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2017-05-02 06:01:09

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診療マル秘裏話   号外Vol.588 平成28年6月29日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
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目次

1)枸杞の実エキス 経口摂取で紅斑や黒化を改善する
2)他人のiPS 細胞由来網膜細胞を移植する治療法

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 枸杞の実エキス 経口摂取で紅斑や黒化を改善する

 
 
 
 
 
 
資生堂は枸杞(クコ)の実エ
キスを経口摂取することで、日
焼けによる皮膚の紅斑や黒化(
色素沈着)を改善するメカニズ
ムを解明しました。枸杞の成分
には、高い抗酸化作用があり、
加齢と共に減少する抗酸化因子
グルタチオンの生成を促進し、
黒化の原因となる、活性酸素を
抑制します。日焼け止めの塗布
などの紫外線対策に加え、「飲
んでケア」(資生堂)すること
を新たな選択肢として提供して
いくそうです。 エキスを含む
健康食品の開発に力を入れ気軽
に摂取可能な形状への展開、ラ
インアップの充実を目指します。

杏仁豆腐のトッピングとして
知られる枸杞の実は、中国大陸
を中心に植生しています。ポリ
フェノールや多糖類などを豊富
に含み、カロテノイドの一種で
あるゼアキサンチンは枸杞特有
で、高い抗酸化作用を有してい
ます。枸杞の実には脳機能や肝
機能の改善、視神経保護といっ
た効果が報告されていましたが、
「皮膚への効能はあまり知られ
ていなかった」(長谷川 達也
資生堂リサーチセンターライフ
サイエンス研究センター 皮膚
科学研究グループ研究員)ため、
紫外線ケアに着目した研究を2
008年に始めました。

12年までの研究では、枸杞
摂取による色素沈着の改善効果
を確認しています。被験者に一
定量の紫外線を一定期間照射し、
枸杞含有成分が効果を示す最低
量である28粒分相当のエキス
摂取の有無で皮膚状態を観察し
ました。摂取後には、紅斑量な
らびに黒化量が「肉眼で見ても
分かるほど減少した」(同)。

新たに見いだしたのは、色素
沈着が改善する仕組み。培養し
たヒト表皮角化細胞を枸杞の実
エキスに24時間浸して紫外線
を照射しました。 2時間後に
活性酸素の発生量を調べました。
エキスなしでは活性酸素が多く
生成しましたが、エキスありは
生成が抑制されました。同細胞
を24時間エキスに浸した結果、
浸さない状態に比べて、抗酸化
因子のグルタチオンの生成促進
効果もみられました。

日焼け止めや日傘など体外か
らの対策に対し、経口摂取によ
る体内からの対策という新たな
選択肢を示しました。今後は、
枸杞の実エキスを含む健康食品
のラインアップ拡充を図るそう
です。また、紫外線が真皮まで
到達する事でハリの低下やシワ
につながるため、「シワやハリ
にも効果を示すのか」(同)等
研究を深化させる。

クコの実の健康効果について

解説している動画です。



 
経口摂取できる食料品を携行
した。笑

 
 
 
 
 
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2】 他人のiPS 細胞由来網膜細胞を移植する治療法

 
 
 
 
 
 
他人の人工多能性幹細胞(iP
S 細胞)から作った網膜の細胞
を、目の重い病気の患者に移植
する世界初の臨床研究を実施す
ると、理化学研究所や京都大等
4施設が6日、神戸市で発表しま
した。

iPS 細胞から作った、細胞を
移植した2014年9月の世界初の
手術は患者さん自身の細胞から
作ったiPS 細胞を使用しました。
他人のiPS 細胞は、低コスト、
迅速に、利用でき高品質なのが
利点で、再生医療の普及につな
がるそうです。
2例目は患者のiPS細胞の遺伝
子変異により見送られ中断して
いましたが4施設で再開します。
6日記者会見した、理研の高橋
政代プロジェクトリーダーは「
時期は分からないが来年前半に
手術をしたい」と説明しました。

この移植のニュース動画です。



 
不朽の名作の普及。笑

 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
枸杞の実エキスを経口摂取す
ることで、日焼けによる皮膚の
紅斑や黒化(色素沈着)を改善
するメカニズムが解明されたの
は、偉大な業績と言えましょう。
枸杞の実は、欧米では、Gojiと
呼ばれています。スーパーフル
ーツの一つです。日焼けによる
光老化の形を抑制し紅斑や色素
沈着が形成されるのを抑制した
のは、カロテノイドの一種であ
るゼアキサンチンの抗酸化作用
によるものと考えられました。
他人の人工多能性幹細胞(iP
S 細胞)から作った網膜の細胞
を、目の重い病気の患者に移植
する、世界初の臨床研究を実施
することは、本当に喜ばしい限
りです。自分のiPS 細胞から作
るとコストが大きすぎて、患者
さんに大きな経済的負担となる
ことは間違いありません。幾ら
素晴らしい技術といえども患者
さんの負担が大きくなりすぎる
と治療を諦めてしまう人が必ず
出てくると私は考えています。

思いが重いと感じる。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
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