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2017-01-30 01:36:20

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診療マル秘裏話  号外Vol.508 平成28年3月29日作成
作者 医療法人社団 永徳会 藤田 亨

 
 
 
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

 
 
 
 
 
 
 
 
 
目次

1)ガンの増殖と免疫機能低下に関わる酵素を阻害
2)問題解決に向け積極的、計画的な行動をとる人

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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医療界のトピックスを紹介するこのメールマガジンは
1週間に1回の割合で発行しています。もっと回数を増や
して欲しいという要望もあるのですが、私の能力のなさ
から1週間に1回が限度となっています。これからも当た
り前の医療をしながら、なおかつ貪欲に、新しい知識を
吸収し読者の皆様に提供してゆきたいと思っております。
不撓不屈の精神で取り組む所存ですのでどうかお許し下
さい。

 
 
 
 
 
 
1】 ガンの増殖と免疫機能低下に関わる酵素を阻害

 
 
 
 
 
 
 
千葉大学大学院理学研究科は、
ガン細胞を直接死滅させると同
時に、ガン免疫を高めることに
成功しました。 ガンの増殖と
免疫機能の低下にかかわる酵素
を阻害する化合物を発見しまし
た。相乗効果により、ガン細胞
を効果的に死滅させられる可能
性があります。 これまでの抗
ガン剤は正常な細胞の増殖機構
にも作用してしまいます。とく
に脊髄細胞では、分化増殖能が
低下して免疫系の不全の引き金
となっていました。 分子標的
治療薬は、正常細胞に標的蛋白
質が発現しているなどの課題が
ありました。

坂根郁夫教授らの研究グルー
プが酵素ジアシルグリセロール
キナーゼ(DGK)の一つであ
るαアイソザイム(DGKα)
を、阻害する化合物を発見しま
した。ガン細胞の細胞死を直接
誘導するとともに、ガン免疫の
亢進作用があることを突き止め
ました。

DGKαは、悪性黒色腫や肝
細胞ガンの増殖を強力に促進さ
せるだけでなく、免疫機能を担
うTリンパ球の増殖停止や不活
性化を誘導することが知られて
います。DGKαの活性を阻害
できれば、ガン細胞死の、直接
誘導に加え、ガン免疫を高める
ことで、ガン細胞死を促進する
ことが見込まれます。DGKα
阻害剤は夢のガン治療薬となる
ことが期待されます。

最新のハイスループットスク
リーニング系を用いて東京大学
創薬機構の化合物ライブラリー
を探索DGKαを特異的に阻害
する化合物をみつけました。得
られた化合物は実際にガン細胞
の死滅を促しTリンパ球を活性
化することも確かめました。化
合物の最適化などに取り組み、
次世代抗ガン剤の早期開発を目
指します。

マイクロRNAによるガン治療に

ついて解説している動画です。



 
 
お得意さんが、特異的に阻害
する化合物を発見した。笑

 
 
 
 
 
 
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2】 問題解決に向け積極的、計画的な行動をとる人

 
 
 
 
 
問題解決に向けて積極的、計
画的な行動をとる人は、消極的
な人に比べ、ガンや脳卒中、心
臓病で亡くなるリスクが低くな
るとの調査結果を国立ガン研究
センターなどの研究チームが、
まとめました。

調査は、50~79歳の約5
万7000人を,7~11年間追跡
しました。 日常生活での問題
対処法についての、アンケート
調査で、「計画を立て実行する」
「誰かに相談する」「状況のプ
ラス面を見つける努力をする」
などの積極的な行動をとる頻度
が高い群と低い群に分け、ガン
や脳卒中などの発症やそれに伴
う死亡のリスクに違いがあるか
を調べました。

その結果、積極的な行動をと
る頻度が高い人は、低い人に比
べ、ガンの発症には差がありま
せんでしたが、ガンでの死亡リ
スクは15%低いという結果が
でました。脳卒中の発症リスク
も15%低く、脳卒中と心臓病
を合わせた循環器疾患で亡くな
るリスクは、26%低いという
結果がでました。

調査した井上真奈美・東京大
特任教授は「問題解決に積極的
な行動をとる人は、検診を受け
てガンを早期発見したり、生活
習慣の改善に取り組んだりする
可能性が高いため、ガン死亡等
のリスクが低いと考えられる」
と分析しています。

消極的心構えの人が危険である

ことを示している動画です。



 
 
週刊誌を買う習慣。笑

 
 
 
 
 
 
 
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編集後記

 
 
 
 
ガンの増殖と免疫機能の低下
にかかわる酵素を阻害する化合
物を発見したのは、偉大な業績
と言えます。今までの抗ガン剤
は、ガンに効果的であったのか
もしれませんが、免疫機能低下
をきたすものが多かったと思わ
れます。ただこの化合物もガン
幹細胞に効果的かどうかについ
ては、たぶん分かっていないと
思われるので、ガン幹細胞に、
対する効果を調査して頂きたい
と思います。ガン細胞に効果的
でも、ガン幹細胞に効果的でな
ければ、やがては、再発転移を
考えなければならないからです。
問題解決に向けて積極的、計
画的な行動をとる人は、消極的
な人に比べ、ガンや脳卒中、心
臓病で亡くなるリスクが低くな
るとの調査結果が出たのは喜ば
しいことです。患者さんもぜひ
問題解決に向けて積極的になっ
て頂きたいと思います。 キリ
スト教では、「叩けよ、さらば
開かれん」という諺があります。
病気治療にも問題解決に向けて
積極的、計画的な行動をとる事
は、治療の成否を分ける、重要
な要因であると認識しています。

怪傑ゾロが問題を解決する。


 
 
 
 
 
 
 
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