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2017-04-12 04:31:51

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診療マル秘裏話   号外Vol.571 平成28年6月10日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
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目次

1)抗炎症作用を持つスタチンは腎結石発症を抑制する
2)慢性腎臓病が悪化するリスク を予測できる可能性

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
1】 抗炎症作用を持つスタチンは腎結石発症を抑制する

 
 
 
 
 
 
尿路疾患の中で、最も多い腎
結石に関する複数の最新知見が
5月6日の米国泌尿器科学会(AU
A )年次集会で発表されました。
同学会が同日のリリースでその
一部を紹介しています。

肥満や、脂質異常症が前炎症
状態を介して腎結石のリスクを
高める一方で、抗炎症作用を持
つスタチンは、腎結石形成から
保護的に作用する可能性が示唆
されています。そこでイリノイ
州の研究グループは、脂質異常
症患者10万1250例の、スタチン
服用状況と腎結石の新規発症の
関連について検討しました。そ
の結果、スタチン使用群での腎
結石新規発症率は3.8 %と、非
使用群の4.7 %に比べ低いこと
が分かりました。

ノースカロライナ州の研究グ
ループは、気候の変化と腎結石
に関するリスク因子が向こう35
年の腎結石有病率に与える影響
について発表しました。 各種
統計を用いて気候や地理的要因、
肥満人口の変動が腎結石の患者
数に与える影響を検討したとこ
ろ、米国では、主に肥満人口の
増加により腎結石の患者割合が
8.8 %から10.6%に増大すると
の推定を示しています。これに
伴い医療費や疾病負担の増大が
懸念されるという事です。研究
グループは今回の結果を踏まえ
て、脂質改善療法や腎結石再発
予防のための簡便なフォローア
ップ体制の確立が重要と述べて
います。

抗炎症作用が強いカモミールを

使って、犬のケアーを行うとい

う動画です。



 
 
勉強会欠席者が腎結石になる。


 
 
 
 
 
 
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2】 慢性腎臓病が悪化するリスク を予測できる可能性

 
 
 
 
 
 
血液中にわずかに含まれるア
ミノ酸の量から、慢性腎臓病が
悪化するリスクを、予測できる
可能性があると、大阪大などの
チームが18日、英科学誌サイ
エンティフィック・リポーツに
発表しました。人工透析をせず
に済むよう予測に基づいて積極
的に治療するなど応用できそう
だということです。

アミノ酸は、立体構造が異な
るL型とD型があり、大部分は
L型。ごく微量のD型にも様々
な役割があるとされ、近年は高
い精度で型を分けて計測できる
ようになってきました。

研究チームは、慢性腎臓病の
患者さん118人の血液と病状
の変化を調べました。 血中の
アミノ酸の一つ「セリン」のD
型の量が少ない集団は、4年後
に人工透析が必要になるなどし
たのは25%でしたが、量が多
い集団では75%でした。別の
アミノ酸「アスパラギン」でも
同じ傾向でした。

D型のアミノ酸と腎臓病との
関わりはまだ分かっていません。
阪大の猪阪善隆教授(腎臓内科)
は「慢性腎臓病の予後を予測で
きる可能性に加え治療薬の開発
につながるかもしれない」と話
しています。

腎臓病の危険信号についての

動画です。



 
 
 
化膿する可能性大。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
肥満や、脂質異常症が前炎症
状態を介して腎結石のリスクを
高める一方で、抗炎症作用を持
つスタチンは、腎結石形成から
保護的に作用する可能性が示唆
されていることが分かったのは、
偉大な業績です。脂質改善療法
や腎結石再発予防のための簡便
なフォローアップ体制の確立を
急いで頂きたいと思います。
血液中にわずかに含まれるア
ミノ酸の量から、慢性腎臓病が
悪化するリスクを、予測できる
可能性があることが分かったの
は、素晴らしい業績であると思
います。 慢性腎臓病の予後を
予測できる可能性に加え治療薬
の開発に、ぜひ繋げて頂きたい
ものです。

四足で走行中、走行予測を立
てる。笑

 
 
 
 
 
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