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2017-04-14 00:52:26

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診療マル秘裏話   号外Vol.573 平成28年6月12日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
 
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目次

1)アレルギー疾患の舌下免疫療法の仕組みを解明
2)危険な感染症拡大に連携し危機対応する枠組み

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
1】 アレルギー疾患の舌下免疫療法の仕組みを解明

 
 
 
 
 
 
東北大学(東北大)は5月12日、
花粉症などのアレルギー疾患の
根本的な治療法として注目され
ている舌下免疫療法の仕組みを
明らかにしたと発表しました。

同成果は日本学術振興会 特別
研究員(PD) 田中 志典氏と東北
大学大学院 歯学研究科 口腔
分子制御学分野 菅原 俊二教授
らの研究グループによるもので、
5月11日付けの英国科学誌「Muc
osal Immunology 」電子版に、
掲載されました。

舌下免疫療法は、舌の下の粘膜
からアレルギーの抗原を吸収さ
せ症状の改善を図るアレルギー
治療法ですが、その詳しい仕組
は、これまでわかっていません
でした。

同研究グループはマウスの舌下
に抗原を入れた際に、所属リン
パ節である顎下リンパ節で免疫
を抑える働きをもつ、制御性T
細胞が誘導されることを発見し
ました。そこで、口腔粘膜にお
いて、抗原をT細胞に提示しT
細胞を活性化させる役割をもつ
抗原提示細胞に着目しました。
これを精査した所、口腔粘膜の
抗原提示細胞は、マクロファー
ジ、樹状細胞およびランゲルハ
ンス細胞に分類され、このうち
樹状細胞がレチノイン酸とTGF-
β依存性に制御性T細胞を誘導
する能力をもつことを見出しま
した。

さらに、同研究グループは舌下
に入れた抗原の行方を追跡しま
した。すると、まず口腔粘膜の
マクロファージが抗原を取り込
み、次いで、樹状細胞が抗原を
顎下リンパ節に運搬し、そこで
抗原提示を行い、制御性T細胞
を誘導することが明らかになり
ました。

舌下免疫療法は、これまで花粉
症等のアレルギー性鼻炎や喘息
に有効であることが示されてい
ましたが、このように制御性T
細胞が誘導されるのであれば、
他のアレルギー疾患の抑制にも
有効である可能性があります。
同研究グループは、この点につ
いても検討し、舌下免疫療法が、
ツベルクリン反応、接触性皮膚
炎、金属アレルギーなどといっ
た遅延型アレルギーの抑制にも
有効であることを明らかにしま
した。さらに、舌下免疫療法を
施したマウスの顎下リンパ節か
ら制御性T細胞を取り出し舌下
免疫療法を行っていない別のマ
ウスに移入したところ、そのマ
ウスでも、遅延型アレルギーの
発症が抑制されたという事です。

以上により、アレルギーを抑制
する機能をもっているのは舌下
免疫療法によって顎下リンパ節
に誘導された制御性T細胞であ
ることが明らかになったといえ
ます。 今回の研究について同
研究グループは、舌下免疫療法
の効果を増強するための重要な
基礎研究であり、今後の応用が
期待されるとしています。

舌下免疫療法について解説して

いる動画です。



 
成魚の漁を制御する。笑

 
 
 
 
 
 
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2】 危険な感染症拡大に連携し危機対応する枠組み

 
 
 
 
 
 
 
 
エボラ出血熱や新型インフル
エンザの世界的流行のような、
世界保健機関(WHO )だけでは
対応できない、危険な感染症の
拡大に備え国連事務総長の判断
で関係機関が連携して危機対応
に当たる枠組みの創設に先進7
カ国(G7)が26~27日に開かれ
る主要国首脳会議(伊勢志摩サ
ミット)で合意することが19日、
分かりました。首脳宣言に盛り
込み、G7主導で、国連など関係
機関に創設を働き掛けます。

2014年に西アフリカでエボラ
出血熱が、発生した際に、WHO
に初動対応に当たる体制がなく、
封じ込めに失敗したと批判され
たことが理由です。G7は、国連
中心の対応策構築を急いでいま
す。

危険な感染症のランキングの

動画です。途中から重なって

いるのが残念です。



 
G7主導で、手動の機構を開設
する。笑

 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
花粉症などのアレルギー疾患
の根本的な治療法として注目さ
れている舌下免疫療法の仕組み
を解明したのは、偉大な業績と
言えましょう。この業績は舌下
免疫療法の効果を増強するため
の重要な基礎研究であり、今後
の応用を期待したいものです。
エボラ出血熱や新型インフル
エンザの世界的流行のような、
世界保健機関(WHO )だけでは
対応できない、危険な感染症の
拡大に備え国連事務総長の判断
で関係機関が連携して危機対応
に当たる枠組みの創設がG7で
(伊勢志摩サミット)で合意さ
れることになったのは、大きな
前進です。 国連中心の対応策
構築は、分かるのですが現在の
事務総長では、少し力不足であ
る気がします。次期事務総長に
素晴らしい人材が登用される事
を期待したいと思います。

総長直々に、次期事務総長を
早朝に指名する。笑

 
 
 
 
 
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