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2017-04-15 00:03:03

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診療マル秘裏話   号外Vol.574 平成28年6月13日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
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目次

1)大人になった今のほうが、1年間を短く感じる
2)微小生物の脳と行動を同時観察可ロボット 顕微鏡

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 大人になった今のほうが、1年間を短く感じる

 
 
 
 
 
 
小学生の時よりも大人になっ
た今のほうが、1年間を短く感
じます。子どもの頃の1年間は、
大人になった今よりも長く感じ
ます。 時間を長く感じるのは、
どんな時でしょう? 方や,時間
を短く感じるのは、どんな時で
しょう? 1日24時間、1年365日。
誰にとっても、物理的には同じ
時間の長さなのに、時間をゆっ
くり長く感じたり、速く短く感
じたりします、なぜでしょう?
19世紀のフランスの哲学者ポ
ール・ジャネは「主観的に記憶
される年月の長さは年少者には
より長く、年長者にはより短く
評価される。時間の心理的な長
さは年齢に反比例する」という
ジャネの法則を発案しました。
たとえば、10歳の1年間は10分
の1に感じられ、50歳の1年間は
50分の1に感じられるため50歳
の1年間は10歳の1年間よりも5
倍速く過ぎるように感じられる
というのが、ジャネの法則です。
子供の頃は、見るもの聞くもの
触れるものすべてが初体験・未
経験なので、心理的な経験量と
物理的な頻度の総量 (体験や、
学習の総量)が記憶に深く刻ま
れ、蓄積されるために、時間が
ゆっくり長く流れると感じるの
は確かです。大人になると心理
的な経験量と、物理的な頻度の
総量は、増大するものの、処理
速度が速まり、処理量も増える
ので、それが記憶に蓄積されに
くいために、時間が速く短く流
れると感じます。それがジャネ
の法則が説明する「時間の心理
学的な長さ」です。しかし、「
時間の心理学的な長さ」は心理
的な経験量と、物理的な頻度の
総量だけで単純に決定できるの
でしょうか?  むしろ試行錯誤
した体験や学習から得られた様
々な経験の質こそが、「時間の
心理学的な長さ」に深く関わっ
ていると感じられます。つまり、
常に大脳は古い体験や学習の上
に、新しい体験や学習を上書き
して記憶するので「時間の心理
学的な長さ」は「新しい体験や
学習による経験の量と質の総和」
によって決定されると判断でき
ます。したがって、次の等式が
成り立ちます。「時間の心理学
的な長さ=時間の物理的な長さ
÷ 新しい体験や、学習による
経験の量と質の総和」分子の「
時間の物理的な長さ」は年齢で
変動しますが、分母の「新しい
体験や学習による経験の量と質
の総和」が大きくなればなる程、
「時間の心理学的な長さ」は小
さくなることから、時間がゆっ
くり長く流れると感じられます。
ジャネの法則によれば、10歳の
1年間は10分の1(0.1)に感じ
られるので、50歳の1年間の「
時間の心理学的な長さ」を10歳
の1年間の「時間の心理学的な
長さ」と等しくするためには、
次の等式が成り立ちます。10歳
は0.1=10/100 50歳は0.1=
50/500 つまり、50歳の1年間
の「時間の心理学的な長さ」を
10歳の1年間の「時間の心理学
的な長さ」と等しくするために
は、「新しい体験や学習による
経験の量と質の総和」を5倍に
高めればよいことが分かります。
では、「新しい体験や学習によ
る経験の量と質の総和」を5倍
に高め、歳を重ねると時間を速
く短く感じるとする、ジャネの
法則を克服するためには、どう
すればいいのでしょうか? たと
えば、幾つになっても、ゴール
と目標を持ちつつ、様々な経験
や挑戦を止めず、勇気や好奇心
や情熱を燃やし、新しい自分の
可能性を開発し続けます。失敗
を恐れず、後悔せず、希望を諦
めず、充実感・満足感・達成感
を実感しながら生きます。常に
ポジティブに、前向きに考えて
行動します。いつも小学校1年
生のワクワク・ドキドキの気持
ちを忘れないようにします。つ
まるところ、若々しさや向上心
を心がけることに尽きます。こ
のように、未来に向かって意欲
的にチャレンジしながら、新し
い体験や、学習による経験量の
総和を増やせば増やすほど、歳
を重ねても時間の流れはゆっく
りと長く感じられます。5倍の
勇気・好奇心・健康さえあれば、
10歳のような若々しさを感じな
がら、ゆっくりと、ゆったりと
生きられます。なぜなら、人間
は快楽を好み、幸福を求め成長
を願い、貢献することに喜びを
感じる社会的な動物だからです。
つまり、神経伝達物質のドーパ
ミン、ノルアドレナリン、セロ
トニンが分泌されればされる程、
多幸感、快感、自己肯定感が煽
られ、ますますアクティブにポ
ジティブに考え、行動するから
に他なりません。1日24時間、1
年365 日という時計時間は一生
変わりません。しかし、大脳に
セットされている生理時間は、
自分の意識や行動を変えれば、
いくらでも変えらます。 一瞬
一瞬を生ききりましょう。捲ま
ず撓まず走り続けましょう。そ
の時、あなたの人生の生理時計
は、ゆっくりと長く逞しく、時
を刻んでいると考えられます。

ジャネの法則について解説して

いる動画です。



 
生理期間中に、荷物を整理す
る。笑

 
 
 
 
 
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2】 微小生物の脳と行動を同時観察可ロボット 顕微鏡

 
 
 
 
 
 
狙った場所に正確に光を当て
られる「プロジェクションマッ
ピング(PM)」と、動く物体
を自動追跡する技術を組み合わ
せて、動き回る微小な生物の脳
と行動を同時に観察できる「ロ
ボット顕微鏡」を開発したと、
大阪大などのチームが発表しま
した。

チームは、顕微鏡の英語名の頭
文字を取って「オーサカベン(
OSACaBeN)」と名付け
ました。

脳の機能を詳しく、調べられる
装置として、電子版科学誌「サ
イエンティフィック・リポーツ」
に5月19日、掲載されました。

Optogenetic Stimulation Asso
ciated with Calcium imaging
for Behaving Nematode (線虫
への光遺伝子刺激とカルシウム
イメージング):OSACaBeNの、
正式名称です。

PMは、コンピューターグラ
フィックスの立体映像を、建物
や動きのある物に投影する技術
です。芸術や、イベントなどで
活用されています。

オーサカベンでは、PMに使
う発光装置が発射する光で、動
く微小な生物の脳を細胞レベル
の精密さで刺激し、行動を観察
します。生物を載せた台座が、
動きに合わせて移動するため、
生物が常にレンズの真下に来る
ように設計されています。

チームは、オーサカベンで、
生きた線虫(体長約1ミリ)の
脳のうち、エサを見つけた時に
活発になる部位を突きとめ、光
を当てました。すると、エサが
ないのに、まるでエサを見つけ
たかのような動きをすることも
確かめました。
チームの木村幸太郎・大阪大
准教授は「オーサカベンで脳と
行動の関係を調べれば、これま
でわかっていなかった脳の働き
を解明できる」と話しています。

微小物体を自在に操る ナノマイ

クロ操作技術についての動画で

す。



 
 
増した膨張率の棒を使い真下
に落とす。笑

 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
小学生の時よりも大人になっ
た今のほうが、1年間を短く感
じるというジャネの法則ですが
感覚的には、しっくりくるとい
うイメージを持ちました。大人
になると心理的な経験量と物理
的な頻度の総量は、増大するも
のの、処理速度が速まり、処理
量も増えるので、それが記憶に
蓄積されにくいために、時間が
速く短く流れると感じるという
理屈は、一年365 日労働してい
る私としては、違和感がありま
せん。一生懸命、集中して働い
ていると時間が経つのを忘れる
と言った方が良いのかも知れま
せん。
狙った場所に正確に光を当て
られる「プロジェクションマッ
ピング(PM)」と、動く物体
を自動追跡する技術を組み合わ
せて、動き回る微小な生物の脳
と行動を同時に観察できる「ロ
ボット顕微鏡」を開発したのは
素晴らしい業績です。オーサカ
ベンで脳と行動の関係を調べて、
これまでわかっていなかった脳
の働きを解明して欲しいと思い
ました。

微笑して微小な生物を観察す
る。笑

 
 
 
 
 
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