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2017-07-28 00:03:32

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診療マル秘裏話   号外Vol.663 平成28年9月24日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
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目次

1)美味しいと感じて食欲が増す理由を実験で解明
2)カネミ油症の発症メカニズム が発生から50年弱で解明

 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 美味しいと感じて食欲が増す理由を実験で解明

 
 
 
 
 
 
 
おいしいと感じると食欲が増
す理由を、大阪大等の研究グル
ープがラットの脳を使った実験
で解明しました。うまみや甘み
を感じると脳が胃腸の動きを盛
んにさせるためだということで
す。9月1日、英科学誌サイエ
ンティフィック・リポーツに、
発表しました。

動物の「食べる」という本能
的な行為は脳の視床下部という
領域が制御しています。一方、
うまみや甘みを感じたときにも
食欲は増しますが、その際の脳
の詳しい活動は、分かっていま
せんでした。

同大歯学研究科の豊田博紀准
教授(神経科学)らは、味覚や
内臓機能の制御などをしている
脳の島皮質と呼ばれる領域に、
着目しました。ラットの島皮質
を薄く切り、食欲を増す、脳内
物質「アナンダミド」を与える
と、味覚を認識する領域の興奮
が隣にある胃腸の動きを制御す
る領域に伝わり、胃腸の活動を
活発にさせました。

「甘い物は別腹」と言われま
すが、これは視床下部にある別
の脳内物質により、消化が促さ
れるためということが分かって
います。今回の発見も似た現象
で、豊田さんは「脳の違う領域
でも味覚と胃腸制御がつながっ
ている事が分かりました。過食
などを防ぐ薬の開発にもつなが
るのではないか?」と話してい
ます。

生理前の旺盛な食欲を抑える

コツについての動画です。

(女性必見)



 
 
 
視床下部の混乱が、自律神経
の働きに支障をきたす。笑

 
 
 
 
 
 
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2】 カネミ油症の発症メカニズム が発生から50年弱で解明

 
 
 
 
 
国内最大の食品公害、カネミ
油症の発症メカニズムが、厚生
労働省の全国油症治療研究班(
班長・古江増隆九州大教授)に
より、1968年の発生から半世紀
近くたって、ようやく明らかに
なりました。発症当初、多くの
患者さんに吹き出物などの皮膚
症状がみられたのはなぜか-。
研究班によると、米ぬか油に含
まれた原因物質のダイオキシン
類が、皮膚を守る蛋白質の生成
を邪魔したためで、世界で初め
て突き止めたということです。

研究班によると、油症の発症
に最も重要なのが細胞内に存在
する「AhR 」という分子です。
これが、ダイオキシン類のポリ
塩化ジベンゾフラン(PCDF)等
と結合すると、細胞や遺伝子を
活性酸素が傷つける「酸化スト
レス」が増え、体調不良を引き
起こすと大まかに考えられてき
ました。

ただ、こうした構図が詳細に
分かってきたのはここ数年で、
研究班はAhR の役割について多
方面から検証に着手しました。
マウス実験などを重ねた結果、
AhR は一般の人だと別の物質と
結合し皮膚を守る角質層の形成
に必要な蛋白質を生成する機能
が新たに判明しました。傷を早
く治す役割にも、関与していま
した。

AhR は皮膚細胞に多く存在し
ます。 PCDFを含む米ぬか油を
多食した当初は、AhR がPCDFと
結合してしまったために本来の
役割を果たせず、吹き出物がで
きたり、黒ずんだりする異常な
皮膚症状が特に目立ったとみら
れています。

患者さんのPCDFは徐々に体外
に排出されるものの今でも一般
の人より血中濃度は高く、酸化
ストレスが健康被害を招いてい
ます。患者さんの3割には、何
らかの皮膚症状も残っています。

研究班は現在、漢方を使った
治療研究に力を入れています。
漢方の成分がAhR とダイオキシ
ン類の結合を抑制する等の効果
が分かってきたためで、班長の
古江教授は「研究成果を治療法
の開発につなげたい」と話して
います。

産まれた時から「カネミ油症被

害者」中内孝一さん証言『食卓

の肖像』の動画です。



 
 
 
班長が、隊員を救助するため、
反跳した。笑

 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
ラットの島皮質を薄く切り、
食欲を増す、脳内物質「アナン
ダミド」を与えると味覚を認識
する領域の興奮が隣にある胃腸
の動きを制御する領域に伝わり、
胃腸の活動を活発にさせたとい
うのは、本当に精密な機序で脳
の働きが決まっているという事
を改めて感じました。 同時に
隣り合わせの脳領域では、この
ようなことが起こりやすいので
はないかと考えました。
米ぬか油に含まれた原因物質
のダイオキシン類が、皮膚を守
る蛋白質の生成を邪魔したため
に皮膚症状が出現したという事
が実際にカネミ油症事件で起こ
ったメカニズムだったようです。
メカニズムから、漢方薬の治療
にたどり着くなど、すばらしい
成果と言えましょう。漢方薬で
も、西洋の薬のように最近では、
効き方が、説明できるようにな
った事例がありますので、その
一つということができるでしょ
う。早く治療法が確立して今で
も苦しむ患者さんを救ってあげ
て欲しいと思います。

盛夏に製菓業務で成果を上げ
る。笑

 
 
 
 
 
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