2017-01-01 00:46:17

カテゴリー：ブログ

藤田のブログランキングアップにご協力お願いします。
以下のバナーをぽちっとクリックお願いします。



美白·美肌ブログランキングへ

 
 
 
 
診療マル秘裏話　Vol.582 平成27年1月29日作成
作者　医療法人社団　永徳会　藤田　亨

 
 
 
 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
 
 
目次

1)心不全発症前BMI 高値は長期の良好生存転帰と関連
2)生理痛の時は腹痛、頭痛に加え下痢も起こりやすい

 
 
 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
 
1】 心不全発症前BMI 高値は長期の良好生存転帰と関連

 
 
 
 
 
 
 
米国心臓病学会（ACC）は12月
22日,心不全発症前のBMI高値が、
長期にわたり良好な生存転帰と
関連することを示した初の研究
結果を紹介しました。Journal
of the American College of
Cardiology誌に掲載されました。
本研究は、Atherosclerosis
Risk in Communities研究のデ
ータより、患者1487人の心不全
診断前のBMI（肥満、過体重、
正常）を確認し、発症後の生存
率を10年間追跡しました。心不
全の診断前、大半の患者が過体
重（35％）か肥満（47％）でし
た。追跡期間中に患者の43％が
死亡しました。うち正常BMI群
の死亡率は51％だったのに対し、
過体重群は45％、肥満群は38％
で、正常BMI群より死亡率が低
いという結果が出ました。肥満
および過体重患者は元々、高血
圧や糖尿病などの他の健康問題
を抱えている可能性が高いとい
うことが分かりました。

研究者らはこうした結果を、
肥満患者は正常BMI患者に比べ
て代謝備蓄が高く、心不全によ
り体重減少しますが、備蓄によ
り生存に有利に働く可能性があ
ると考察しています。併せて、
肥満の心不全患者は心不全のプ
ロセスの早い時期に症状が現れ
る可能性があると指摘していま
す。

急性心不全について解説して

いる動画です。



 
遊離した脂肪が代謝され、
有利に働く。笑

 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
 
 
2】生理痛の時は腹痛、頭痛に加え下痢も起こりやすい

 
 
 
 
 
 
生理痛の時は腹痛、頭痛に加
え、下痢も起こりやすいことが
明らかとなりました。ライオン
の調査によると一年のうち常に
不調を感じている女性は、７割
以上に達しており、とくに生理
時に不調を感じる人の数が多い
ことが分かりました。生理時の
下痢に対しては約７割が対処し
ていない状況で、メカニズムを
理解し正しい予防・対処を行う
ことで軽減できると考えられて
います。

生理周期で下痢が起こるのは、
ホルモンの量の変化によるもの
といわれる。生理のときは心理
的にも不安定な状態が続くため
ストレスから下痢を起こすこと
もあります。

ライオンの調査によると２０
～４０代女性が感じる不調は、
生理時の腹痛（２５％）、頭痛
（１８％）、下痢（１７％）と
生理時をあげる人が多く、体質
的なものだったりホルモンバラ
ンスの乱れと考えている人が多
いことが分かりました。

腹痛や頭痛の人は、市販薬を
服用したり体を温めたりする人
が多いのに対して、下痢の症状
には何も対処していない女性が
７割と最も多い結果となりまし
た。対処方法が分からないとい
うのが主な理由です。

ライオンのヘルスケアマイス
ターは体を冷やさないことが、
まず重要で、下痢を引き起こす
ことがある糖類、甘味剤、刺激
物の摂取は控え、下痢が続くよ
うなら市販の下痢止めを使用す
るのも１つの方法とアドバイス
しています。

生理痛について女性が語って

います。



 
生理の時の下痢の対処法を、
整理する。笑

 
 
 
 
 
 
 
 
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 
 
 
 
 
 
 
編集後記

 
肥満患者は正常BMI患者に比べ
て代謝備蓄が高く、心不全により
体重減少しますが、備蓄により
生存に有利に働く可能性があると
考察しているようですね。脂肪の
組織には、脂肪細胞だけではなく
脂肪幹細胞があることを忘れては、
なりません。脂肪が代謝されると
いうことは、脂肪幹細胞が心不全
という体の危機に対処するため、
働き出すと考えるのが自然では、
ないでしょうか？脂肪幹細胞は、
遊離すると、体の障害の修復に働
くことが分かっています。生理の
時の下痢の対処法は、体を冷やさ
ないことが、まず重要で、下痢を
引き起こすことがある糖類、甘味
剤、刺激物の摂取は控え、下痢が
続くようなら、市販の下痢止めを
使用するのも１つの方法と言う事
は、女性の皆さんは、覚えていた
方が良いと思われます。特に10代
の若い女性は、いいかっこをした
くて、ミニスカートや短パンを穿
きたがる人が多いようです。私の
娘も10代の頃は、そんな恰好をし
ておりましたので、妻がちゃんと
毛糸のパンツを穿いてお腹を温め
るように指導していたのを見かけ
ました。余りいいかっこ（身体を
冷やす恰好）は良くないと言える
でしょう。

いい恰好は、格好の生理痛の
被害に遭いやすい。笑

 
 
 
 
 
 
 
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

このメールマガジンは以下の配信システムを利用して
発行しています。
解除の手続きは下記ページよりお願い致します。
「まぐまぐ」www.mag2.com/m/0000121810.html
（イジニイワト）

発行者名　　医療法人永徳会　皿沼クリニック院長
藤田　亨
職業　　　　医師の箸くれ（はしくれ）
運営サイト　www.eitokukaisalanuma.or.jp/ ご意見・ご感想・励ましのお便りお待ちしております。
sara2162@atlas.plala.or.jp このマガジンの掲載記事を無断で転載・使用すること
を禁じます。
ただしお友達への転送はご自由はご自由です。