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2017-02-26 00:13:49

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診療マル秘裏話 Vol.590 平成27年4月2日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
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目次

1)米国で十二指腸内視鏡を介した多剤耐性菌の感染
2)顔の認識時の人間の脳活動を、MRI で詳細に解明

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
1】 米国で十二指腸内視鏡を介した多剤耐性菌の感染

 
 
 
 
 
 
 
日本消化器内視鏡学会は,3月
13日、米国で十二指腸内視鏡を
介した、カルバペネム耐性腸内
細菌(CRE) など、多剤耐性菌
感染症のアウトブレイクが問題
となっていることを受け、会員
に各種内視鏡の洗浄や消毒など
の手順を守るよう注意喚起を発
しました。この問題を巡っては、
米国食品医薬品局(FDA)が2月
に警告を発する事態となってお
り、厚生労働省も関連学会を通
じて医療機関への周知を求めて
います。

同学会によると、米国では、
十二指腸内視鏡を起因とした
CRE 伝播に関する報道が相次い
でいるということです。 厚生
労働省は、日本に流通している
十二指腸内視鏡は米国で流通す
る製品よりも洗浄に有利な構造
で、腸内細菌科細菌のカルバペ
ネム耐性率は、米国の11%に対
して日本は1%以下と必ずしも
これら多剤耐性菌の感染リスク
は同等ではないとの見解を示し
ています。ただし、日本国内で
の感染リスクが十分に小さい事
は確認されていないとして、
関連学会などが示すガイドライ
ンや製造販売業者が定めた使用
法を順守するよう呼び掛けてい
ます。

米国の軍人病院で、内視鏡による

感染症が発生したというニュース

動画です。



 
 
私用で使う機械の仕様を見て、
使用法を確認した。笑

 
 
 
 
 
 
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2】 顔の認識時の人間の脳活動を、MRI で詳細に解明

 
 
 
 
 
 
生理学研究所は3月12日、顔
を認識している時の人間の脳活
動を、機能的磁気共鳴画像法
(fMRI)を用いて詳細に解明し
たことを発表しました。 この
研究結果は、同研究所の松吉
大輔研究員(現所属:東京大学)、
柿木隆介教授、定藤規弘教授ら
の研究グループによるものです。
米科学誌「The Journal of
Neuroscience」の3月11日号に
掲載されています。
ヒトは物の認識が得意であり、
明るさなどの見え方が変わって
も、それがそれであると簡単に
判断を下すことができます。し
かし、顔が逆さまになっている
と正確な認知が、とても困難に
なります。これは「倒立顔効果」
として知られています。今回の
研究では、この現象が生じる
脳内メカニズムを調査し、この
現象を調べる事で目に入る情報
は全く同じなのに、うまく顔認
識ができない理由を知ることが
できると考えたということです。
研究グループは正立顔と倒立
顔を認知する時の脳活動の相違
を比較しました。また、fMRIに
よりヒトの脳のどの場所が活動
しているかを知ることができま
すが、「どこ」だけでは、脳全
体としてどのように働いている
かは分からないため、脳内での
信号の流れをモデル化すること
で、脳が「どのように繋がって
いるか」その脳内ネットワーク
を調べたということです。
通常、ヒトの脳は、顔認識に
関わる部位と、物体認識に関わ
る部位が別々の場所に分かれて
存在しますが今回の研究の結果、
通常の向きの顔では物体認識に
関わる脳部位が抑制を受けて
「物ではなく顔とはっきり分か
る」のに対し、逆向きの顔では
抑制が行われていないために
「顔を物としても処理してしま
う」曖昧な状態になっている可
能性が示されました。 また、
このような抑制の一方で、顔認
識を担う複数の領域間の協調
(繋がり)が、顔認識の成績と
関連していることが、判明しま
した。
つまり、顔認識には不必要な
部位を活動させないようにしつ
つ、顔認識部位だけをうまく働
かせることが、正常な顔認識に
とって重要であることが分かっ
たということです。
今回の結果について研究グル
ープは、人口のおよそ2%と推定
される相貌失認などの顔認識に
障害のある疾患の原因解明につ
ながる可能性があると示唆して
います。

脳MRIの正常解剖図について

解説している動画です。



 
司祭が仔細を示唆した。笑

 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
日本に流通している十二指腸
内視鏡は米国で流通する製品よ
りも洗浄に有利な構造であると
いうところが、国のものづくり
に対する姿勢を浮き彫りにして
いると感じました。このような
感染が起こるということを予想
して、感染が起こりにくく設計
されているのだと思いました。
しかし、なおも勝って兜の緒を
締めよと言うが如く、関連学会
などが示すガイドラインや製造
販売業者が定めた使用法を順守
するよう呼び掛けているという
のは、石橋を叩いて渡る良いお
心掛けであると感じました。顔
が逆さまになっているだけで、
正確な認知が、とても困難にな
るということは、知りませんで
した。コロンブスの卵と言えま
しょう。
聖像を清三さんが製造。笑

 
 
 
 
 
 
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