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2017-04-22 06:06:47

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診療マル秘裏話   号外Vol.580 平成28年6月20日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
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目次

1)質のいいiPS 細胞を効率よく作製する事に成功
2)ブタの細胞の移植を可能にする指針改定を報告

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 質のいいiPS 細胞を効率よく作製する事に成功

 
 
 
 
 
 
質の良い、iPS 細胞を、効率
よく作製することに成功したと
慶応大などの研究チームが発表
しました。 米科学誌ステム・
セル・リポーツ(電子版)に27
日、論文が掲載されました。

iPS 細胞等の万能細胞は通常、
マウスの受精卵に移植して、ど
れだけ様々な組織になれるか「
多分化能」を確かめます。iPS
細胞では細胞によって多分化能
にばらつきがあることが課題の
一つでした。

慶応大の福田恵一教授(循環
器内科)らは、iPS 細胞の作製
に使う三つの遺伝子に、卵子の
もとになる細胞にある蛋白質「
H1foo」の遺伝子を加えて、
iPS 細胞を作りました。

このiPS 細胞をマウスの受精
卵に移植して多分化能を調べる
と、三つの遺伝子だけで作るiP
S 細胞よりも高いことが確認で
きました。 また、H1foo
遺伝子を加える事で、iPS 細胞
ができる割合が約50%から90%
以上に高まる事も分かりました。

H1foo遺伝子には、他の
遺伝子を働きやすくする作用が
あると考えられています。福田
教授は、「質の良いiPS 細胞を
効率よく作れれば研究者の手間
が省け再生医療の実現にも有効
な技術になるのではないか」と
話しています。

iPS細胞医療の未来と恐れにつ

いての動画です。



 
 
公立学校で効率良く、高率の
志望率に対処した。笑

 
 
 
 
 
 
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2】 ブタの細胞の移植を可能にする指針改定を報告

 
 
 
 
 
 
 
動物の臓器や細胞を人に移植
する「異種移植」について厚生
労働省の研究班(班長=俣野
哲朗・国立感染症研究所エイズ
研究センター長)が27日、ブタ
の細胞の移植を可能にする指針
の改定を厚労省の専門家部会に
報告しました。

2001年度に作られた指針
では、ブタが、進化する過程で
遺伝子に組み込まれたウイルス
を「人への感染の危険性が排除
されるべき病原体」と表記しま
した。ウイルスを取り除くこと
は難しく、事実上、移植はでき
ませんでした。海外では、ブタ
から人への移植が35年間に20
0例以上実施されましたが感染
例はなく、患者さんらの状態を
生涯、観察する事を条件に移植
を認めました。

国立国際医療研究センター研
究所(東京都新宿区)などのグ
ループが1型糖尿病の患者さん
にインスリンを分泌するブタの
細胞を移植する計画を進めてい
ます。

改定される指針では、国外で
異種移植を受けた患者について
も国内の患者と同様の対応をと
ることが明記されました。

異種移植についてのニュース

動画です。


私信で改訂指針を示す。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
質の良い、iPS 細胞を、効率
よく作製することに成功したの
は、素晴らしい成果と言えまし
ょう。iPS 細胞の作製に使う三
つの遺伝子に、卵子のもとにな
る細胞にある蛋白質「H1fo
o」の遺伝子を加えてiPS 細胞
を作るだけで、山中教授の開発
したiPS 細胞を凌駕する多分化
能を持つようになり、iPS 細胞
ができる割合が約50%から90%
以上に高まる等作製効率の大幅
アップを認める様になりました。
本当に、エレガントな成果を言
う他ない結果が得られ再生医療
の効率化が図られることは間違
いないようです。
2001年度に作られた指針
では、ブタが、進化する過程で
遺伝子に組み込まれたウイルス
を「人への感染の危険性が排除
されるべき病原体」と表記した
上に、そのウイルスを取り除く
ことは難しく、事実上、移植は
不可能と言われていたのに海外
では、ブタから人への移植が35
年間に200例以上実施された
のにウイルス感染例はなく患者
さんらの状態を生涯、観察する
事を条件に移植を認める方針と
なったことから、改訂の指針で
同じ条件で、認めるとなった事
は、本当に喜ばしい限りです。
1型糖尿病の患者さんなど異種
移植を待っている患者さんにと
っては、大きな福音となること
は、間違いないでしょう。

異色の異種移植。笑

 
 
 
 
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