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2017-05-30 00:19:26

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診療マル秘裏話   号外Vol.612 平成28年7月27日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
 
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目次

1)筋力低下などで、神経筋接合部分子構造が変化
2)加齢臭の原因物質の吸着を抑制する成分を発見

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
1】 筋力低下などで、神経筋接合部分子構造が変化

 
 
 
 
 
東京都健康長寿医療センター
研究所は6月27日、老化に伴う
筋力低下や筋萎縮に伴い、運動
神経と骨格筋のつなぎ目の神経
筋接合部の分子構造が変化する
ことを、STED(誘導放出制御)
超解像度顕微鏡を使い明らかに
したと発表しました。この成果
は、最近注目されているサルコ
ペニア(加齢性筋肉減少症)の
病態解明や予防・治療法の開発
に大きく貢献するものと期待さ
れています。
この研究は、同研究所の重本
和宏研究部長と米国カンザス大
学医学部の西宗裕史准教授らの
共同研究グループに、よるもの
です。研究成果は「Scientific
Reports」オンライン版に,6月
20日付けで掲載されました。
サルコペニアについては、近年
の研究で、発症する前から運動
神経と骨格筋のつなぎ目の神経
筋接合部の形態が変化して機能
が低下する原因となる事が報告
されています。マウスを使った
実験からも、高齢マウスを1か
月間ほど運動させると変化した
神経筋接合部の形態が若返る事
が報告されており、中枢神経か
らの刺激だけでなく骨格筋側か
らのシグナルも、神経筋接合部
の機能維持と活性化を担ってい
ることが明らかにされています。
神経筋接合部で、運動神経の
線維が骨格筋線維に接する領域
にあるアクティブゾーンは神経
伝達物質のアセチルコリンを、
運動時に活発に放出する重要な
部位で、アクティブゾーンには
さまざまな分子が存在していま
すが、その構造は未解明でした。
共同研究グループは、若いマ
ウスと高齢マウス(29か月齢)
の胸鎖乳突筋を採取して神経筋
接合部の神経終末のアクティブ
ゾーンに存在する,3種類の蛋白
分子(Bassoon、Piccolo、PQ-V
GCC (カルシウムチャネル))
の構造を、STED超高解像度顕微
鏡を使って解明しました。それ
までの光学顕微鏡では2つの点
の距離が200nm 以下のものは、
区別できませんでしたが、STED
超高解像度顕微鏡を使うと距離
が50nm以下でも、2点を区別し
て画像を記録することが可能と
なります。
画像解析により、若いマウスの
アクティブゾーンでは,Bassoon
蛋白を挟んでPiccolo 蛋白がサ
ンドイッチ様に配置しており、
PQ-VGCC蛋白はBassoon蛋白と共
に局在することが分かりました。
さらに、高齢マウスのアクティ
ブゾーンでは、Bassoon 蛋白の
発現が低下もしくは消失する事
や、PQ-VGCC も発現が低下する
ことが明らかになったとしてい
ます。
今回の研究成果により、神経
筋接合部のアクティブゾーンの
分子構造が、加齢により変化す
ることを世界で最初に発見した
ことになります。アクティブゾ
ーンは、脳内の中枢神経細胞の
神経伝達部位にもあることから、
今後、サルコペニアと認知症の
因果関係を解明する重要な手が
かりとなることが期待されます。

認知症の危険サインについての

動画です。



 
 
ハイチで、警察官を配置する。


 
 
 
 
 
 
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2】 加齢臭の原因物質の吸着を抑制する成分を発見

 
 
 
 
 
 
ロート製薬はこのほど、加齢
臭の原因物質の吸着を抑制する
成分を発見し、同成分を、ヘア
ケア用コンディショナーに配合
することに成功しました。男性
用デオドラント製品に応用する
予定だそうです。

汗と臭いに関する研究で着目
したのが、加齢臭の原因である
「2-ノネナール」です。 同
成分の吸着を、抑制する素材を
探索するなか、ある特定の加水
分解コラーゲンに効果がある事
が判明しました。同成分を配合
したコンディショナーを用いて
試験した所、洗浄のみの場合と
比べて2-ノネナールの吸着を
約54%抑制する効果を確認し
ました。

加齢臭の原因と対策について

解説している動画です。



 
 
 
華麗に、加齢臭を消すデオド
ラント製品。笑

 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
老化に伴う筋力低下や筋萎縮
に伴い、運動神経と骨格筋のつ
なぎ目の、神経筋接合部の分子
構造が変化することを、STED(
誘導放出制御)超解像度顕微鏡
を使い明らかにしたのは偉大な
業績です。最近注目されている
サルコペニア(加齢性筋肉減少
症)の病態解明や予防・治療法
の開発に大きく貢献することを
期待しています。
加齢臭の原因物質の吸着を、
抑制する成分を発見し、同成分
を、ヘアケア用コンディショナ
ーに配合することに成功したの
は、加齢臭に悩む中高年の男性
にとって大きな福音となること
でしょう。加齢臭の原因である
「2-ノネナール」の吸着を、
抑制する素材を探索するなか、
ある特定の加水分解コラーゲン
に効果がある事が判明したのは、
画期的発見と言っても過言では
ありますまい。

後見人が貢献した。笑

 
 
 
 
 
 
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