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2017-05-23 06:10:13

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診療マル秘裏話   号外Vol.606 平成28年7月20日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
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目次

1)蛋白質凝集体形成を防ぐ、細胞内の新掃除システム
2)体内植込み型脊髄刺激療法(SCS )装置の新製品

 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 蛋白質凝集体形成を防ぐ、細胞内の新掃除システム

 
 
 
 
 
 
千葉大学は6月24日、同大学
大学院融合科学研究科の、板倉
英祐助教、MRC laboratory of
molecular biologyのRamanujan
Hegde グループリーダーらの
共同研究グループが、細胞質の
膜蛋白質による、蛋白質凝集体
形成を防ぐ細胞内の新しい掃除
システム (膜蛋白質品質管理
経路)を発見したと、発表しま
した。研究成果は、国際科学誌
「Molecular Cell」オンライン
版に6月23付けで、公開されま
した。

ヒトはゲノムの中に約2万種
類の遺伝子をもち、それぞれの
遺伝子が蛋白質として機能して
います。2万種類の蛋白質の内
25%を占めているものが膜蛋白
質と呼ばれる蛋白質です。 高
疎水性の領域(膜貫通ドメイン)
をもつ膜蛋白質は細胞質で合成
された後、ミトコンドリアなど
の膜へ輸送され働きます。しか
し膜蛋白質の輸送に失敗すると、
高疎水性の領域が簡単に不適切
な相互作用を引き起こしてしま
い、蛋白質凝集体を引き起こし
てしまいます。

一方で、神経疾患などに代表
される蛋白質凝集体を伴う疾患
は、どのようにして凝集体形成
を生じるのかよくわかっていま
せん。その仕組みを理解する事
は、疾患の根本的な予防や治療
に役立つものと、期待されてい
ます。

ミトコンドリアがストレスを
受けると膜蛋白質の輸送がうま
くいかなくなることから、共同
研究グループは、輸送に失敗し
た膜蛋白質がどのような運命を
辿るのかを調査しました。その
結果、ミトコンドリアへ辿り着
けなかった膜蛋白質は、ユビキ
リンと呼ばれる蛋白質と結合す
ることで、保護されていること
を発見したとしています。

さらに、ユビキリンは結合し
ている膜蛋白質を、分解へ導く
機能も担っており、実際にユビ
キリンが働かなくなると、細胞
内の膜蛋白質が凝集体を形成し
やすくなった。これらから、ユ
ビキリンは、細胞質の余分な膜
蛋白質の掃除を行う新しいタイ
プの蛋白質品質管理システムと
して働いていることが明らかと
なりました。

ユビキリン遺伝子は筋萎縮性
側索硬化症(ALS )の原因遺伝
子として報告されていることか
ら、研究結果はALS などの神経
疾患などの原因解明への貢献へ
とつながる、と共同研究グルー
プは述べています。

上記のようなアプローチと違う

方法で認知症治療で成果をあげ

るプラスマローゲンの動画です。

ただし、購入は自己責任でお願

いします。



 
 
後見人が貢献する。笑

 
 
 
 
 
 
 
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2】 体内植込み型脊髄刺激療法(SCS )装置の新製品

 
 
 
 
 
 
 
ボストン・サイエンティフィ
ック ジャパンは27日、体内
植え込み型脊髄刺激療法(SC
S)装置の新製品「プレシジョ
ン モンタージュ MRI S
CSシステム」を、発売したと
発表しました。同装置を植え込
んだ患者は,一定の条件下で1.5
テスラ核磁気共鳴断層撮影装置
(MRI)の全身撮影が可能と
なります。

SCS装置は脊髄神経に微弱
電流を送り、脳に痛みの信号を
伝わりにくくするデバイスです。
難治性慢性疼痛の治療に使用し
ます。同製品は3種類の異なる
波形をプログラムできる新技術
と、3次元モデルを使用するタ
ーゲティングを可能にした独自
の3Dアルゴリズムを搭載して
おり、患者ごとに最適な治療を
提供できます。保険償還価格は
187万円だそうです。

SCS法について、解説している

動画です。



 
新郷で信号待ちをする。笑

 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
細胞質の膜蛋白質による、蛋
白質凝集体形成を防ぐ細胞内の
新しい掃除システム (膜蛋白
質品質管理経路)を発見したの
は、偉大な業績です。ユビキリ
ン遺伝子は筋萎縮性側索硬化症
(ALS )の原因遺伝子として、
報告されていることから、研究
結果はALS などの神経疾患など
の原因解明への貢献へと繋げて
欲しいものです。
体内植え込み型脊髄刺激療法
(SCS)装置の新製品「プレ
シジョン モンタージュ MR
I SCSシステム」が発売さ
れたのは、喜ばしいことです。
SCS装置は、脊髄神経に微弱
電流を送り、脳に痛みの信号を
伝わりにくくするデバイスで、
難治性慢性疼痛の治療に使用さ
れるという事です。難治性慢性
疼痛の患者さんにとっては、大
きな福音となることでしょう。

信号により、新郷に住みたく
なる。笑

 
 
 
 
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