 
 
 
 
 
北海道大学は8月31日、多様
なペプチドと結合する蛋白質「
カルモジュリン」を利用し従来
の技術では遺伝子組換えによる
生産が、困難な多様な抗菌ペプ
チドを効率良く生産する新技術
の開発に、成功したと発表しま
した。この研究は、同大大学院
先端生命科学研究院の相沢智康
准教授らによるものです。研究
成果は、米化学会「Journal of
the American Chemical Societ
y(JACS)」オンライン版に8月
9日付けで掲載されています。
ヒトをはじめとしたさまざまな
生物が持つ生体防御因子である
「抗菌ペプチド」は優れた抗菌
活性や抗ガン活性などを持つ事
から、次世代の抗菌物質として
医薬や産業分野への応用が期待
されています。 そのため抗菌
ペプチドの生産技術の開発は、
重要な課題ですが、微生物等を
用いた遺伝子組換えによる生産
では、抗菌ペプチドが持つ生産
宿主に対する、抗菌活性などが
問題となり、効率の良い生産が
困難と考えられてきました。
研究グループは、カルモジュ
リン(CaM )と呼ばれる蛋白質
が、多様なペプチドを認識して
結合する性質を利用して、その
抗菌活性を抑制することが可能
であることを突き止め、CaM を
キャリア蛋白質として抗菌ペプ
チドと融合した形で合成させる
ことで、効率的に生産すること
に成功しました。
CaM を利用することで、機能や
立体構造が異なる10種類以上の
抗菌ペプチドの効率的な生産に
成功しました。また、創薬ター
ゲットとして期待されながら、
生産が困難な膜蛋白質の膜貫通
ドメインの生産への応用が可能
なことも見出したという事です。
更に、微生物を宿主としてペ
プチド生産を行うことで、化学
的な合成法では困難な安定同位
体標識に成功し、核磁気共鳴(
NMR )法という方法を用いて、
CaM と抗菌ペプチドの立体構造
や相互作用を詳細に解析しまし
た。その結果、CaM が宿主内で
抗菌ペプチドの活性を抑制し、
宿主プロテアーゼからの分解を
抑制するメカニズムも解明でき
たということです。
遺伝子組換えによる抗菌ペプ
チドの生産技術により、安定同
位体標識を行うことで、NMR法
による分子の立体構造解析やタ
ーゲットとの相互作用等、高度
な解析が容易に可能となります。
今後、抗菌ペプチドの医薬や、
産業への応用が、期待されます。

ペプチドについて解説している

動画です。



 
 
 
 
黄土の硬度が増して開発技術
が高度化した。笑

 
 
 
 
 
 
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2】 関西空港で、はしかに感染する従業員が急増中

 
 
 
 
 
 
西日本の空の玄関口の、関西
空港で、はしかに感染する従業
員が急増しています。8月から
少なくとも20~30代の男女計32
人の発症が確認されました。9
月4日には診察した医師ら計3
人への感染も判明、空港を運営
する関西エアポートはさらなる
広がりを警戒しています。

空港内のビルの一室に、2日
午後、空港内の事業者が集まり
緊急の対策会議が開かれました。
多屋 馨子・国立感染症研究所
室長が国内では土着のウイルス
は「排除状態」にあり、旅行者
から感染したとみられると説明
しました。「朝と晩2回体温を
測り、発熱や発疹があれば出勤
しないように」と呼び掛けると、
メモを取る参加者の姿も見られ
ました。

昨年9月のこのニュースのニュ

ース動画です。ワクチン接種の

模様です。



 
 
 
 
久蔵さんが急造した道具が、
急増する。笑

 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
多様なペプチドと結合する、
蛋白質の「カルモジュリン」を
利用し従来の技術では遺伝子組
換えによる生産が、困難な多様
な抗菌ペプチドを効率良く生産
する新技術の開発に、成功した
のは偉大な業績と言えましょう。
創薬ターゲットとして期待され
ながら、生産が困難な膜蛋白質
の膜貫通ドメインの、生産への
応用が可能なことも見出した訳
ですから、本当に応用範囲が広
い技術と言えましょう。更なる
研究で遺伝子組換えによる抗菌
ペプチドの生産技術により安定
同位体標識を行うことで、NMR
法による分子の立体構造解析や
ターゲットとの相互作用など、
高度な解析が、容易に可能とな
って、抗菌ペプチドの医薬や、
産業への応用を期待したいと思
います。
関西空港で、はしかに感染す
る従業員が急増しているのは、
由々しき問題であると思います。
はしかは、私が医学生の頃は、
終生免疫と言われて、一度かか
ると二度と罹ることはないと教
わりました。しかし、はしかに
なる人が激減したおかげでワク
チン接種による免疫しか持たな
い人が、様々なストレスで免疫
力が低下して、再び麻疹の流行
をきたすようになったのは残念
と言う他ありません。免疫力を
向上させることこそ、この様な
流行が起こる元を断ち切る唯一
の方法であると考えています。

終生免疫が修正される。笑

 
 
 
 
 
 
 
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